みなさまへ❤❤❤

 

お元気でおすごしですか。

先日の千葉県君津市くるりの家から生配信!

綾子とだっこのスペシャルコンサート!

について、スペシャルゲストの松本佳奈さんがフォトブログを書いてくださいました。↓

 

 

しかもきっと岩波書店の編集者のクミさんが泣いてよろこぶだっこの本のタイトルをテーマにしてくださって。

 

うれしくってね、わたしも書くよ。

 

私ね、思ったんだよ。

 

「あ。今見てるんだ、景色を。」と。

 

「バリアフリーのその先だ、今これが。」とね、思ったんだよ。

 

バリアフリーのその先へ!-車いすの3,11-(岩波書店)の本は、東日本大震災の都内での体験を契機に書いて
だから、主に2011年から2013年くらいまでのお話しで、出版年が2014年だったの。

だから、2011年を基準にすれば、内容の多くが9年前のお話し。

 

そして9年の間に、私はたくさんたくさんライブをやったし

音楽仲間もそれぞれが ほんとに変化して

幾人かは お父さん お母さんになった。

 

みんながみんな、10代や20代の独身の若いうちは、

歩ける仲間は身体的に自由だから自由

車いすの当事者は、身一つでは動けないから不自由 と 思っていたけど

 

今はね もう 舞台裏はこうよ(・▽・)!

 

 

 

 

テーブルの上には、みかんと、エッセイの本と、お菓子と、赤子よ(・v・)

 

 

もうこういった時はどれがだれの子だったっけとか考えちゃいけない(-v-)❤

 

 

 

 

 

わたしたちの共通項は、人と人との「違い」を、「壁」や「敵」としないで

それこそが人の面白み 人である醍醐味 と思って

 

なにが不便?

なにが不自由?

 

もっとどんな助けがあると自由?

 

もっとなにがあると どんな助けがあると

「障害があるからできない」

「こどもがいるからできない」

「親の介護があるからできない」

 

 

「できる」

 

になるかもしれない?

 

それを、聴き合って、知ること。

 

そう思うと、ハンディキャッパーって体の障害や難病だけじゃないんだな。

 

子を持つお父さんやお母さんもね

 

これほど助けが要る存在があろうか!!(・▽・)って感じよ。

 

ワンオペ育児?!

 

無理に決まってんじゃん?!

と思ったよ、たった半日、何もできず、ただ様子を垣間見ただけなのに。

 

「バリアフリーのその先だ、今ここは。」

と思ったよ。

 

難病をもつ私が常に助けられる側

身体の障害のない仲間が常に助ける側

そんな通り一辺倒なイメージだけでは

 

両者が支え合え切れないっていうことよ。

 

私や綾子ちゃんが困ったら

介助さん 綾ちゃんの場合、だんなさまやお母様

段差や階段は、運転を手伝ってくださったひっしーや、

オーナーのじょーじ先生も、

みんなで交代交代に助けてもらう。

 

おこさまがたが全力でどこかへ走り出したら!!(・▽・)

わたしは足が走れないけど

お客様がたも巻き込んで

みんなで見守りみんなで走る!!!!!

 

「ワンオペ育児」

「ワンオペ介護」

 

では とてもじゃないけど ぜんぶ無理

もう おてあげよ\(-▽ー)/

 

社会制度がじゅうぶんにあるのはもうはずせない大前提。

 

その上で、

「困ったら 困る前に ひとりでがんばってがんばりすぎて

つー、、、っと涙が出るより前に

頼っていいよ!!

助けてって早く言っていいよ!」

と言える 世代間交流の場

言える仲間との出会いの場

 

ママさんパパさんがいられる場

障害をもつ仲間も 設備のバリアフリー度も含めて 居やすい場

心がちょっとほっとできる場を

いかに作るか

 

今ここは バリアフリーのその先だけど 

 

やっぱりここから先も

 

バリアフリーのその先を 考えて やっていかなきゃいけないなと

 

生きる事の面白みを感じました。

 

わたしは、子供の頃、小学校1年生から高校3年生までずっと特別支援学校にいて

学校を分けられていたから、18歳まで、学校では歩ける友達とともに学ぶことがなかった。

 

それから、普通の学校へ行けた綾ちゃんは、学校生活の途中で顕著になってきた

筋ジストロフィーの症状、歩きかたがゆらゆらする、転びやすいなどの特徴で、

歩いたり走ったりするたびに、子供の頃、ひどくいじめられた時期があったそう。

 

でも今は、少なくとも車いすがめずらしい時代ではなくなったし

 

年齢が(世代)が下へ行けば行くほど

 

障害をもつ人だからとか、LGBTだからとか、身体や精神のありようで人をいじめようとする人は

減ってきているように思う。

 

だから

 

今 お父さんお母さんの世代になったわたしたちが

 

多様な身体 多様な生きかた ありかたの等身大のまま

 

どんどん こどもたちの世代へ 自分たちを見せていくことで

 

昔はさ なににつけ

「弱音を吐くな!」

「がまんしろ」

「人様に迷惑をかけるな!」が美徳(?)だったけど

 

今はもう

「一人ぼっちでがんばるな。」

「(介助も子育てもコンサートもね)みんなでやろーぜ!」

のほうがジョーシキよ❤❤❤と

 

価値観がやわらかくなっていったらいいな。

 

 

では最後に 寒すぎて

佳奈さんの

「だっこさんと綾ちゃんに どなたかお茶を、、、、」の一言で

 

ホッカイロ代わりの 命の次に大切な

ルイボスティーの「ルイ」をすすりながら 佳奈ちゃんの美声を聴く

縁側のおばあちゃんのようなだっこと ふるえる綾ちゃんの図でお別れしましょう。

 

「歩ける3人にも、、、どうか、、、お茶を、、、、」とわたし言うべきでした、
バリアフリーを熱く語っても

「歩ける仲間にも、、、、お茶を、、、、」ってここで言えなかったら矛盾よね、、、、。

残り3人 ずっとこごえさせてごめんね、、、、、。

 

 

今日もみんなが 無事で元気でいてくださいますように。

 

小澤綾子さんの本「10年前の君へー筋ジストロフィーと生きるー」(すーべにあ文庫)

 
 
 
 

 

松本佳奈さんOfficialPV オリジナル曲「正義」

 

朝霧 裕の本「バリアフリーのその先へー車いすの3.11-」(岩波書店)

 

 
 

朝霧 裕 全曲サブスク配信中(全曲 無料試聴あり)ベストアルバム