始まっております、「きかせてよきみのこと」英語版PV制作。

われら、きかせてプロジェクト。

 

ボーカルは歌3名 手話歌1名 うた4人、全員、電動車椅子。

 

内、3人は医療的ケア(人工呼吸器、胃ろう、オストメイトなど)が

必要、そのうちさらに、一人寝たきり、、、。

 

そして支える歩ける仲間が、手話通訳をお支えくださる

ケーマトーマのお二人を入れて5人で

8人チーム。

(歩ける仲間は、それぞれ、ギター、ピアノ、イラスト、

手話通訳よ♪)

 

身体性もさることながら、

音楽を、お仕事にしている人、

お仕事と両立で、音楽を続けている人、

家事育児をしながら、音楽・芸術に携わっている人。

 

年齢も、ライフスタイルも、たったこれだけの人数でも

だれひとり、同じ人も、なんなら「似た人」もいません。

 

ボランティアスタッフの皆さんもそうです。

金子みすずさんの有名な詩ではないけれど

「みんな違って、みんないい」。

 

ライフスタイルもそれぞれ。コンサートへのかかわりかたも

それぞれ、

 

でも、

一番最初に決めたことは

「できる範囲で」

「大好きなこと、得意なこと、できる力を持ち寄って」

「無理なく、楽しくやろう!」

ということでした。

 

クラウドファンディングでお金を集めて

複数の人が集まって

ひとつのコンサートを作る。

 

しかもコロナ禍後の

平日の夜の開催

世の中 物価も上がっていたりで

なかなか、音楽やアートに、お金を出して観に行こうかな

と 選んでいただけること自体が 昔より難しい時勢。

 

私たちのコンサートにいったい誰が

これを求めて 来てくれるんだろう?

 

かっこつかないけど

走り出してから 不安も出てくる。

 

スタッフさんらと「お客さんまだ少ないね」という話になれば

ライブって、一回 一回が 本当の「生」で

2回同じことをすることはできないから

だから 出る側にしたら(助けてくれるスタッフの皆さんにも)

すごく大切で

できれば、たくさんの人に見てほしいよね と思うから

 

焦りもします。

 

やろうと決めて、走り出しちゃったけど

お客さん少なくて 私には

人の心を揺り動かす力が

こんなにも 全然 なかったんだな

悲しいな どうしよう 「やる!」が間違えだったのかな、、、。

 

いろんな気持ちが、ぶわっと湧いて 心がいっぱいになる瞬間があります。

 

でも その気持ちと向き合って感じていると

最後には 心の底の底の底から

「初心」の気持ちが出てきます。

 

「もう、コロナ禍の4年目。このまま、ハイリスク当事者だから

家から出ない、家に閉じ込めのような状態で

あと何年過ごす?

その間にも、障害は進行していくんだよ?」

と メンバーと話し合ったときの気持ち。

 

クラウドファンディングから応援して下さったり

今日にも 明日にも

私たちをSNSや、どこかで見つけて下さって

「このコンサートが実現するといいな」

「この人たちに会ってみたいな」

「このコンサートなら、行ってみたいな。見てみたいな」と

思ってくださる人に向けて

心を込めて 舞台に立って(座ってるけど💓) 歌う。

 

まっすぐに。

 

コロナ禍でも どんな時勢でも

障害のある人もない人も 共に 地域に 生きていきたいです。

 

どんな人も 外へ出たくても 介助がないとか

何かを誰かに 相談をしたくても 誰もいなくて ひとりぼっちとか

そういうことなく 生きられる。

 

困れば誰かがいるし

 

介助さんがいないとか

 

車椅子だから段差が登れないとか

 

声を上げているのに 誰にも届かないからもう疲れて死んでしまう方がいいと思ってしまうとか

そういうときに

「諦める」を「切り拓く」に変えること。

 

何も大上段に構えた大げさなことじゃなくって

私も 一人ではなんにもできないから。

 

生活や やりたいことの実現のために たくさんの人がいないと

できないから

「一人でできなければ諦める、諦めさせられる」という社会の中の

一個人の事例を

 

少しでも

 

「既存のやりかたでは無理だったけど、

このやりかたをしたら、できた」

 

「一人では無理だけど、仲間がいたら、できた」

「本当はやりたかったこと」を

たくさんの人が支えてくれたから

 

あきらめなくても、良くなった。

 

そういうふうに 自分も生きて

身近な友達や 出会ってくれる人にも

支えてくれるたくさんの人と一緒に

 

「こうすれば叶うかも。あきらめなくて済むかも」

という<工夫>を考える つなぐ手の一つになりたいんだ。

 

人のためにやってあげたいんじゃなく

 

私も そうじゃないと 生きることができないから

支えられて生きているから。

 

私も誰かに

「だっこさんのライブに遊びにきたら友達増えた」とか

「作詞や歌をはじめた」とか

なんでもいいから きっかけの一助になることで

日頃たくさんの人に 支えられて生きていることの恩返しをしたいんだ。

 

そして、「こういうふうにも生きられる場合もあるから

今、何か、生活の介助のことなんかで困っていたり

 

ひとりぼっちを感じて 

 

じっと 何も話せないでいる人は

人と繋がって 話してね。

 

わたしたちのひとりずつも 

すごい著名なカウンセラーの先生とかではないけれど

 

でも 障害のことや 介助のことは 

聞けることもあるかもしれないし いるからね。」

 

ということを どの講演でも どのライブでも

全部でずっと 死ぬまで発信したい。

 

そんなこんなで、ひとつのうたや ひとつのコンサートが

障害の種別や有無 年齢や 住む場所や所属を越えて

人と人をつなげるきっかけになりますように。

 

PVでも、コンサートでも、遠くにいる人も 近くの人も

私たちを見つけて下さった

 

みんなに会えますように。

 

いつもありがとう。

 

わたしたちのオリジナル曲 日本語版

「きかせてよきみのこと」はこちら(手話歌版もあります)↓

 

 

コンサートの詳細はこちらから↓

https://www.kikaseteyo.com

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