カフェレオは設立して15年目となりますが設立当初は物流を委託する資金的な余裕なども無く蔵前近くに借りた雑居ビルの事務所で全ての入出庫を自身達で行っていました。毎朝到着する商品を当時のスタッフみんなで荷受けして検品します。出荷の準備をして営業に行くという毎日です。時に大量のご注文をいただいた商品の入出荷がある時は近所の宅配便の営業所を間借りしてその場で出荷作業を行うことも少なくありませんでした。年々荷物が増えてくるのですがその度に事務所の隣の部屋を借り、それでも足りなくなると下の階の部屋を倉庫代わりに使うなどとにかく自前で物流作業を行う事にこだわってきました。
むしろ物流を自分たちで行う事にプライドを持つというか仕事の自信の一つだったりした訳ですが、雑居ビルに連日数百個口の荷物の出し入れをすることでエレベーターを占拠してしまったりその他業務にかける時間が無くなってきたりといよいよ限界を感じてきたときに現在もお付き合いをいただいているパートナーの物流会社であるエフトランス株式会社さんとお仕事をご一緒することになりました。
おそらく2007年くらいの時期でしたので6年近くは自分たちで物流作業を行ってきたことになります。
卸会社にとって物流機能は生命線です。どんなにたくさんの注文を受けても物流に余裕が無ければ満足な出荷対応ができません。また多くのメーカーさんと小売業の間に立つ仕事ですからイレギュラーの作業も連発します。その時に小回りの効く対応が取れなければお客様の期待に応えることができません。それだけ重要な役割を担う物流機能ですからやはり自分たちで行ったほうが安心できるという理由もありました。
エフトランスさんとは会社同士で商品の入出荷云々ということよりもそういう考え方の共有から積み重ねてきました。今、振り返っても物流機能を委託した頃から当社の業績が拡大し始めて業務の幅が広がってきたのではないかと思っています。
キャラクターグッズの卸は単価が低く細かい作業が継続的に続く非効率な仕事だと思います。ましてやサイクルが早い業界ですので在庫リスクも含めると決して簡単な業種ではないと思います。
そういう大変な業種の物流をエフトランスさんと数年共にしてきましたが現在ではひと月で10000種類以上の商品を取り扱いし約70万個の入出荷を行う物流センターになりました。年間で計算すると相当な数量になります。
昨年は繁忙期になると在庫商品の置き場が足りなくなる状況が発生しいよいよ増床しなければならない場面を迎えましたが倉庫の移転というのは簡単ではありません。そろそろ真剣に物件を探そうかと考え始めた矢先に同じく横浜・新杉田の場所に大きい倉庫ができるという情報が入り一気に移転計画が進み始めました。新倉庫は駅から5分という好立地の物件です。
この大きい建物の1階・2階の半分づつを借りて今までの約500坪から4倍となる2000坪での展開となります。当社にとっても設立以来初めての大型の投資案件となります。

4倍の規模となりますので社内外の多くの方から心配の声もいただいていますが僕の中では大きいプレッシャーはありますがあまり不安はありません。不安が無いというのは嘘になりますが「これからやるべき事」行うにはこのぐらいの規模が必要であるということが明確だからなのです。
ここから少しこの新物流センターのお話をします。
先ほど現在の物流センターが約500坪と書きましたが、当社の取り扱いの規模を増やす為に4倍に大きくする訳ではありません。
今回の物流機能を担うために当社とエフトランスの合弁で「CPL(カルチャー・パーティー・ロジスティクス株式会社)」を設立しました。いわゆるカフェレオの物流センターでは無く「物流企画」を行う会社を設立した訳です。
長年物流に関わる仕事を行っているといくつかの悩みを抱えます。
ひとつは入荷する商品情報。日々沢山のメーカーさんの商品が入荷しますが入荷する内容もさまざまで運送便や商品特性などで入荷作業の対応に多くの労力を使っています。
もうひとつ表に出ない悩みが破損品です。多くの商品は宅配便を利用して配達されますが、運搬中に起こるダメージで商品のパッケージの破損が発生します。店頭やお客様の手元には良品を届けるよう努力していますが、その手前では多くの破損対応の業務も発生し、情報や商品入れ替えの作業に予定外の労力とコストが発生しています。
そして通販市場の拡大による宅配需要が高まり流通コストが高まっていることと、自然災害による交通事情のリスクです。
特に年末や大型連休前日の繁忙期に荷物が届かなかったり破損品が発生すると対応する時間が取れず担当者達は大変なパニックとなります。
今回の「新物流プロジェクト」は卸であるカフェレオの物流センターが軸となりメーカーさんや小売店のみなさまを同じ場所で「物流機能をシェア」することでみんなの人件費や作業時間、物流コストを圧縮しようという企画なのです。
新杉田は東京湾や横浜港に接する大黒ふ頭から交通アクセスで近距離に位置し、輸入や輸出に時間や搬送コストで圧倒的に有利な場所にあります。搬送する時間が短いということは商品破損が起こる確率も少なくなり配送コストも安くなります。
そしてメーカーさんと倉庫を共有するということは配送費用いわゆる「横持ち」というコストが無くなりますので、手数料のみで商品の移動が可能になります。トラックなどでの商品移動が無くなりますのでここでも破損の確率がほぼ無くなりますし、リードタイムも一日短縮できます。
さらにメーカーさんが行う出荷業務とカフェレオの入荷業務が共有されることになりますのでそれぞれが行っている人的作業も少なくなります。できるだけ担当する本業に専念してもらうということは当社が学んだノウハウを活かすことにもなります。
もちろん保守義務や通常出荷などの大切なプロセスもありますので「CPL(カルチャー・パーティー・ロジスティクス株式会社)」が窓口となって役割を担って行くことになります。
まずはご理解いただけたメーカーさんとご一緒に業務を共有していきながらいずれは小売業の方ともご一緒して、メーカーから小売業までの商流をひとつの場所で担う「ワンストップ」の物流機能を確立することが目的です。
物流コストを圧縮できればそのコストをモノ造りの工程やサービス拡充などに充てることでお客様に反映できるのではないかと思います。ワンストップの物流サービスが実現すればリードタイムも2日以上短縮でき、その分お客様に早く商品が届ける事ができます。
最近の経営リスクのひとつである「自然災害」に大しても交通網のトラブルに影響を受けずに商品の移動が可能になります。
物流は「縁の下の力持ち」的な地味な業種ではありますが、商流を支える大切な事業です。当社が自社物流を外部委託に切り替えた時が「第一次物流改革」の時期だとすれば、今回は「第二次物流改革」に挑む時期と捉えています。
今回の物流プロジェクトは当社のノウハウを最大限活かすためにも同業のみなさまの中で構築していきたいと考えております。物流に悩まれていたり改善を考えたりされている企業様はぜひ遠慮なくお声がけください!
と長々な文章になってしまいすいません。
この土日も既に物流センターのみなさんが休日返上で移転作業を進めてくれていますが、明日29日は当社スタッフも総動員して現場作業を行います。無事に終了して3月1日から通常稼働できることが最初のミッションです。
関係者のみなさまにはなにかとご迷惑もおかけしますがどうぞ宜しくお願いします。
そういう状況が続いていくと「より居心地のよい会社」という風潮に向かっていく訳ですが、むしろ社長室の方が忙しく昼夜問わず追われるような状況の中、矢継ぎ早にスタッフ達が帰宅していく姿を眺めながらやり場のない葛藤に悶々としたりしておりますが、ストレスも頂点に達しような時に、夜遅くからとあるスタッフ達が仕事の進め方で意見をぶつけ合っている姿を見てなんだか安心してしまいました。
設立から15年目を迎えいろいろな人たちに支えながらの現在(いま)がある訳ですが、15年前の当社と勝負した時に果たして勝 てるのかというようなどうにもならない事を考えたりする時もあります。
「平穏」は厳しい状況を戦ってくれる人がいるからこそ成り立っているということはなかなか伝わりません。それでもそういう若い世代も育ってきている場面を垣間みると自分もまだ頑張らねばとエネルギーをもらえた瞬間でした。
こういう夜はきついお酒を飲みたくなります。
ジオクレイパー関連の記事の更新はひさしぶりですが、現在公式ページにて「開発日誌」というコーナーでいろいろご紹介しているのでぜひチェックしていただけると嬉しいです。
最近の更新はワンフェス関連と新商品の拡張ユニットのお話しです。
・開発日誌ー都市トンネル 最新サンプルレビュー
https://geocraper.localinfo.jp/posts/478507
・開発日誌ー都市トンネル 最新サンプルレビュー
https://geocraper.localinfo.jp/posts/478603
・開発日誌 - 女子モデラーさん達がジオクレイパーに挑戦!
https://geocraper.localinfo.jp/posts/485120
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