みなさん、こんにちは😃

カフェもちです。今日から新しい物語を書くことになりました。どうぞ、よろしくお願いします。



この物語は、カフェもちの若かりし頃(30年前)初めて正社員として勤めた不動産会社でのお話です。



物語を始めるにあたって、主要人物の紹介です。全て仮名で書かせて頂きます。



カフェもち…物語開始時点で、文系私立大学四年生の22歳。物語の主人公です。



岩田さん…カフェもちより10歳年上の女性社員。入社当時からお互い何かと気に食わない関係。

しかし、あることを告白してくれた後、カフェもちと和解し、30年経過した今でも連絡を取り合っている仲。32歳。


岡本支店長…元暴走族(ヤンキー上がり)‼️今でいうところのパワハラ上司なのですが、昔のカフェもちは怖いモノ知らずで、店長にも刃向かっていくトンデモ社員でした。ところが、ある事件が起こった時、全力でカフェもちを守ろうとしてくれた男気あふれる人です。32歳。


矢田主任…面倒くさいことは、何でもカフェもちに押しつけてくる先輩。しかし営業成績はダントツのトップクラス。カフェもちは、この主任を倒そうと果敢に挑みますが、最後まで首位は奪えず。ニコニコしているが、目が笑っていない計算高い男性社員。35歳。


伊勢原さん…若い女の子(二十歳)と結婚した男性社員。押しが弱いせいで、契約を取り逃がすことが多く、営業成績は毎回ビリ…彼のおかげで、カフェもちはビリを免れていました。独身のカフェもちに対して「結婚は人生の墓場」としょっちゅう言ってくるけど、実は優しい人。34歳。


名和さん…みんなのお母さん的存在の事務員さん。女手一つで息子さんを育て上げたシングルマザー。小説を書くことが好きで、カフェもちのトンデモっぷりを書いて出版社に応募したことがあるそうです。58歳。


この6人で繰り広げられる、営業バトル、クレームの嵐、対人接客の難しさ、今では考えられない非常識っぷりを書いていきたいと思います。


よろしくお願いします🙇‍♀️



「未だ無い内定」の巻


1993年11月…

カフェもち F大学経営学部四年生


全身を真っ黒なスーツ(今で言う就活スーツ)に身を包み、電車の座席に座っていました。


もう、大学卒業まで半年を切っているのに、未だ内定ゼロ…もう、何社不採用になったことだろう


折しも、バブル崩壊した後。

内定が取れていない学生はカフェもちだけではありませんでした。特に女子学生が苦戦を強いられていました。


でも…大学まで出してくれた親のことを思うと、卒業後にフリーターになる訳にはいきません。

なんとしてでも、正社員で働かなければ…


銀行、信金、証券会社、旅行代理店等を受けたけど全滅…もっと職種にこだわらず、受けないとダメだな…でも、文系の自分。語学に秀でているわけでもなく、資格を持っているわけでもない。


事務職はもう無理だろう…何のスキルもない自分にできることって何だろう?


とにかく、手当たり次第受けるしかない。当時はまだパソコンとかは、ほとんどなかった為、情報は紙媒体でした。帰りの最寄り駅で、就職情報誌を買い込み、自宅で目を皿のようにして求人を探すカフェもちなのでした。






つづく



本日も読んで下さって

ありがとうございました。