若き日の引き抜きのお話 | カフェレオグループの社長ブログ

カフェレオグループの社長ブログ

ゲームやアニメーションなどのキャラクターグッズに関わる仕事をやっているカフェレオホールディングスという会社の代表をやっています。
グループ企業で「アルジャーノンプロダクト」「日本卓上開発」「CPL」という会社を運営しています。

先日の飲みの席でスタッフから転職エージェントからスカウトの電話が頻繁にかかってきて困っているとうちあけられて、むしろ折角の機会だから報酬や条件のひとつでも聞いて交渉ぐらいしてきなよと返しておきました。

 

一度の人生の中でエージェントから声がかかるというのも貴重な機会でホテルのラウンジなどでどういう振る舞いで話をされるのか体験してみるのもひとつの人生経験です。とはいえ当社を辞められるのも困るので迷惑な話ではありますが(苦笑)

 

そんな話をしていた時に突如、記憶の隅に眠っていた24歳の時の出来事を思い出しました。

 

当時はパソコン専門店に勤めていて、池袋で店長や5店舗ぐらいのエリアマネージャーをやっていた頃です。マネージャーといっても今思えば真似事のようなものですが。

 

お店に転職エージェントから電話が来て、同業に移籍して欲しいのでぜひ会いたいと。

24歳の自分には外からそういう風にみられているのか自信もなく、むしろ罠じゃないかと疑心暗鬼になっていました。

 

やんわり断ってみるもののしつこく連絡がくるので、勇気を出して直属の先輩に相談してみました。その先輩が先方と話をして断ってやるというのでエージェントの担当を紹介したところ、数日後あろうことかその先輩も移籍するということで話を決めてしまったのです。もちろん僕も込みの話で話をまとめてしまっているのです。

とある商社の子会社の競合店舗であることがわかったことは良かったのですが、当時は給料は悲しいぐらいに低かったけど会社に不満もなかったし、子供も小さくて転職するリスクも取りたくなかったし、何より仲の良い仲間たちがたくさんいたので、この移籍の話はきっぱり断りました。

 

困ったのはその先輩です。僕が一緒に転職することが条件ですので、懐柔されたり怒られたりで、今思えば先輩自身が良い条件を引き出していたかもしれません。

 

結果、この移籍の話は無くなったのですが、後日その先輩がその条件を本社に交渉したらしく僕も込みで巻き込まれて何もしていないのに本社の上司からも叱られるという、踏んだり蹴ったりの出来事となりました。

 

本社からの疑惑ははれるのですが、この出来事をキッカケにその先輩とは良い関係が崩れてしまった記憶があります。

 

今思えば笑い話ですが、当時は日々の仕事もままならない大きい出来事と記憶してます。