円錐型ドリッパーをお使いの方には朗報です。
以前のネットショップの時にもショップうんちくページでご案内してましたが、ドリップ方式の裏ワザを大公開!!
なんか、メルマガ風な書き出しになりましたが、これをやると、コーヒー豆本来のオイル分がカップにうまく染み出て、オイルのうま味と甘みが加わります。カップがなめらか~で、スムースナなコク、マウスフィールになりますヨ!!
方法は簡単で、ペーパーの一番下の角(つまり円錐の頂点になるとこ)に、ピンで穴を一つだけ開けてください。(普通の画鋲ピンくらいで貫通するくらいでOK。その後指でちょっと平らに戻しておく。)
なお、三つ穴式の場合は、穴の近くあたりの3か所がいいでしょう。
=>[2011.01.23追記] 補足記事(記事後半の赤字で追記しました!!)なぜわざわざブログにアップしているかと言いますとわたしは以前はちょっと勘違いしてたのです。
それは、円錐式の場合は一点集中式とはいえ、円錐の頂点のあたりに10箇所とか開けないとと思っていて、それで実験してました。なので、最少でも5か所くらいで、最大で20-30ヵ所穴を開けてました。
そして、20-30ヵ所と10か所くらいとあまり差がなかったので
5-10か所開ければよいと思っていたのです。
が。しかし。
最近、わたしもめんどうだったのでずっとやってなかったのですが
もしや?と思って、ひとつだけ穴を開けて見てやってみました。
そうしたら、それで十分にOK!
(よくよく考えれば円錐式は一点式なのでそこにやっとけば、全部その一箇所を通るのだから当然といえば当然。)
これならOKじゃない?
一ヶ所に穴をあける程度ならまとめて10枚くらい一度に開けておいてもいいですしね。
最近はこの方法でばかり飲んでいます。
実はこの穴あけペーパードリップは
ゴールドフィルターやプレスの良いところと、ペーパーの良いところを完全に両立します。
ペーパーでは、当然ながら微粉は入らないし、カップはすっきりでおいしい。かたずけの手間もかからず、衛生的でもあり美点が多い。
しかし、成分(特にオイル分)が100%カップに行きません。
そのため高品質豆ではおいしさを無駄にしているという解釈もあります。
そこで登場するのがゴールドフィルター(金属フィルター)やプレス達。
コーヒーオイル分がしっかり出るのでおいしい(特にスペシャルティでは豆がいいので全部出し切るという思想の元、ペーパーではなく、こちらを特に推奨するお店もある。)
が、このゴールドフィルター、プレスは、
1)微粉が必ず入ってしまう。(結果、全体がにごり、カップも全体の印象としてはにごった感じがしてしまう。その意味では口当たりが悪いとも言える。)
2)個人的には、オイリーすぎてちょっと口がべたつく。
でも、オイルの甘みやマウスフィールは捨てがたい。
ペーパーに穴を開けるとあら不思議。
ペーパーのよさをそのままに(全然微粉は入りません)、オイル感がアップして滑らかなコクでマイルド。うまみのある甘い味になります。
しかも、円錐式なら一箇所に「プチっ」とピンで刺すだけであとはいつもとおり。
(試してないが3つ穴タイプなら3箇所あければよいでしょう。でもこちらも一箇所でも変わるかもしれませんのでお試しを)
=>[2011.01.23追記] 本件(3つ穴の場合)、結論がでました。こちらの記事 後半の赤字を参照ください。
素材の味がもろに出るのでこの方法で味が悪くなったとした場合は
豆のクオリティの問題でしょうね。
素材の味を100%表現したい
スペシャルティコーヒー向けのドリップ改良法でしょう。
なお、メリタのペーパーではアロマホールと言って全体的に穴が開いているタイプがあります。
以前の記憶ではあまりオイルがすり抜ける効果はなかったような気もしますが再確認してみたいところですね。
この辺の実験は次回にでも。
=> 1点穴あけドリップ法 写真入りの記事(2009/3/8)
(カリタ 3点穴あけドリップ改良法も2011.01.23追記しています。)
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