およそテレビドラマなど興味がなく、見たこともない夫が今初めてはまっているのがNHK朝ドラの「まんぷく」。いろいろな困難に出遭いながらもめげずに自分の思う道を真っ直ぐに進む主人公萬平さんに、元経営者としての自分が重なるからでしょう。

夫も事業をしていた頃同じことを思っていたそうです。
「世の中に役立ち、人を喜ばせることをしたい」と。
「企業の目的はね、儲けることじゃないんだよ。人を喜ばせることなんだ。その結果としてお金がついてくる」
そして大事なのは従業員の生活を守ること、だから自分の給料はいちばん後回しだった、そうです。

その結果考えられないような幸運な偶然が続いて、誰もが危ぶんだ大冒険が成功したと言うのです。(彼が引退した後もそれはどんどん成長を続けています)

この話を船の中で聞いて「それってね、シンクロって言うんですよ」と言った私の一言が、後に私を北九州まで連れて来てしまうきっかけとなったのでした。
勿論、その時はそんなことは予想もしていません。
たいていの男の人は「へえ」と言うだけでスルーして、次の瞬間にはほかの話題に移っているでしょう。
たまに「何、それ?」と少し興味を持っても、説明などは上の空の人がほとんどです。

でも彼は違ったのですね。私の説明を聞くと「や、や、この女はオレの知らないことを知ってるぞ。こんな女は初めてだ」と思ったそうなのです。
私のほうは「どうせいつものパターン」と思ってそのまま忘れていましたから、その後私が計画した「精神世界シェアリング」という自主企画に参加してくれた時も、単にいつもの麻雀仲間としてのお付き合いだと思っていました。

それから何日かして、以前に書いた指輪を紛失したことがきっかけでのプロポーズとなり、いつの間にか3年が経ってしまいました。

ドラマの中の萬平さんもその後即席ラーメン作りに成功するわけですが、自分が本当にしたいこと、好きなことに純粋な気持で取り組んだ時、必ず宇宙は応援してくれる、と私も自分の経験から固く信じています。

夫がいつも言う「天の時、地の利、人の和」が大切なのはもちろんですが、今の時代はそのほかに「人、物、金と迅速かつ正しい情報+現実処理能力」が起業する上で重要だ、と言っています。