その日に限ってずっと犬のことを考えながら原宿の日本語学校へ向かい、教室へ入ったとたん「犬もらって」と言われたのですからびっくりです。
ヨークシャテリアとマルチーズのミックスの女の子と聞き、心は早もう飼う気になっています。庭がないので大きな犬は無理でしたから。
「生まれてまだ2ヶ月。とってもかわいいよ。こっそりアパートで飼ってたら大家さんにみつかってダメって言われた。だから先生の家で飼って」

名前は彼女たちの名前ウエラとコーキーからとって「ウイッキー」とすでについていました。
次の日曜日、車を持っている友人に頼んで彼女たちと待ち合わせ、ウイッキーを連れて帰りました。それから14年、彼女は我が家になくてはならない存在となり、北軽井沢へ引っ越してからはカフェの看板娘となって多くのお客様かわいがられました。

このことを通して私は初めて「共時性=シンクロニシティ」というものを体験したのです。その直前に読んだ遠藤周作さんと河合隼雄さんの対談のお陰です。おそらくそれまでにも体験があったと思うのですが、概念がないものは存在しないので全く気付かなかったのだと思います。
そうしたら「あれもシンクロと言えるかも?」という10年ほど前の出来事が思い出されました。