大晦日の映画マラソン、そして元日の大失敗

これまでの大晦日はいつもNHKの「紅白歌合戦」と「ゆく年くる年」の除夜の鐘と決まっていたのですが、年々知らない歌が増えて行って面白くなくなったので今年は最初からBSの映画マラソンに決めていました。

今から５０年７０年前の名画が８本次々に映し出され、懐かしいオードリー・ヘップバーン、ジョージ・チャキリス、ゲーリー・クーパー、ヘンリー・フォンダ。そしてダンスの名手のジーン・ケリーにフレッド・アステア、ジュディ・ガーランドという名優たち。

今時の薄っぺらな映画しか知らない若者たちにぜひ観てもらいたい素晴らしい映画ばかりでした。
最後のアステアの２本はDVDを持っているので割愛して寝たのが３時。元日は大寝坊をしてしまいました。

夫はとっくに起きてアンビーの運動も終えています。
朝風呂に入ると言っていたので「お風呂は？」と訊くと「沸いてるよ」と言って仏壇の前でお経を始めたので、ああ、もう斎戒沐浴したのね、と思い私もお風呂へ。
うちではいつも最後に入った人が浴槽を磨いてお湯を抜くことになっているのでお湯を抜き、急いで身支度してお雑煮の準備にかかりました。

届いていたおせちのお重を並べ、お酒の用意も出来たのに夫の姿が見えません。
どの部屋を探してもいないので、また庭でも散歩しているのかなと思い、濡れたままの髪を乾かそうと洗面所に行ったら、なんと、お風呂上がりの夫が！

黙ってもう一度お湯を溜めて入っていたのです。
「わー、まだだったの？！知らなかった。ごめんなさい」と謝りましたが、新年早々の大失敗。

いつも寛容な人ですが、今回も何も言わず私を責めることもなく有難い人です。
完全に一本取られました。