結局先生の勧めで長女は大学を1年休学してパリの大学へ留学することになりました。

彼女の専攻はフランス語だったからです。


その手続きで大学の外事部へ行った娘が

「こんなものが置いてあった」と持ち帰って来たのが、アメリカからの留学生のホームステイ先募集のパンフレット。


考えてみたこともないことでしたが、長女がフランスへ行ってしまったら次女と2人だけになって寂しくなる。そして長女の部屋は空く。

女の子なら受け入れられる、と思い早速説明会に出かけました。


するとすでに毎年受け入れをなさっている方達が何人もおられることが分かりました。

条件は一部屋与えること、朝夕の食事の提供、その費用として大学からは数万円支給される。

交通費、昼食代、電話代などの個人費用は本人持ちなどと説明されました。


うちは大学まで1時間くらいで通えるので立地はよいのですが、他のお宅のように一戸建ての家ではなく団地。しかもエレベーターのない5階です。

それでもいいのかな?などと思いながら一応申し込んで来ました。


すると何日かして大学から通知が来て、コネチカット州から19歳の女子大生が我が家へやって来ることになりました。

名前はケイト・マッギニス。


インディアナ州の大学の2年生でした。