当社の事務所は3階をカフェレオの営業チームが、2階をカフェレオの管理部と仕入チームとアルジャーノンプロダクトが借りています。元々は3階をカフェレオが借りておりましたが手狭になったことをきっかけに増床で2階を借りてアルジャーノンプロダクトを入居させ僕が3階から2階に移動して、さらに手狭になったので1階をミーティングスペースとショールームで借りて、カフェレオの管理部と仕入チームを2階に移動させた経緯があります。
僕は2階の一番奥に陣取って座っていましたが、本日2階の一番入口部分に机を引っ越すことになりました。事務所入口に位置するアルジャーノンプロダクトとのコミュニケーションを活発化させる理由もあったのですが、やはり会社入口に社長の席があるのはいかがかとの声も社内では少なからずありましたが決行しました。
実は入口位置に引っ越すべき本当の理由があったのですが、レイアウト変更実施時に起きたことがその理由を裏付けることとなり、今日のブログはその怒りをあらわにするような内容なので [ 社内向け ] と書かせていただきました。
カフェレオは取引先のみなさまの多大なるご尽力とスタッフの努力の賜物で13期連続の増収増益を達成させていただいています。実績に関してはおかげさまの状況で今後も気を抜かずに邁進しなければならないのですが、自分の気持ちの中にどうにも引っかかるものが残り続けています。
その理由がおそらく「やることやってる主義」ではないかと最近感じています。全てのスタッフではないことを前置きしなければならないのですが、それでも多くのスタッフたちが「やることやってるからいいでしょ?」という空気をみなぎらせているのではないかと思うのです。「やることをやっている=実績を出している」ことは認めるべきことであると思いますし実際に対価としても評価をしているつもりです。
しかし「やることやってる」=「見てみないふり」になることはいけません。しかもそれが組織化してしまうことは会社として大きな信用を失うことにつながる要因になります。それが僕自身の最近の最も大きな危機感です。
スタッフひとりひとりは決してモチベーションが低いわけでもなく、自身の仕事もしっかりこなしてくれています。しかし周りとの連携になると業績が大きくなり人が増えるほど悪くなっています。昨年は新卒採用プロジェクトやキャラクターコンベンションなどのイベント実施に伴う社を挙げての動きがあるときは大きなエネルギーとなり活気も出ていたのですが目標が無くなった途端それぞれが自身の仕事の殻にこもるようになってしまったような気がするのです。
当社は取締役とチームリーダーの役職者がいます。スタッフを責める以前に役職者たちも「やることやってる主義」に陥りかけています。特に役員こそ「横断意識」を持つ必要があるのですが「縦割り保守」になってしまってはその下に所属する部下達が「助け合う意識」を持つ事などできるわけはありません。
資本が豊かな大企業ならともかく我々中小企業が成長する現在のキーワードは「よりスピード感を持ち続けること」と「ニーズ・ウォンツの創出」であると考えます。「やることやればいい」という意識を認めてしまえばそれぞれのスピードメーターにはリミッターがかかり、ニーズ・ウォンツの創出どころか「余計なことを背負わない」ことこそ長生きする手法論になってしまいます。そんな会社の末路は目に見えています。
上司も「やることやってる主義」になるのであれば僕自身が事務所の入口に移動して「なんでもやろう主義」を貫こうと思ったことがきっかけでした。そもそも偉い人が会社の奥に座る必要性などどこにもなく、仕事なんてものは現代社会であればパソコンと携帯電話と知恵があればなんとかなるもんなのです。事務所の奥から会社を「見下ろしている」ことが間違っていたわけで、今回は事務所の入口から会社の奥を「見上げてみよう」ということになったわけです。
そんなことも理由で引っ越しをしたときも積極的に手伝ってくれる人もいれば、全く関わってこない人もたくさんいます。もちろん急ぎの仕事を抱えている人もいるし多くの量をこなしている人もいます。しかし自分の席の横を汗をかきながら荷物が移動する光景が続きながら全く気にしない集中力は逆に大したものと感心してしまうのですが、こういう人は仮に隣のスタッフが倒れていても「見て見ぬふり」を貫くのだろうかと心配になってしまいます。せめて「手伝おうか?」との一言でもあれば救われるものですが...
数年前の忘れられない出来事ですがインフルエンザになったスタッフの報告が無かったことがありました。大切なスタッフがインフルエンザという重病になったことを何故に報告が無いのか問いただしたときに「自分のチームではなかったから」「業務には関係ないと思った」などと信じられないような返事が返ってきました。これはもう業績云々ではなく人として許されぬことではなく僕の社員指導が完全に足りなかったことを自覚して当社から辞する覚悟を決めたのですが、皆の説得で今も社長業を続けさせてもらっています。そのこともきっかけで「見てみぬふり」だけは許してはいけないと強く心に刻みました。
それでも新しい社員が増えれば伝わっているものも薄くなります。本来はそれを上司や先輩が伝えて行く事が組織の役割のひとつではあるのですがやはり簡単なことではありません。何かが起こるとトイレや喫煙所に逃げ込んでしまう人もいます。でも人の事をとやかく言う前にまずは自身の背中を見せていこうと。何年経っても同じ事を続けなければならないのですが、やはりこういう契機は自身にとっても会社にとっても大事に捉えなければならない出来事と考えています。
「自分がやれば誰かもやってくれる」という組織になれば、きっと自分がやることも少なくなってくるのではないかと思うんですけどね。
長々書いてしまいましたが、[社員向け]というよりも[自分向け]になってしまったような気がしますがお許しください。