みなさまへ❤❤❤

 

お元気でおすごしですか。

千葉県君津市 くるりの家へ 「綾子とだっこのささやきトークショー」おうちライブから飛び出して

ついに!!スペシャルコンサート。

野外会場と、オンラインでのハイブリット開催ライブ❤
(動画はこれね(・v・)開始21分目からはじまりますので、最初早送りしてください。チャンネル登録おねがいしまーす↓)

 

 

くるりの家をお貸しくださったオーナーのじょーじ先生と、出演者各位の強い思いで 開催の運びとなりました。

 

 

 

今回、特に開催・中止を決める主催者としては、これまでyoutube配信を続けてきたわたしと綾ちゃんの二人になります。

消毒・手洗い他できる限りの準備で臨み 会場もソーシャルディスタンス取り放題の場所で お客様の人数を制限しての開催。
やれる限りのことをして、外で歌う、(室内では窓全開!!)ということでの開催としました。

 

 

ソーシャルディスタンス、こーんなかんじ。本当なら60名入れるお庭(お山?)にお客様は6名。
それから、YoutubeとFBで見守ってくださった方々と、そして、わたしたち。

 

みんなみんなで、力を合わせての、開催でした。

今回初めて、音響にきみつネットさんにもお力添えをいただきました。

 


コロナ感染防止対策は、いのちを守る為に大切。

でも、対策を講じた上でも すべてすべての

「生きている今日」にやりたいことに全部バツをつけて制限したら

「生きている喜び」「楽しみ」を無しにしてしまったら

そのときわたしの心は生きたいと思えるのかな?

半年後、1年後、私は『絶対に』生きているかな?

『絶対』は、ない。

これは、だれもが同じ。

 

今日できることを 人といっしょにやるためには

よく よく 本音から 相談をしながら

こころの無理のないかたちで。

 

できるように、あきらめず、やっていく。

 

今日この舞台に立ってくださった仲間はね
わたしの中で とても大きな存在になったよ。

 

アートに触れることでこどもたちの自由な発想を拡げていく、アート活動や、

音楽を使った地域づくりとしてのシュチュエーションライブを、銭湯や、古民家、森の中、

さまざまな場所で企画開催している、

千葉県木更津の歌姫、シンガーソングライターの松本佳奈さん。

(物凄い歌詞を書くかたです、みなさま、Youtube見て見て!)

 

 

本日の女性シンガーたちのギターサポートや、沢山のCD音源のプロデューサーとして。

また、ギター弾き語りのソロアーティストとして。

とくにだっこと綾ちゃんのライブサポートに、この人あり!の

『みんなの守護神』奥野裕介殿

 

 

 

ライブペインティング、絵の魔法使い。

絵画の妖精。育色工房 中山育美さん。

 

 

日頃は、OL、歌手、素敵な奥様の、日常三役。

地元君津市の、「筋ジストロフィーと闘い歌う」歌姫、小澤綾子さん。

 

脊髄性筋萎縮症の当事者で、エッセイストで、歌う人。だっこさん
(日頃は「重度訪問介護」という制度を使って、24時間の介助派遣を受けながら、
さいたま市に一人暮らしをしています。)

 

あ、そういえば、だっこの病名にも委縮っていうことばがついているんだったわ。

綾ちゃんも、進行性の筋疾患。

うん、委縮は筋肉でじゅうぶん。

 

心は、委縮しない。させない。

そんな気持ちを、個々が込めたライブでした。

 

「コロナはただの風邪~~~♪みんな心配過剰よ~~♪」とは思わない、わたしはね。

 

今、どんな病気でも病院に入院になったら、面会謝絶の病院が多くて


お布団に寝てしまったら、1センチ、2センチ、頭を自分で動かして横を向くとか、足を動かすとか、

できないし、「介助者さんが付き添えない入院」っていう時点で

助かれないんじゃないかと思うし

(病院の看護師さんたちやお医者さんたちを信頼している上での話し。
健常のかたが高齢になっての入院と、

もともとが筋疾患やALSの難病のかたがする入院とは「微細な動けなさ」が違う、という話し。)

 

去年3回入院した身としては

もういやじゃ(-▽ー)という恐怖って忘れていない。

 

でもさ むしろ去年入院したから思うんだけど

 

人はなにかの理由でいつか死ぬし

最善を尽くしても

でも 病気になるときはなるし

生老病死は だれの上にもあるのだよね。

 

その中で

「死ぬのが怖いからなにもしないこと」は

それは果たして

「生きている」って言えるのか。

 

綾ちゃんは5年前に初めて会ったとき(水戸駅のホームよ)
1本だけの杖をついて

半ば小走りですたすた走ってきて

「朝霧裕さんですか?!」と声をかけてくださったのだよね。

 

今、外の移動はすべて電動車いすになった。

 

障害のない仲間たちだって

ご自身にお子さんができて毎日がてんてこまいになったり❤

親の健康状況が変わったり

 

日常とは『変化するもの』。

 

その中で

もしや御礼が出せなくっても

収支大赤字だったとしたってこれはやりたい!と言ってくれた人が出揃う

ソーシャルディスタンスの距離が取れる会場がある

段差や階段も少しあるけど 助け合える人員がいる

 

これを棄てていいのか?と思ったら

 

(やるにしても、やらないにしてもね)

自分の「やりたい」に今日従わなかったら

 

あとの一生、自分のことを自分で決められない人間になるような気がしたの。

 

自分の声を 奏でを 

ことば 色彩 イマジネーションを

放つ。

ただそれだけをする。

 

「ただそれだけをする」っていう

自由が好きだ。

 

自由がうまくできないことが 身体が不自由でなくっても

だれにでも あるから

そこから人が解放されていくことを見ているのが好きだ。

 

 

 

だから歌が好きで

 

ウィルスよりもこわいものも人間だけど

100年にいっぺんずつなにがしかに襲われても

だれかが生きて

だれかがいのちの灯を受け継いで

滅びないで種をついできたのもまた人間だから

 

人が好きだ って言っていたい。

 

人が嫌いだ ではなくて。

できれば。

 

どうしてもピリピリしてしまう時代でも

 

できることはすこしだし

 

できることは同じ。

 

だれか、歌うわたしたちのことを覚えておいて。(・v・)

と そんなことを思いながら 歌いました。

 

 

たまにこのブログに書いていることだけど

ギターとか琵琶とかね

穴の開いた楽器の音色って

天の神様に届くんだって。

 

歌が祈りであるならば

 

今年の心の陰りを越えて

価値観や身体の差異を越えて

委縮を越えて

 

今は

だれともぎゅっとだきしめあえないけど

心の中で手を繋いで

 

会いたい人に

だれもが自由に

また会える日々が戻りますように。

 

どの人もどの人もみんな

無事に元気にいてくださいますように。

 

 

音響協力をいただきましたきみつネットさん、スタッフのみなさん、写真を撮ってくださった

綾ちゃんのだんなさまと参加者のみなさま、会場提供のじょーじ先生

オンラインからお見守りいただきました全世界各地のみなみなさま!!!

本当にありがとうございました!!

 

 

「10年前の君へー筋ジストロフィーと生きる」小澤綾子著(すーべにあ文庫)

 

 

 

 

「バリアフリーのその先へ!-車いすの3.11ー」朝霧裕著(岩波書店)

 


オフィシャルミュージックビデオ『幕開け』/松本佳奈