自宅カフェの作り方 ~猫カフェ310worksは、こうしてできました~




こんにちは!猫カフェ310worksの佐藤祥子です。



カフェができるまでの私の歩みをお話したいと思います。



私は、カフェオーナーの他に、心理カウンセラー、セミナーなどのコーディネーターとしても活動しています。



大学卒業後、お酒のマーケティングに関する仕事に就きました。


お酒は好きなのでおいしいお酒を試飲する日々は楽しかったのですが、あまりに忙しすぎる毎日で、心身ともに疲れてしまっていました。


朝は始発で出かけ、帰りは終電なんてこともしばしば。


お肌はボロボロ、体重も最高体重を更新していました。



そんな時に、心理学や自然療法と出会い、学び、会社を辞める決意をします。


辞表を出した日に見上げた空の青かったこと、スキップしたい気持ちを抑えて家に帰ったことを覚えています。



2001年より、心理カウンセラーとして活動し始めました。


動物(ペット)と飼い主さんのメンタルケアが専門です。


なぜペットのメンタルケアを専門にしているかは、こちらに長々と書いていますのでご興味のある方はお読みください。


私(古川祥子)がペットカウンセラーになったきっかけ。


http://www.rescue9.com/about.php




前職で、マーケティングの仕事をしていたことと、そのころ通っていた心理学の学校の知り合いにいろいろ面白い方がいたので、作家さん、セミナー講師、コンサルタント、セラピストの方々のコーディネートのお仕事もさせていただくようになり、2007年に株式会社を作り、カウンセリング業、コーディネーター業を本格的に開始しました。




今は、平日はそういった仕事をしながら、金土日の週3日はカフェをしています。




さて、310worksのある埼玉県松伏町。


埼玉県のはしっこ、千葉県寄りにある小さな町です。


あたり一面に広がる畑と、住宅街のある、静かな町です。


地域の方はみなさんやさしく、東京に比べて時間がゆっくりと流れている感じがして、なかなか気に入っています。




この町にある自宅の一階を改築し、2012年の12月21日(世界が終ると噂されていた日)に、小さな猫カフェを開きました。





自宅カフェの作り方 ~猫カフェ310worksは、こうしてできました~



猫カフェといっても、猫は一匹しかいません。


3年前に長崎から埼玉にやってきたミーコさんと、佐藤夫婦、三人のカフェです。




私たちは、はじめにこんな場所を作りたいとイメージしていました。


ちょっと元気がないとき、ここにきて、おいしいものを食べて、笑って、また明日からがんばろう!と思ってもらえるような、そんな場所です。




カフェを開くことがゴールだったわけではなく、この先にまだまだやりたいことがあって、一つの目標として、カフェを開くことを決めました。




今までカウンセラーやコーディネーターとして、多くの方たちとお仕事をしてきたので、みんなが集まれる場が作りたかったのです。



カフェを開こうと閃いた時のこと(上海編)


http://ameblo.jp/cafeorum/entry-11507943256.html




カフェを始めるにあたって、お友達や、ご近所さんに少しだけご挨拶させていただいたくらいで、これといって宣伝はしませんでした。  


もしお客様がたくさん来てくださったら猫の手を借りてもお店が回らないですし、せっかく来てくださった方にゆっくりしていただけないのも、このお店のあり方として何か違うと思ったからです。




人通りのないこの場所に、どれくらいの方が見えるか、さっぱり見当がつきませんでした。


誰も来てくれなかったら、残ったものは家族みんなで全部食べてしまえる分だけ仕込みをしました。




すると、初日には3組のお客様が来てくれました。


仲良しのご近所さんの親子連れ。


お金を融資してくれた銀行の担当者。


小学生の女の子たちグループ。




次の日は、もっとたくさんの方が来てくれました。


仲良しのご近所さんたち。


昔の同級生家族たち。


カウンセリングなどでおなじみのお客様たち。


家に入れないほどたくさんの方々が!




たくさん来ていただいたらゆっくりしていただけないと心配していたのに、お客様同士で相席を楽しんでくださったり、あっちとこっちでワイワイと話が盛り上がったり・・・




夢見ていた風景がそこにありました。




初日に来てくれた小学生の女の子たちは、2日連続で来てくれました。


素敵なプレゼントを持って、「こんなお店を作ってくれてありがとうございました」と言いに。




自宅カフェの作り方 ~猫カフェ310worksは、こうしてできました~




カフェを作る苦労はたくさんあります。


お金のこと、時間のこと。


でも、それ以上の喜びがカフェにはあります。




このブログを読んでいらっしゃる方が、いつかはカフェを作りたいという夢を持っているなら、ぜひチャレンジしてください。


きっと応援してくれる人が集まってきますよ。




いつか、あなたにお会いできるのを楽しみにしています。






310works 佐藤祥子




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先日、カフェの立地についての考察を書いたところ、うちと同じような辺鄙な立地(失礼^^;)にお店を構える方から、共感のご意見をいただきました。


さらに、これからお店をされる方から「励まされた」というメッセージまでいただきました。


みなさん悩まれるところのようです。





オープンから4か月が経ちましたので、今までに分かったことをお知らせします。








私は、東京の一等地でなく、埼玉の田舎にある自宅の1階でカフェを始めました。





前にもお話ししましたが、うちのカフェには最寄駅がありません。


周囲10㎞に、5つほど駅があるのですが、そのどこからも歩ける距離ではありません。


電車で来られる方には、JR武蔵野線の越谷レイクタウン駅をご案内しますが、駅からバスに乗っていただいて約20分。駅前のレイクタウンを通り過ぎ、果てしない田んぼと畑を抜け、不安になるギリギリのところでバスを降りて、そこからさらに5分ほど歩いていただきます。








こんなところに果たして誰かお客さんが来てくれるのか?


ハラハラドキドキの毎日です。








結果・・・





お客様は来てくれます!!











しかも、ありがたいことに、みなさんとても満足してくださるのです。







当然、来ていただいた方には100%満足して帰っていただけるよう、最大の努力はしています。


最高のおもてなしをします。


いい食材を使って、心からおいしいと思っていただけるものをお出しします。


ゆったりくつろいでいただくために、内装や家具にもこだわっています。


それには絶対の自信があります!!










ですが、きっとそれ以上に、きっと○○○○もおまけしてくれています。








ここからは私の持論です。まだ憶測なので、小さい字で書きます。





ここだけの話、田舎効果みたいなものがあるような気がするのです。








「わざわざここまで来たのだから、これもこれも食べたい!」


「わざわざここまで来たのだから、お土産を買って帰ろう!」





こんな遠くまで来てくださるお客様は、来られる前から目的を持っているということです。




ということは、当然、通りすがりのファミレスやファストフードには目もくれません。


つまり、大手と競争しなくて済むというわけです。





これが都内の一等地だったらどうでしょうか?





名の知れた大手のコーヒーショップと、小さいカフェ。


通りすがりにどちらに入るでしょうか?





このカフェを初めから知っている方なら、カフェに入るかもしれません。


でも、たいていの人は、得体のしれない店より、安心を求めて大手コーヒーショップに入るのではないでしょうか。





ということは、ですよ。





お店の前に人通りがあるからといって、その人たちがお店に入ってくれるとは限らない。つまり、人通りは関係ないということです。




うちの前に、ズバリ人通りはありません。


今まで、通りすがりのお客様はおひとりもいらっしゃったことがありません。(笑)










次に、話題性。




最近、テレビや雑誌で、こんな特集が多いのにお気づきでしょうか。





「秘境グルメ」


「こんなところにレストラン」





都会にあれば珍しくもなんともない店がこんなところにあったとしたら・・・




こんなところにお店があることをみんなに教えたくなる。





お友達に教えてあげよう!


フェイスブックでチェックインしよう!


ブログにアップしよう!





とご紹介いただく確率が格段に上がります。


これも、こんな辺鄙な場所でお店をしている恩恵だと思います。















おまけ。















人は苦労をすると、当然良い結果を求めます。




「せっかくここまで来たのに損をしたくない。」





という気持ちになり、お客様自身でも、良い経験にしようとしてくれます。


ということは、いいお客様しか来ないのです。














先程、お店のサービスや味、雰囲気には自信があります!!と言い切りましたが、このような理由から、お客様のうちの評価は2割増しくらいになっていることは否定できません。^^





不利な立地だからこその逆転の発想でした。










カフェを作るにあたり、立地はとても気になるところだと思います。

駅から歩いて何分かかるのか?
人通りはどれくらいあるか?
周りにはどんなお店があるのか?
住んでいる人は?
たくさんリサーチする必要がある…

と、一般的には言われています。

私は自宅でカフェを始めると意気込んで事業計画に取り組みました。

銀行の担当者さん、施工業者さん、保健所の方、みなさん口を揃えて、ここでやるんですか?と驚かれました。

家は、埼玉の郡部にあり、さらには駅から遠いのです。
周りにいくつか駅がありますが、一番近い駅でも4.5km。
到底歩ける距離ではありません。
都心から1時間、電車を乗り継ぎバスを降りてさらに歩く…

そして、家は住宅街の中にあり、人通りは近所の住民のみ。
通りすがりのお客様は考えられません。

こんなところに、果たしてお客様は来てくれるのか?!

カフェのオープンと同じ頃、この町にはじめてのファミレスができました。
町の中では一等地です。
目の前にバスも停まります。

銀行の方、施工業者の方は、同じことを言いました。

「ライバルですね。」

本当にライバルでしょうか?

資本も、料理も、価格帯もコンセプトも何もかも全く違います。

わざわざ電車とバスを乗り継いで、ここまで来れくれたお客様が、途中のファミレスに寄るでしょうか?

今度は大切なお友達を連れて来ます。数年ぶりに会うんです。
と言ってくれる方が、数年ぶりに会うそのお友達をファミレスに案内するでしょうか?

そもそも目的が違うのです。

私たちは、私たちにしかできないことをすればいいのです。

価格や便利さでは大手に太刀打ちできません。

心に残るサービスと、ほっとする味。あの人に会いたい。またここに来たい。と思ってもらえるような場所を作れば、立地は関係ないと思います。



はじめから上海の生活は3か月というタイムリミットがあった。

自分探しの旅から帰った私は、抜け殻のようだったと思う。


上海の街があまりにもキラキラしていて、人は熱くて、人間くさくて(褒め言葉)。

日本に帰ってきた途端、ほんの少し物足りなさを感じてしまった。


日本はいい国。

安定している。

便利だし、人は親切だし、食べ物は美味しいし、たぶん生きるのに困ることはない。

家族もいるし、心からほっとする。


でも、何かが足りないんだ!

そう。ピリっとした刺激がない・・・


刺激と安定の両立が、それからの私のテーマとなった。


何かやりたい!

この安定した場所で、刺激的なことを。


でもお金もないしなあ。

悶々としていたある日、訪問者は突然に現れた。


ピンポーン♫


「○○銀行です。」

銀「社長、最近どうですか?資金は足りてますか?」


私「いやいや、足りてないです。貸してくれるなら借りたいですけど。」


銀「いくらくらいですか?これくらい?これくらい?(と指で数字を出す)」


私「え?そんなに?うちみたいな小さい会社に貸してくれるんですか?


銀「事業計画出してみてください。過去3期分の決算書も。よければ貸します。」


さっきまでぽわーんとしていた夢が・・・


こうして、急いで事業計画書を作ることになったのです。