11月9日。
Beauty Japan 2023 日本大会が開催されました。Beauty Japanとは、”美しく社会貢献する女性を発掘することを目的とするコンテスト”で、外見の美のみを競うコンテストとは異なります。
Beauty Japan 中日本大会のときの様子はこちら
私は、グランドファイナリスト松浦真央さんの応援団の一人として、そして着物スタイリスト・着付け師として、当日の真央さんのサポートにも入らせていただきました。
真央さんの想いが伝わるように。
真央さんの魅力が表現できるように。
一から着物コーディネートを考えました。
中日本大会(地方大会)のときの色無地の着物が素晴らしく、装いで真央さんの魅力が表現できたと自負していたので、色無地も候補に残しました。
中日本大会のときの色無地の着物
さらに、真央さんの想いを知って「こんな着物があるからよかったら使って」と言ってくださる方があちらにもこちらにも♡
真央さんから送られてくる色とりどりのお着物や帯の写真を見る度に、彼女の人徳だなぁと温かい気持ちになりました。
その中から候補の着物を何枚か決めて、実際に着てもらいながら、大会当日のイメージを膨らませていきます。
中日本大会を経験させてもらい、ステージや照明、音楽、観客席との距離感など感覚がつかめていたので、お互いの感覚を擦り合わせる作業を繰り返しました。
私の独りよがりなコーディネートにならないように、真央さんや”チーム真央“のみなさんの意見、真央さん自身の不安要素などもお聞きしながら。
maorobi labo のお弁当
着物コーディネートのコンサルシート
着物や帯、小物の色の呼び名は実は何種類もあります。厳密に分けられないような色もあるんですね。その中で私がお伝えするのは「着る人が一番力をもらえる名前」です。
正しさも大事ですが、それよりも着る人がしあわせであって欲しい、着る人の魅力が伝わって欲しいと願ってコンサルシートを作成しています。
今回の着物には、束ね熨斗の柄が描かれています。熨斗はお祝いには欠かせないものですよね。その熨斗がたくさん束ねられている縁起の良い柄です。
真央さんがBeauty Japanに出場すると決断し、真央さんの信念を発信する中で、協力、応援したいという人が多く集まりました。
真央さんの在り方、真央さんの生き方が装いでも表れたと思います。ステージでスポットライトを浴びて、真央さんの心の真ん中から湧き出る想いを伝える姿はとても輝いていました。真央さんの命の輝きそのものでした。
帯結びは扇太鼓で末広がりに
真央さんは日本大会で3rdセッションに進出、グランドファイナリスト70名の中から、最終プレゼンテーションを許される16名に見事選出されました。
“食を通して日本の美を伝えたい”
日本の四季の美しさ、日本人の繊細な感受性、そして、多様化する食へ寄り添いこれからの社会に貢献したいという真央さんの優しく強い想い。
素晴らしいプレゼンテーションに会場いっぱいの拍手が鳴り響きました。真央さんの種まきが実現した瞬間でした。
今回のこの機会を得て真央さんがまいた種が、四季を巡りながらあちこちで新しい芽を出し花を咲かせますように。
最後に、Beauty Japan 2023 大会に出場された全ての女性に敬意を表して、その勇気と信念に祝福の拍手を送りたいと思います。本当におめでとうございます!