ピアノ

熊本に住む両親は今回の地震で被災し夜は車で寝ていたのですが、
自宅を少しずつ片づけ、被害の少なかった店は一昨日より営業を
再開しました。

昼間、開店の準備を手伝っていると、通りかかったお客様が何人も
声をかけてくださいます。

「どうだったね？」「店はいつからすると？」
お互い無事を喜びながらちょっとのあいだ世間話。
本当にありがたい限りです。

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少し前の話になりますが、二回目の大きな揺れの後、ピアノが倒れて
処分しなければならないと両親から連絡がありました。




そうだろうなと思っていたのでさほど気にしていませんでしたが、数日後
「ピアノが行ってしまいました。」
という短いメールがきました。

私ははっとしました。

私も妹も、いつしか弾かなくなったピアノですが、
両親にとってピアノは特別なものだったのです。

今回、私たちは両親が無事であったことだけで十分でしたが、
両親にとってピアノは、子供と一緒に暮らした大事な時間そのもの
だったのかもしれません。

けして裕福ではなかったけれど、私たち二人に対して、習い事も教育も
平等に施してくれた両親。
彼らの子ども時代は、ピアノがある家庭とえば一握りの裕福な家庭で、
その後、働き始めてギターは買えても、自分のためだけにピアノは買え
なかったでしょう。

何度も引っ越しをして、その度に日当たりのよい部屋の一番よい場所に
置かれたピアノ。肝心の娘たちは弾かなくなったけど、時々母は、私たちが
使ったバイエルを出してきて、当時からお付き合いが続いているピアノの
先生に習っていたようです。忙しい合間にほんのちょっとだけ。

音楽はいいなぁ、楽しいなぁ…
憧れをこめて、昔から父はよく言っていました。

人が生きていくのは大変なことですが、たとえ食べていくだけで
精いっぱいな毎日でも心は豊かでありたい。
ささやかでも生活を楽しみ、幸せを感じとれる心を育んでほしい。
両親の願いが今はわかるような気がします。
私たちは全然上手くなれなかったけれど、そんなことはどうでも
よかったんですね。

電話をすると、運ばれていくピアノを見送って「涙が出そうだった」
と父が言いました。

今回の地震で、家具が倒れいろんなものが壊れました。
「ほんと、モノなんていらんな！生活の仕方を考えさせられた！」
と両親は言っていましたが、ピアノはモノではなかったんだ。
家族だったんだな。

いつも当たり前のように私たちの傍らにあったピアノ。
黒くてなめらかな肌触りを思い出し、今さらながら私もさびしく
なりました。

ブログもパエリアも久しぶり！

久しぶりにパエリアを作ろう。
というかその前に！

２年ぶりのブログ再開！おめでとうー！

ありがと…

FBに心変わりしてしまってね。
でもよかった。まだ使える。(^-^;

出来上がったパエリア。
味は上々、盛り付け悲惨。(T_T)
ほんと　センスなっ！

見ます？



残酷物語よ。笑


うちとは全く関係ないマンションの植栽、ミモザの画像でお口直ししていただこう。
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南仏じゃあるまいし…と思いながらも見事な黄色に心うばわれ
撮ってしまいました。

2年経ってもそんなに成長してないらしい。
いろんなことあったのに？笑

息子も4月から3年生。
よろしくお願いします。

ステキな奥さん！

昨日、お友達のおうちへ遊びに行きました。

お昼ごはんでも食べない？

と誘ってもらい、初めてのお宅訪問！

前日にお邪魔することが決まったのですが、忙しいのに

それを少しも見せないさりげなさと年季の入った主婦力をみました。

彼女と私はライター仲間。

いつも人の立場にたってものを考え、親切の限りを尽くす

とてもまじめな人なので、たくさんの人から信頼を集めて

います。

やはり料理にも出るものです。

その人の性格？生活？

おもてなしに出るものですね。

下ごしらえや準備も含めて、慣れてるなーと感心しっぱなし！

お料理の先生をしていたという彼女。やっぱりプロは違う！

お料理は、

2種のクリームチーズのカナッペ

サーモンのマリネ、かぼちゃの豆乳スープ、

そしてパスタは海老のトマトクリームソース。

デザートは、

ラムレーズンのパウンドケーキと豆乳プリン。

さすがです。

どれも本当に美味しくて、上品だけどきっちり味がついている。

ああ、こういう人と結婚した旦那さんはかなり幸せ者だー

でもきっと、彼女の良さが発揮されるのは、旦那さんの愛の賜物だー

愛の相乗効果ですな。

白が基調のまぶしいキッチンや、きちんと片付いた

風通しの良いリビング。

子供に良い環境は、やはり親の責任で作られるもんね。

反省しました。

もっと家事がんばろう。

もっとお片づけがんばろう。

ひねくれ者の私にそう思わせてくれるのは、彼女の気取らない性格や

明るく健気にがんばっている姿。

このままじゃ私、ラ・プンツェルのゴテルばあさんか

日本昔話によく出てくる意地悪ばあさんになってしまう。

彼女のように清く正しく美しく・・・・

なれたらいいなあ。