皆様へ

お元気でおすごしですか。

 

11月1日にともにzoomお話会を開催いたします

「歌う弁財天」、「子宮の唄うたい」ツダユキコさんが

だっこさんのことをブログに書いてくださいました。

いきなり、「自分ビジネス」お話会をやります!と言ったので

そもそも「自分ビジネス」ということばをわたしのブログではじめて聴いて

驚かれた方、わたしのことをまったく知らなかった方

見てくださって沢山いらっしゃったのではないかと思います。

 

私は、朝霧 裕(あさぎり ゆう)という名前で、エッセイの本を書いたり、シンガーソングライターとして歌を歌ったり
表現活動を生きる道として、愛して、生きている個人です。

それから、わたしには、ウエルドニッヒ・ホフマン症(脊髄性筋萎縮症)という難病があって
日頃は、電動車いすで生活をしています。

生活は、重度訪問介護という介助制度を使って、24時間介助を受けて生活をしています。

 

俗に言う「月金フルタイム」の就労が体力的にどうしてもむずかしいので、在宅で、

生活保護を受けながら、こころを含むバリアフリー、多様性をテーマとする講演や、

音楽ライブやコンサート、今はコロナ禍もあり、zoomやyoutubeで歌やお話の配信をしたりしています。


そして、毎月の収入を、在住区の福祉課に申告しています。
個人事業主の社長さんが確定申告で年1回やる、収入・支出の申告を
月1回でやっているような感覚です。

 

今は、さまざまな暮らしや身体、個性をもつ人に対しての
「人権」へ意識が、昔と違ってきましたが

 

10年くらい前までは まるで時代のブームのように、

「生活保護はズル。怠け。どうせ不正受給しているに決まってる。

人の税金で生きているいやな人達。」

と、煽るような(わざと、「俺の人生もうだめだ。」とか言って、
昼間からを飲んでいる人の映像ばっかりを報道の特集枠で映したりとか)

メディア報道も過剰で、

 

「生活保護を受けていることは、エッセイにも書いちゃいけないよ。」

と言われる時代でした。

 

「介護親に頼らず、地域社会の中でがんばっていく。

その暮らしのために、どうしても生活保護を受けてでもというのなら、

人のお金で贅沢して、と思われないように、

人前ではボロを着ていなさい。」

そう家族にも言われるような時代です。

 

それから、ちょうど10年くらい前からが

「障害者でも一般就労ができる人もいる!」

「障害者でも仕事に就いてがんばろう!」

と、<仕事>についても、

稀に一般企業に雇用される障害当事者の方々も出てきて

それはそれで、道があいて素晴らしいことなのですが

 

「障害者でも、そこ(一般就労)に乗れなかった人」は

 

在宅介助の現場からも、

「あなたももっと努力して働いたらどう?」

「いつまでも生活保護っていうのも、ズルいんじゃない?甘えじゃないの?」

「あなたみたいに障害に甘えているのって、どうかと思うわよね」

と、介助中にいじめを受けるようになりました。

 

でもきっかけがあって、過去の介助のことがすべて解決し、

(こういう体験って、もしかしたら、日本全国にはわたしひとりではないのかも)
2014年に体験を自身のエッセイの本に書いたところ

 

「わたしもそうだった」とか

「シングルマザーで生活保護を受けています。

身体は歩けるけど、わたしも、あなたと同じです。

今まで、生きていることが申し訳ない、、、、と思ってきました。」

と 本当に大きな反響がありました。

 

私は、ユキさんが書いてくださったように、

「音楽などで(身心に無理なく)

収入が増えていったら、生活保護を抜けて生活したい」

という夢を今も持っています。

 

ですが一方で、

「生活保護を受けるのは恥ずかしいことだから

早く抜けないとダメだ、、、!!」

と 焦ったり 

生活保護イコール だめなこと 恥 悪 のようには

一切考えてはいません。

 

むしろ

「生活保護なんて、タブー中のタブーじゃん。

ブログとかにも書いちゃいけないよね。」

という、差別・偏見から来る

「語りずらさ」を

わたしがぶち破りたい、という気持ちがあるので

堂々と貰い受けるし

その上で

できることはやります。

 

お金のことで言うと、いただいてもいますけれども、

生活保護には、「基礎控除額」というものが決まっていて

手元に残る額と

市に返金する額が決まっていて

 

収入があったとき、

15000円までは、返金は0円

10万円をいただいたら、手元に残るのは23600円

20万円をいただいたら、手元に残るのは33600円

あとは返金。

これちゃんと1年分計算をするとね、

(それでもお助けいただいている額のほうが大きいにしても)

でも、けっこう、返してもいます。

 

昔は、この仕組みが、

いやで辛くて、悲しくてしかたありませんでした。

だって、

「がんばってもがんばっても仕事としての自分の収入には

わずかしかならない。

生活保護は受けたらなかなか抜け難い」

ということが、すごく辛いことで、

生活保護を受けるのはダメなことで、

自分の努力がまだ足りないんだ、まだ足りないんだ、

でもこれではどうしようもできない、、、、と

悲劇的に考えていたから。

 

でも、私に起きたことをエッセイに書いて以降、

「だっこさんはね、見方を変えればめっちゃくちゃ仕事をしてる

公務員の人と同じ。

お給料は、障害年金や生活保護として国がくれてる。

しかも、だっこさんの勤務時間は24時間365日。

体を張って24時間、

介助さんたちに介助方法を教えてる。

だっこさんの家に来て、はじめて、障害をもつ人と触れ合ったという

10代や20代の介助さんだっているでしょう?

だっこさんは、生きていることそのものが、大仕事なんだよ。」

 

そう言ってくださる人に、数珠玉が連なるように会えるようになりました。

自分が一番、まわりの人には

「その話題は、たとえ体験であっても、

『生活保護なんか恥ずかしい』と思う人もいるから、

書いちゃいけないよ。」

と言われ

けれども、勇気を持って書いたものが

結果、一番、これまでに知らなかった多くの人の心を打つエッセイになりました。

 

そして、「生きずらさ」や「語りずらさ」、

偏見や差別、世の中への違和感、、、、そいうものを

感じざるを得ないような、社会的立場から、

自分自身の置かれた状況を

自分なりにぶち破って先へ行きたい とか

「過去の自分と同じような立場、境遇の人に光を当て続けたい」

と、それこそ身体を張って

自分の人生を使って

 

実験し 体現し続ける人たちの中に

 

自分ビジネスの創始者である、八木さやさん(元・子宮委員長はるちゃん)や、

さやさん(当時はるちゃん)のファン仲間として出会ったツダユキコさんもいました。

 

わたしとゆユキさんも2017年に出演をさせていただいた

2000人規模の音楽・ダンス・ファッションの創作ステージ<シンデレラ・プロジェクト>の創始者

Happyちゃんもいました。(わたし前回の日記で1000人規模と一回書いてしまいましたが2000人でした!)

 

特に、ブログを見てファンになった当時、

子宮委員長はるちゃんで活躍していた八木さやさんは、現役風★俗嬢でありながら、

「わたしがここから幸せになっていけるかどうか」

の実践を、日夜ものすごい質量でブログに綴り

当時から、吐出して輝いていました。

 

そこには

 

「障害に甘えないでという人もいるけど、

だれもが助け合いができる社会のほうがいい、

もっと障害に甘えなはれ。」

 

「わたしのお金が、本当に必要な人に使われたらうれしいよ。

お金を持っている人じゃなくて、まわす人になりたい。」

 

「一人でできれば一人前。

みんなでできれば100人前。」

 

わたしの価値観の御守りになった言葉がたくさんあって。

 

年商5憶円の実業家であり表現者(近年は、歌手活動も)となった今も、

「ヒキコモリで人に会わず、自分に全力集中をして何ができるか」など

(しかもさやさんは、これをコロナの1年前に言って、やってるの!)

時代に対する先見の明も誰よりも速く、

「自分をどこまで自由にするか」の実践を続けていらっしゃいます。

 

正直、子宮委員長はるちゃんを見つけた当時も、今も、

 

「ここまで、低所得でも、性の仕事に働く人でも、

生活保護を受けている人でも、障害者でも、

だれに対しても、差別・偏見で見ない人」

 

って、私、はるちゃん(さやさん)しか、知る人の中にいなかった。

 

ほんと、神だ、と思ったよ。

人間のたったひとりの女の子に

天の神様が、

今この時代にはこの人が必要だから、

書かせている文章で、言葉だな、って。

 

そして、そのさやちゃんファンの仲間たちとの出会いでも、

「ああ、こんなに、自由な生き方でいいんだな」とか

「今までまだ、ガマンしていること、あったけど、

もっとわたし、望んでもいいんだな」とか

一段階、「自由な生き方を自分に許すこと」について、視野が広がった。

 

わたしは、何者でもない個人だけれど、

わたしのように、スタートが、

障害年金しか収入がないとか(むしろそれすらないとか)

今、生活保護を受けていることを、引け目に感じてしまうとか

 

お金が無くて辛くてしょうがないけど言えなかったとか

 

お金のことではないけど、自分自身をなにかどこか

引け目に感じてしまうとか

 

やりたいことがあるけれど、漠然と、自分に自信が持てないとか

家族や友人、職場の人なんかに、

 

言いたいことがあるけれど、

言葉がうっと喉の奥に引っ込んでしまう癖があるとか

 

何かの理由で、悩み苦しみの中にいたり

 

だっこやユキさんのブログを読んで

「この人ならば応援したい!」

と思ってくださる人に

 

お話し会にきてほしいと思っています。

 

やるからには、たくさん来てほしいです。

 

そうそう、タイトル、私、

「泥中に咲き、泥中に沈まず」

(染まらず、でしたっけ?)

と言われている、蓮がすき。

 

わたしけっこう、人から見たら、

不幸のオンパレードみたいなところからスタートを切って来てるから

泥水を吸って綺麗に咲くので蓮が好き。

(同じ理由で、あやめも好きだな)

 

でも、人から見たらすっごい大変そうにもかわいそうにも見られやすい

身体や環境に生きているとしても

「この私だから生きてこられた。」

という、自己信頼感って、私、昔は違ったけど、

今、凄くてね。

 

深く、深く、深く、自分を信頼する。

その意識を共有するお話し会の場を共有できたらうれしいです。

 

では、今日もみんなが無事で元気でいてくださいますように。

 

↓zoomお話し会「自分ビジネスきほんのき「私だけが幸せに、なっていい」

お申込みは、10月25日まで、こちらから受付ています。みなさまの応援、よろしくお願いします!↓