10月27日の日経新聞朝刊に、JR大阪三越伊勢丹の記事が掲載されていました。(日経新聞電子版申し込みはこちら )
西 日本旅客鉄道(JR西日本)は26日、子会社が運営する百貨店のJR大阪三越伊勢丹の営業不振を受け、2012年4~9月期に188億円の減損損失を計上 したと発表した。現状ではこれまでの投資に見合う収益が見込めないため。すでに商品戦略の見直しなどを進めているが、今後は「事業再生を目指した抜本的な 対策」を検討する。(2012年10月27日日経新聞朝刊より)
この記事を読んでわかったことは、JR大阪三越伊勢丹の不振ぶり。記事には、次のような数字が掲載されていました。(参考資料はこちら )
【JR大阪三越伊勢丹の不振ぶり】
◯初年度の売上高 310億円 対目標値56.4%(目標売上高は550億円)
◯2012年4~9月売上高 152億円(通期計画は340億円)
通 期売上高計画値の半分に届かなかったことから、目標達成が危ぶまれています。梅田の百貨店ウォッチャーとして実際に店舗を見ても、他の百貨店・SCと比べ て明らかに客数は少ないです。ちなみに、梅田界隈の百貨店の半期の売上高をまとめると、次のようになります。(決算月が異なるため、期間は違いますが6ヶ 月間の売上実績になります。)
【梅田界隈の百貨店の半期売上高】
◯阪急うめだ本店 512億円
◯阪神梅田本店 447億円
◯大丸梅田店 310億円
◯JR大阪三越伊勢丹 152億円
JR大阪三越伊勢丹の半期売上高は、大丸梅田店の約1/2、阪神梅田本店の約1/3、阪急うめだ本店の約30%というのがわかるかと思います。客単価が同じと考えれば、客数は売上高と同じぐらいの割合になります。肌感覚として、だいたい合っているように思えます。
エイチ・ツー・オーリテイリングのIR資料を見たところ、JR大阪三越伊勢丹と半期売上金額が近い阪急のお店は、西宮阪急・博多阪急であることがわかりました。その半期売上高は、
西宮阪急 115億円
博多阪急 173億円
です。そこで、この2店とJR大阪三越伊勢丹の、面積あたりの売上高を調べてみました。
【JR大阪三越伊勢丹・西宮阪急・博多阪急の面積あたりの半期売上高比較】
◯JR大阪三越伊勢丹 30.4万円(商業施設面積約50,000平方メートル )
◯西宮阪急 46.0万円(売り場面積25,000平方メートル)
◯博多阪急 41.2万円(売り場面積約42,000平方メートル)
西宮阪急の売上効率の高さが際立っていることがわかるかと思います。そこで、梅田の各百貨店の面積あたりの半期売上高も調べてみました。
【梅田の各百貨店の面積あたりの半期売上高比較】
◯阪急うめだ本店 102.4万円(売り場面積約50,000平方メートル)
◯阪神梅田本店 84.3万円(売り場面積約53,000平方メートル)
◯大丸梅田店 48.4万円(売り場面積約64,000平方メートル)
西宮阪急と大丸梅田店は、ほぼ同じ数値。梅田と西宮北口の集客数を比較すれば、西宮阪急が、いかに販売力のある百貨店かがわかるかと思います。この販売力の裏には、売上を増やす仕組みがあるはず。今度西宮阪急に行った時には、この仕組みを探りたいと思います。
☆今回のまとめ☆
JR大阪三越伊勢丹と半期売上の近い西宮阪急は、面積あたりの売上高は大丸梅田店並に高い。
販売力の高い百貨店と言えるだろう。
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☆今日のこぼれ話☆
そう言えば、最近JR大阪三越伊勢丹のチラシは入っていません。
集客方法を変えたのでしょうか。
個人的には、サービスが良く売り場が面白い百貨店なので、頑張って欲しいです。
☆昨日の目標→その結果☆
投稿スケジュールに変動があるため、別の機会に公表します。
☆アニキ金本知憲の言葉☆
「『痛いのはあたりまえ。打てないときがあるのも当然だ。』」(『覚悟のすすめ』 より)
