前述の原宿ラフォーレのイベント会場で次女から紹介されたのは、そこで玄米弁当を販売していた方でしたが、聞けば次女が通っていた区立中学校の前で自然食品店をしておられるとのこと。お店の名前は「オリーブ」。私が横浜でしていた自然食品店は「オリーブハウス」。これだけでもちょっとしたシンクロですが、更にその方が私の引越し先を言うと、「その辺にピンクのペンションがありませんか?」と言います。

「ええ、たしかあったと思います」と答えると、
「その前の農道を真っ直ぐ行った所で今ぼくの友達がドーム型のペンションを建てています。名前はNと言います」

それで車の運転の練習も兼ねて行ってみたのです。2キロほど行った所に確かにありました。建築中の丸い屋根の建物が。
「ごめんください。Nさんいらっしゃいますか?」
と言うと地下足袋姿の背の高い男性が現れました。
「はじめまして。横浜からご近所に引っ越して来た広瀬と申します」
「ああ、オリーブさんから聞いています。ぼくも横浜なんですよ。栄区です。」
「え?私も栄区です。K町です」
「ぼくもK町です!」

びっくりです。場所を聞くと丁度同じ2キロほどの所。お互いの家の場所もすぐに見当がつきました。
聞けば完成は夏ごろの予定で、結婚したばかりの奥さんはまだ東京とのこと。ここが完成したら一緒に住めると嬉しそうでした。

案内していただくと中は広いホールで高い吹き抜け天井。客室は2階の二つだけ。地下に広いお風呂場がありましたが、逆方向から見ると3階建ての造りになっています。

Nさんはフラー博士という方が考案したこのフラードームを中学生の時に「つくば博」で見て一目で気に入り、いつか自分で建ててみたいと夢見ていたそうなのです。
彼も一人っ子でご両親はすでになく、私と似たような状況でした。

お話を聞くと学生時代に日本人として初めてフィンドホーンを訪れたそうで、「フィンドホーンの魔法」を片手にアイオナ島まで行って野宿したとのこと。UFOの研究家で、酵素玄米を食べていると聞いてますます親近感を強めました。

その後私が北軽井沢を去る日までの16年間、本当に親しくさせていただき、畑も隣同士でしたし、冬はよくトランスフォーメーションゲームをさせていただいたりずい分とお世話になりました。
すっかりご無沙汰していますが今も奥様と仲良くペンション「ドームパラダイス・太陽の子どもたち」を経営なさっておられることと思います。