v☆*おはようございます*☆v

先週発売されました雑誌(●・ω・)ノ
& Premium 10月号_1a
「& Premium」10月号(マガジンハウス刊)*☆*゚*★
「カルチャーのあるカフェ」という
特集テーマなので急遽ご紹介を。。。♡♡♡
& Premium 10月号_1a
そして、現在に続く日本のカフェ文化発展に
大きな影響を与えたお店のひとつ、
鎌倉市の「カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ」
取り上げられていて、懐かしくもあり、
改めてカフェという空間が好きだということを
強く意識させられました|・ω・)ノ☆゚
& Premium 10月号_2_
& Premium 10月号_3_

& Premium 10月号_2_
& Premium 10月号_3_ その「ディモンシュ」…
残念ながら、
わたしは鎌倉にさえ
一度も行ったことはないのですが
1994年のオープン間もなくして
オーナーの堀内隆志さんや
DJ、ミュージシャン、デザイナーなどの
クリエイターから会社員、お店経営者、
地方公務員などなど、縁のある方たちが
エッセイを寄稿した「ディモンシュ」
というフリーペーパーの内容を
パッケージングして
2000年に刊行されました
「dimanche―日曜のコーヒー的なシアワセ。」
(アスペクト刊)
ディモンシュ_044509_
まさに「カフェ」に「カルチャー」を感じる
楽しさを教えてくれた貴重な本です(○´∀`)ノ゙
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ディモンシュ_041100_
ディモンシュ_041447_

ディモンシュ_041100_
ディモンシュ_041447_
話を「& Premium」10月号に戻しますが
雑誌のセンターにブックinブックとして
「ディモンシュ」の一部が再録されています☆・゚:*:゚

& Premium 10月号_4_
筆者それぞれのカフェの想い出や
妄想(?)、こだわりなどを綴っていますが
文章と一緒にお薦めの音楽なども紹介されていて
2000年当時はそこで紹介されてる未知の音楽
(後述の「サバービア・スイート」には
及ばないかもしれませんが)に
思いを馳せていました(人´З`).:*゚
& Premium 10月号_4_
& Premium 10月号_5

& Premium 10月号_5
カフェ・カルチャーは
いつの時代にもあったと思いますが、
美味しいコーヒーだけじゃなくて
フードメニューのバリエーションや
趣向を凝らしつつもナチュラルで
温かみのある内装や家具、
そしてクラブ・ミュージックを経由して確立された
カフェ・ミュージックというジャンル…
90年代終わりから2000年初めという時期は
日本のカフェ文化がある種の頂点を迎えた
至福の時代だったのではないでしょうか( ´艸`).。o○

カフェ・ミュージックの象徴的なジャンルとして
ボサノヴァを外すことはできませんが
ブラジル音楽が日本のクラブやバーでかかり始めたのは
90年代前半からでしたし、
続くフリーソウル・ブームであっという間に
有象無象のレア曲も堀り尽くされて
ブームの終焉を迎えてしまいましたが、
2000年くらいからのカフェ・ブームの頃には
ブラジルやフリーソウルが
入手しやすいコンピレーションCDに収録され、
数多く出回るようになって
改めて「カフェ・ミュージック」として
定着しましたよね(。・ω・)☆
同年代に流行りましたエレクトロニカ
(のサブジャンルのフォークトロニカ
なんかも、アコースティックな響きの曲が
カフェでよく流れていました(人´З`).:*゚

カフェ向き(?)コンピCDといえば
フリーソウル始祖で、伝説的なディスクガイド
「サバービア・スイート」の発行人・橋本徹さんが
1999年の渋谷にオープンした
「カフェ・アプレミディ」
全国のカフェ・ブームの先駆けとなり、
店名を冠したコンピCDがたくさんリリースされました*゚*☆*゚
サバービア・スイート_231422
サバービア・スイート_231422
▲1994年発刊の「サバービア・スイート」フリーソウル特集号

ちなみにその当時広島で一番印象に残ったカフェは
「カフェ シトロン」(2001年開店・広島市中区小町)(((( ノ^ω^)☆☆
今でも当時の雰囲気のまま営業されてます♡。、::。.::・’
「スーパーサパークラブ」
も絶好調の
「商業藝術」さん
(当時の社名は「a Room with a View」でした)
が運営するお店です(*´∇`)o。゜
カフェ シトロン_
カフェ シトロン_
▲公式サイトより転載させていただいています。


あえて統一されてないアンティークな家具、
それから、ごはんものやおばんざいなどの
ヘルシーなフードメニュー、
平和大通り側道の街路樹と同じ目線の
2階というロケーション
その開け放たれた窓から入る
心地好い風と雑踏の音と、
店内の大きくてクラシカルなスピーカーから流れる
優しいアコースティック・ギターと
「プチプチ」という静かなノイズが絡み合う
フォークトロニカの静謐な音とが
「居心地の好い時間の流れ」を
生み出しているのが新鮮で、
幸せな気分になれたのでした(●´∀`♬♪

これからもそういう時間を過ごせる
カフェに出逢いたいなと思いつつも、
ここ数年のカフェのフードメニューの
クオリティーの高さにも幸せを感じる
フード&スウィーツ大好き女子なのでした♡( ノ^ω^)☆

▲ ▽ ▲ ▽ ▲ ▽ ▲ ▽ ▲ ▽ ▲ ▽ ▲


OGURUSU NORIHIDE「HUMOUR」_

OGURUSU NORIHIDE「HUMOUR」
(2003/CARPARK)

キット・クレイトンやSO TAKAHASHI、
高木正勝などの作品を輩出した
NYのレーベル「CARPARK」
(2005年よりワシントンに移転)から
リリースされた京都出身の音楽家
小栗栖憲英のデビュー作。
全10曲の収録曲すべてが
「Untitled」という
無機的なイメージに反し、
シンプルなアコースティック・ギターと
ジャケ写のような古材の床を歩く足音、
アナログレコードのノイズ、
あるいは素朴なピアノのコードと
ノイズの延長のような
極めてシンプルなリズム、
さらにビープ音とプツプツ跳ねるビート。
どれもが即興的で
しかも落ち着き払った
心静かな空気感を醸す音。
中でも、トミー・ゲレロを彷彿とさせる
レイドバック感がノスタルジックな2曲目。
トミー・ゲレロを引き合いに出したのは
表層的な音の質感の比較のためであり、
「情」を感じさせるトミーの
ブルージーさに比べると
小栗栖の方はまるでじっと室内に佇む
観葉植物のように、
感情とは無縁の閃きによって
自然に紡ぎだされた旋律で
静かな存在感を示す。
このアコギ+ノイズ+“隙間”の
美しき邂逅こそが
「フォークトロニカ」。
9曲目の、プリミティヴで
ぎこちないパーカッションが
じわじわと迫る静かなる躍動も
延々とループしたくなるような
落ち着きと心地好さを感じさせる
不思議な魅力も印象深い。
2002年、広島市西区西観音町の
ギャラリー、雑貨&カフェ
「マノス・ガーデン」にて
小栗栖の単独ライヴが行われ、
その静謐な空気感に魅了されたが、
現在でもその「音」の素直さは
新鮮な響きで心を癒してくれる。
2012年にジャケを刷新した
自主リリース盤が再発済み。