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みなさまこんにちは!おげんきでおすごしですか。

去る3月11日は、綾子とだっこのささやきトークショー

【障害者と震災体験】。

 

 

お聴きくださいました皆様、本当にありがとうございました!!

 

震災の日、女性介助者1名と池袋駅で震災に遭い、

駅構内エレベーター全停止の中、

移動困難と帰宅難民を経験したわたし。

 

ご家族と有明水族館にいて、「津波が来るかもしれないから、高いところに逃げてください」との指示に

「走って逃げられない」という思いを体験した綾ちゃん。

 

そして、震災のその日その時、埼玉の家に一人でいて、

ご家族が1型糖尿病の当事者のために、

「いざのとき、どうやって、インスリン注射を持って出られるか」

「這ってでも外へ逃げろというけど、できるのか」

震災後に、ご家族と真剣に何度も家族会議をした、というかずよちゃん。

 

3人それぞれの震災体験を語りました。

 

わたしも、震災の日を思い返すと、大きな揺れに伴い、エレベーターが全て止まり、

駅の非常口までの階段を駅員さん6名に、御神輿みたいに車いすを担いで、

踏みしめながら、上がっていただいたこと。

「今、余震が来ませんように、、、」と階段を上げて頂きながら、祈ったこと、

池袋駅から赤羽駅まで4時間かかったバスでの帰り道。

長蛇の列を、「お先にどうぞ」と、譲ってくださったかたがいたこと、、、。

非常時の恐怖も、その中でも、助けてくださった方々の、複数の手があったこと、

時がすぎても、忘れられません。

 

また、あのとき、

「茨城にいる、画家の辻 友紀子ちゃんは、人工呼吸器、、、停電で、

呼吸器が止まっちゃったのじゃないか、ゆきちゃんは生きているのか」

往来の中、目の見えないかたが、杖で、駅員さんに付き添われて避難路を目指すのを見て、

「目の見えない人、耳の聞こえない人はどうしているのか」

「仙台の、ありのまま舎(お世話になった社会福祉法人)のみなさんや、友人は?」

と 一度期にたくさんの友人の顔が胸に去来したこと。

 

震災のことは、たくさんの方が亡くなった辛い出来事でもあり、

「もう思い出したくない」というお気持ちの方もたくさんいらっしゃると思いますが、

先月から、関東でも、震度4から5の地震も起きており、

 

わたしたちはわたしたちのできることを

 

災害時 ひとりでは一歩も動けない当事者として、見える世界を語っていこうと

あらためて思いました。

 

もしそれが少しでも 日頃から 障害をもつ人や

有事の際にハンデが大きな人が、日頃から、地域社会に認知されて、

生きやすくなることにつなばればと思うばかりです。

 

また、この放送を機に、私達としてははじめて、オンラインでのドキュメンタリー映画上映

「逃げ遅れる人々ー東日本大震災と障害者ー」(飯田基晴監督:東北関東大震災障害者救援対策本部制作/74分 日本語)

と、映画の感想や、日頃から、障害をもつ人もふくむ、防災・減災のアイデアなどを自由に語り合う

ZOOM交流会を企画しました。

 

少し急ではありますが

「この震災10年の節目の3月に、やろうよ!」

という、湧き上がる気持ちに任せ、小規模でも開催することに決めました。

 

●本編の映画は、飯田基晴監督さんにもご相談をいたし、

3月24、25,26日の3日間、vimeoにて、いつでも視聴可能のアドレスを。

 

●3月25日夜8時から9時半まで、上映を踏まえてのご感想などを語りあうZOOM交流会のアドレスを

お申込みのかたへ併記してお送りいたします。

 

参加費は、無料、投げ銭制です。投げ銭は、500円よりお受付。

通信費等経費を除く、純利益は、映画製作者の皆様への全額寄付と致します。

 

お申込みは、投げ銭応援をいただけるかたはこちらから↓

オンライン上映&シェア会「逃げ遅れる人々ー東日本大震災と障害者ー」

 

その他、お申込みは、yuhasagiri★gmail.com(★を@に変えてください。担当 朝霧)まで

お願いいたします。

 

FBをやっていらっしゃるかたは、朝霧 裕のFBメッセンジャーでもお受付いたします。

 

「逃げ遅れる人々ー東日本大震災と障害者ー」公式HPはこちら。

 

映画は、特に東北の、地震、津波、原発事故を

生き抜いた方々の証言集ですから、

 

けっして楽しくてハッピーな内容のものではありません。

胸に迫り、見ていることが辛く苦しいという場面もあります。

 

ですが、震災の中、障害当事者が、いかに亡くなり、いかに生き、そして震災後に、

全国のCIL(障害をもつかたの一人暮らしや仕事などを支援する、障害をもつかたが主体となって運営する自立生活支援センター)の

方々や、支援者がいかに立ち上がり、個人の声をつなげていったか。

最後には、

 

「辛かったですね」「苦しかったですね」という感想のみにはとどまらない

 

ひとりずつの、個人の生命の奥底にある、生きる力を呼び起こすような内容も含まれていると思っています。

 

また、

「もし、妊婦さんだったら?」

「もし、小さい子を3人つれた、お父さんやお母さんだったら?」

「もし、自分の、80代、90代の、高齢の、お父さんお母さん、おじいちゃんやおばあちゃんだったら?」

若い障害当事者だけでなく、障害をもつかたの困難は、

いろいろな立場のかたへきっとリンクする一点があります。

 

「映画をふまえての交流会」というものは、わたしも人生初めての企画であり、体験ですが

企画のパートナー小澤綾子さんはじめ、障害をもつかたや、家族の声の「小さな個人の声」を

これまでには障害をもつ人とふれあったことがないような多様な方々や、

ひいてはマスメディアなど、広く、つながるべきひとへ、届けること。

 

この今を、共に生きる仲間を増やすこと。

個人レベルで、やっていけたらと願います。

 

応援いただけますかた、また、当日のZOOM交流会の様子や、告知を

取材くださるメディアのみなさま いらっしゃいましたら、ご参加いただけますように、何卒よろしくお願い申し上げます。

お申込み、締め切りは3月22日24時といたいsます。

 

ZOOM交流会のほうは、3月25日 夜8時から9時半。

みなさまにお会いできますことを、

本企画、パートナーの、歌手・小澤綾子さんといっしょに、

心よりお待ちいたしております!

 

感謝をこめて。

 

朝霧 裕