日経新聞電子版

 

普 段日経新聞を愛読しているのですが、紙面に電子版に関する記事・内容が登場することが多々あります。これは、電子版の会員を増やしたいからに他なりませ ん。紙媒体で電子版について触れることにより、サイトへ誘導できるからです。そして、気になる記事があれば、たいてい会員登録(もしくは有料会員登録)を 促されます。まるで、日経新聞には、サイトへのリンクがあるみたい。

 

ちなみに、私がブログに日経電子版への申し込みリンクをよく貼っているのは、日経とアフィリエイト契約しているわけではありません。ただ、日経新聞という有料媒体の記事を使わせていただく場合、日経さんへ配慮しているにすぎません。

 

そんな日経電子版も、有料会員が順調に増加しているようです。

 

日本経済新聞社は17日、2012年6月の「日本経済新聞」朝刊販売部数(日本ABC協会公査)と7月1日時点の「電子版」会員数を公表しました。新聞部数と電子版有料会員数を合わせた購読数は318万8391となります。(edgefirstさんのブログより


 

有料会員数は、約22万人に足しいています。

 

有料会員数の変遷は、次の日経サイト にまとめられています。


【日経電子版有料会員数の推移】

2010年3月 0(創刊)

2010年4月 6万人突破

2010年7月 7万人突破

2011年8月 15万人突破

2012年7月 21万人突破

 

一方で、紙の販売部数は減少傾向になります。(2010年下期からは増加)人口が減少している以上、これは仕方ないことです。

 

【日経新聞朝刊の販売部数の推移】

2010年下期平均 301.5万部

2011年上期平均 303.0万部

2011年下期平均 301.1万部

2012年上期平均 298.5万部

※こちらのサイトを参照

 

販売部数は読者数に比例します。よって、人口減少が続く限り、日経新聞が日本で販売部数を増やすことは、至難の業。(他紙から読者を奪うという方法もないわけではないですが。)そこで、登場したのが日経電子版なのです。

 

日経新聞が日経電子版を提供するメリットは、

 

客単価の向上

 

にあります。つまり、既存読者に新たに日経電子版の有料会員になってもらうことで、客単価を1000円(22.8%)増やせることになります。このために、紙媒体の日経新聞で、日経電子版の良さをしつこいほど訴えているのです。

 

さらに、

 

新規顧客の獲得

 

というメリットもあります。これは先程「至難の業」と述べた、他紙読者の獲得であり、また新聞未購読層の開拓でもあります。これは、その価格体系を見れば、理解できるかと思います。

 

【日経電子版単独プランと他紙の価格比較】

◯日経電子版単独プラン 4000円

◯日経以外の全国紙 3925円

※日経新聞(紙媒体) 4385円

 

電 子版単独プランの価格は、他紙と釣り合うように設定されていることがわかるかと思います。他紙と同一価格にしなかったのは、紙媒体にはない電子版のメリッ ト(更新頻度の高さ、記事の多さ、利便性の高さなど)を訴求すれば、75円の差は理解してもらえると予測したからかもしれません。さらに、紙媒体の日経新 聞の購読料と大きな価格差を付けないことにより、紙媒体から電子版単独プランへの移行を阻止しようとしています。(あくまで予測)

 

この結果、日経新聞の紙媒体・電子版の販売部数・有料会員数は次のようになっています。

 

【2012年6・7月における日経新聞の紙媒体の発売部数・電子版有料会員数】

◯紙媒体朝刊販売部数 297万675

◯電子版有料会員数 21万7716

◯電子版単独プラン会員数 9万8970

◯Wプラン会員数(紙媒体・電子版重複会員) 11万8746

※こちらのサイトを参照

 

紙 媒体購読者のうち電子版有料会員である割合は、4.0%に過ぎません。よって、今のところ、紙媒体購読者をWプランに移行することによる客単価の向上は、 成功しているとは言えません。道半ばでしょう。一方、単独プラン会員のうち、どの程度が新規顧客獲得に当たるのかわかりませんが、紙媒体朝刊発売部数と電 子版単独プラン会員数を合わせる(306万8645)と、2011年下期の発売部数(301.1万)よりも増加しています。一般紙の発行部数が、2005年以降毎年減少 していることを考えると、電子版による新規顧客獲得はある程度成功していると言えるかもしれません。

 

人口減少による影響は、ドメスティックな業界ならば、避けて通れないかと思います。その解決策として、

 

◯既存顧客へ新たな商品を提供することで、客単価の向上を図る。

◯競合商品にはないベネフィットを持つ新商品を発売することで、新規顧客獲得を目指す

 

は、とても有効な方法でしょう。(言うは易し・・・ですが。)そういう意味で、日経新聞は、とてもオーソドックスな方法を採ったのだと思います。

 

☆今日のまとめ☆

日経新聞が電子版を始めたのは、客単価の向上・新規顧客獲得のため。

人口減少のなか売上を増加させるためには、この2つの方法は有効だろう。

 

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☆今日のこぼれ話☆

部屋がひどい汚れよう。

こんなひどい部屋でよく仕事ができるものと、感心するほど。

仕事の前に、片付けないと・・・

 

 

☆昨日の目標→その結果☆

投稿スケジュールに変動があるため、別の機会に公表します。

 

☆アニキ金本知憲の言葉☆

「よし、自分だけはえったいに出てやろうじゃないか。打順なんてどこだっていい。代走も守備固めもいらない選手になる。骨が折れようが、胃に穴が空こうが、身体が動くかぎりグラウンドに立ち続けてやる」(『覚悟のすすめ』 より)