おはようございます
先日訪れましたのは、
広島市中区の本川町~十日市近辺の電車通り沿いにあります
「ヲルガン座」の建物の1階に昨年12月にオープンしました
レトロな雰囲気のカフェ「十日市アパート」です
こちらは「ヲルガン座」の系列店で、
しかも同じビル内ということで、共通の世界観を持つ空間
外の道路と同じ高さで見渡す低い視点からの風景が
何だかとても新鮮に感じます
そしてアンティーク・ソファーや木製のテーブル&チェアが
落ち着いた〝味〟を醸し出していて
とても居心地がいいです
お一人用にはこんなニッチなスペースを有効活用
さらに「ヲルガン座」に上がる階段下のスペースも
お一人客が!
まるで童心に帰ったような気持ちで
押入の中に入っていくみたいな感じでしょうか
利用するにはなかなか勇気が必要かもしれません
さらに、さして高くない天井なのにロフト席もあるんです
▲お客さんの頭と天井のコンクリートの距離、近過ぎます
こちらへは入口横の階段から
靴を脱いで上がっていくようになっているのですが
まるで忍者屋敷のように渡された通路がユニーク
この2階席は今年に入ってから増設されたそうで、
そういうDIYなリノベーションって、見ている方も楽しいですね
窓の外には鳥カゴのようなフェンスが張られていますし、
まるでカゴの中の秘密基地にいるみたいな気分です
いただきましたのはパスタランチ(850円)で、
メインは日替わりパスタで、
「ベーコンとコーンのジェノベーゼ」
ブラックペッパーがたっぷりでスパイシーなジェノバソースが
食欲をそそります
▲バターバゲットとサラダもセットになっています
こちらは冷たいチーズケーキにホットソースをかけたスイーツ
ユルカワななごみ系のお顔に癒されますね
こちらでは17:00までランチメニューを
いただくことができるんです
いつもランチが遅めの時間になってしまいますわたしにとって、
これはありがたい
▲ ▽ ▲ ▽ ▲ ▽ ▲ ▽ ▲ ▽ ▲ ▽ ▲
CARLENE DAVIS「MY BOY LOLLIPOP」(1993/EKO)
ミリー・スモールが1964年に発表して大ヒットしたナンバーの
ダンスホール・カヴァー(7インチ・シングル)。
60年代には梅木マリ、中尾ミエ、伊東ゆかりなど
複数の邦人シンガーもカヴァーするほど、
世界的な同時ヒットとなったオリジナルを歌ったジャマイカ出身のシンガー、
ミリー・スモールは、この曲のレコーディングと
今後の音楽活動のためにイギリスに移住、
世界で最も有名なこのスカ・ナンバーの演奏は、
唯一のジャマイカ人ギタリストのアーネスト・ラングリン以外は
イギリスの(スカを演奏したことのない)ミュージシャンによってプレイされた。
原曲の持つコケティッシュでポップな雰囲気は、
本カバーでは、極限までにシンプルにダイエットされた上モノと、
ウォーター・ドラム風のボトムによるワンドロップのリズムに、
原曲よりもゆったりと歌うカーレン・デイビスの
艶やかな大人っぽい声が乗っかる、
力の抜けたほのぼのムードのナンバーへと変化を遂げた。
オリジナルが世界的な大ヒットになっただけに、
数多のカバーも原曲のハッピーな雰囲気を踏襲した
派手で華やかなアレンジが多いのは致し方ないが、
カーレン・デイビス版の、大地を感じさせるアーシーでプリミティヴな曲調は、
夫でありプロデューサーのトミー・コーワンの熟練のセンスと
達観による心の余裕の表れのようだ。
トミー・コーワンは、50年近くもレゲエ・ミュージック・シーンに貢献してきた
アーティスト/プロデューサーで、
かつてボブ・マーリーのマーケティング・マネージャーも務め、
刑務所を破壊して出獄して来た戦争の捕虜たちが大挙し
暴動寸前の緊張感に包まれたという
1980年の伝説的なジンバブエ独立記念コンサートにも同行した。
またトミー&カーレン夫妻は2013年12月に死去した
第8代南アフリカ共和国大統領のネルソン・マンデラとも縁があり、
1991年にキングストンで行われた
ネルソン・マンデラ夫妻のためのコンサートで重要な役割を果たしたり、
「Welcome Home Mr.Mandela」という曲で
反アパルトヘイト運動に身を投じていた夫妻を讃えたりと、
白人と非白人の諸問題に対しての尽力にも共感していた。
ということでA面のメイン・ヴァージョンには
ある種荘厳な背景が見え隠れするのだが、
B面に収録された別ヴァージョンでは、
スナガ・パス(aka Mr.バランス/ディキィ・ランキン)が「神の草」でハイになり、
止めどなくこぼれて来る笑いを抑えきれず、
ひたすらヘラヘラ笑いながらつぶやき続けるという、
聴いているだけで危険なナンバーへと変容していて、
A面の平和な雰囲気との対比が恐ろしい。
先日訪れましたのは、
広島市中区の本川町~十日市近辺の電車通り沿いにあります
「ヲルガン座」の建物の1階に昨年12月にオープンしました
レトロな雰囲気のカフェ「十日市アパート」です
こちらは「ヲルガン座」の系列店で、
しかも同じビル内ということで、共通の世界観を持つ空間
外の道路と同じ高さで見渡す低い視点からの風景が
何だかとても新鮮に感じます
そしてアンティーク・ソファーや木製のテーブル&チェアが
落ち着いた〝味〟を醸し出していて
とても居心地がいいです
お一人用にはこんなニッチなスペースを有効活用
さらに「ヲルガン座」に上がる階段下のスペースも
お一人客が!
まるで童心に帰ったような気持ちで
押入の中に入っていくみたいな感じでしょうか
利用するにはなかなか勇気が必要かもしれません
さらに、さして高くない天井なのにロフト席もあるんです
▲お客さんの頭と天井のコンクリートの距離、近過ぎます
こちらへは入口横の階段から
靴を脱いで上がっていくようになっているのですが
まるで忍者屋敷のように渡された通路がユニーク
この2階席は今年に入ってから増設されたそうで、
そういうDIYなリノベーションって、見ている方も楽しいですね
窓の外には鳥カゴのようなフェンスが張られていますし、
まるでカゴの中の秘密基地にいるみたいな気分です
いただきましたのはパスタランチ(850円)で、
メインは日替わりパスタで、
「ベーコンとコーンのジェノベーゼ」
ブラックペッパーがたっぷりでスパイシーなジェノバソースが
食欲をそそります
▲バターバゲットとサラダもセットになっています
こちらは冷たいチーズケーキにホットソースをかけたスイーツ
ユルカワななごみ系のお顔に癒されますね
こちらでは17:00までランチメニューを
いただくことができるんです
いつもランチが遅めの時間になってしまいますわたしにとって、
これはありがたい
▲ ▽ ▲ ▽ ▲ ▽ ▲ ▽ ▲ ▽ ▲ ▽ ▲
CARLENE DAVIS「MY BOY LOLLIPOP」(1993/EKO)
ミリー・スモールが1964年に発表して大ヒットしたナンバーの
ダンスホール・カヴァー(7インチ・シングル)。
60年代には梅木マリ、中尾ミエ、伊東ゆかりなど
複数の邦人シンガーもカヴァーするほど、
世界的な同時ヒットとなったオリジナルを歌ったジャマイカ出身のシンガー、
ミリー・スモールは、この曲のレコーディングと
今後の音楽活動のためにイギリスに移住、
世界で最も有名なこのスカ・ナンバーの演奏は、
唯一のジャマイカ人ギタリストのアーネスト・ラングリン以外は
イギリスの(スカを演奏したことのない)ミュージシャンによってプレイされた。
原曲の持つコケティッシュでポップな雰囲気は、
本カバーでは、極限までにシンプルにダイエットされた上モノと、
ウォーター・ドラム風のボトムによるワンドロップのリズムに、
原曲よりもゆったりと歌うカーレン・デイビスの
艶やかな大人っぽい声が乗っかる、
力の抜けたほのぼのムードのナンバーへと変化を遂げた。
オリジナルが世界的な大ヒットになっただけに、
数多のカバーも原曲のハッピーな雰囲気を踏襲した
派手で華やかなアレンジが多いのは致し方ないが、
カーレン・デイビス版の、大地を感じさせるアーシーでプリミティヴな曲調は、
夫でありプロデューサーのトミー・コーワンの熟練のセンスと
達観による心の余裕の表れのようだ。
トミー・コーワンは、50年近くもレゲエ・ミュージック・シーンに貢献してきた
アーティスト/プロデューサーで、
かつてボブ・マーリーのマーケティング・マネージャーも務め、
刑務所を破壊して出獄して来た戦争の捕虜たちが大挙し
暴動寸前の緊張感に包まれたという
1980年の伝説的なジンバブエ独立記念コンサートにも同行した。
またトミー&カーレン夫妻は2013年12月に死去した
第8代南アフリカ共和国大統領のネルソン・マンデラとも縁があり、
1991年にキングストンで行われた
ネルソン・マンデラ夫妻のためのコンサートで重要な役割を果たしたり、
「Welcome Home Mr.Mandela」という曲で
反アパルトヘイト運動に身を投じていた夫妻を讃えたりと、
白人と非白人の諸問題に対しての尽力にも共感していた。
ということでA面のメイン・ヴァージョンには
ある種荘厳な背景が見え隠れするのだが、
B面に収録された別ヴァージョンでは、
スナガ・パス(aka Mr.バランス/ディキィ・ランキン)が「神の草」でハイになり、
止めどなくこぼれて来る笑いを抑えきれず、
ひたすらヘラヘラ笑いながらつぶやき続けるという、
聴いているだけで危険なナンバーへと変容していて、
A面の平和な雰囲気との対比が恐ろしい。