これからの居所が確定しないので新聞を止めて来ました。デジタルのに入りましたが大した情報は入りません。あとはテレビですが、これも今のところ映るのは3局くらいでなぜかNHKは入らないのです。

そんな少ない情報の中で目に留まったのが、娘への性暴力で起訴されたのに無罪になった父親の話です。
この判決を出した裁判官の顔が見たいですね。
よほどの世間知らずか想像力欠乏症の方ではないかと思います。
無罪になった理由が「抵抗出来ない状態ではなかった」からですって!
もし裁判官が父親ならいかに自分が家の中で権力者なのかを自覚していない人でしょう。父親に養ってもらっている妻子はとても弱い立場です。
最初から力関係が平等ではないんですよ。
まして小学生ならなおさらのこと。(今回のケースは違いますが)
子どもは両親には何も言えない立場ですから、何があっても耐えるしかないんです。性的なものでなくても虐待も同じです。
自分が悪いからだと思い込まされて親を恨むことなく必死に耐えている可哀想な姿を想像出来ないとしたら、よほどのアンポンタンですよ。

私も一人小学生の時に実父からの性暴力を受けていた女性を知っています。無表情で自傷行為を続けていました。自分が嫌いで汚れていると思い、そんな自分を痛めつけることで感情を発散していたのかもしれません。

何年も会っていませんでしたが、ずいぶん経ってから風の便りに結婚したらしいことを知って安心しました。今幸せであることを祈っています。

その人の場合、母親がその事実を知りながら離婚もせず、その夫と暮らしていることに二度びっくりしました。それでも愛しているからでしょうか?
それとも別れたら生活出来ないから?

私にはその心理はわかりません。
うちにはそんなことはありませんでしたが、もし娘から事実を聞いたとしたら一気に愛情が冷めて、娘を連れて家を出たと思います。
家政婦だって、病院のトイレ掃除だって何だってやります。そんな男に養ってもらうのなんて真っ平ですから。


それと気になったのは、この件で無罪になったとしても近親相姦って日本では犯罪にはならないってことなんですね。初めて知りました。