はい★みなさんこんにちは!おげんきですか?だっこです。

 

 

緊急事態宣言が解除をされて

介助さんのおこさまがたの保育園や幼稚園があいたので

また、介助チームがシフトに入れるようになり、

アパートに帰ってきましたよ★

 

友達に会いに長野に行きたいけれども耐えているきもちを

わかる人にはわかるTシャツであらわしてみましたよ❤

 

帰ってきてから思ったんだけど

これ↓両親もいた(!)実家の自分の部屋からよく書いたよね❤

こないだね、家で、ネットフィリックスで、映画を見たんですよ。

37Secondsっていう、脳性麻痺の23歳の女性が、

その主人公の女の子、ユマちゃんは、漫画家を目指しているんだけどね、

親からの自立

恋愛や性の経験

漫画家として道を拓きたい夢

長年の友人との変わり始める関係性・・・ ・・・

そんな様々な、年齢相応の女性としてのすったもんだに

全身全霊でぶちあたりながら、自分の道をあけてゆく、という成長物語なんだけど

すごくよかったの。

 

ほんとうに障害のある当事者の佳山明さんという新人女優さんが演じていらっしゃって

「障害者だって性の体験をしたい!!」とチャレンジを挑むところとか

過激なシーンもあるのですけど

「この子のために生きることが生きがい!」とする

お母さんとの自立への闘いが、すごくね、もうわかりすぎてすごくよかったんです。

 

「愛ゆえに過保護すぎる毒親(ともすれば虐待)になってしまう感じ」って

あー こんな感じか!!!

と 可視化したものを見たいかたは

この映画を見るといいなあと思いました。

 

それで、やっぱり、障害の有無を越えて

 

子供と共依存になってしまうお母さん

 

過保護にして

子供をダメにしてしまうお母さん

 

ほんと いろんなパターンがあると思うのですが

 

わたし的解決方法はソーシャルディスタンスしかない!です。

そうそう、あの映画みたいにね❤

 

育成環境はもちろん当人の気持ちって

親の側も子の側も

本人その人にしかわかりません。

 

ほんとうにほんとうの意味で

自分の心を癒せるのは自分。

 

「わたしがあの日あのときこのように傷ついたり辛かったことを

わかってほしい」

と 親に訴えても 一向にわかってもらえない もしくは

一度は解り合えたと思っても すぐまた もとに戻っちゃう

 

そういう関係性が一生続いて

感動のテレビドラマのようにはいかないことだってあります。

(わたしのファンには親との関係性で悩んでいらっしゃるかたがほんとにたくさんいます。)

 

だって 

自分には自分の考えがあるように

親には親の

他者には他者の

「その人の考え」や「その人の信念」があって

 

自分にとっては合わない価値観や考えでも相手にとっては

「それが信念なんだ!」となったら

もうこれは他者の力で動かせません。

 

人が人を変えることは無理。

 

っていうかいらん世話、

考えや価値観はみんな違っていいんだからね。

 

家族だからぜんぶ同じとか

親友だからぜんぶ同じなんてあるわけがない。

 

人が変えたくて変えられるのは、他者ではなくて、自分だけ。

 

わたしはこれを、「母とわたし」の関係性の中で

学んだんですよね。

 

親にも、その人の、その人だけの、人生がある。

 

わたしにあるように。

 

それで、そう思ったときに、

親は 凄く小さい子供のときには 自分には到底できないことができて

いろんなことをなんだって叶えてくれるすごい人 というふうに感じるんだけども

 

「親とわたしは、一個と一個の別の

年齢の違う 別の価値観を持った

別の人間なんだ。」

 

ということが腑に落ちて

 

母親だって

神様でも聖母マリアでも聖人君子でもなくて

「ただの人」なのだから

 

母は母で

「ただの人」として 

 

自分自身の気の済むように生きればいいし

 

わたしはわたしで 

「ただの人」として

自分自身の気の済むように生きればいい。

 

そうするしかできないし

それが正解なんだな と ブレない答えが自分の肚から湧いてきたわけ。

 

でね

 

「わたしがわたしを生きる」ことと

「母親との共依存に陥る前にこの環境を絶つ」ということは

 

わたしの育成環境の上ではイコールだったから

 

とにかく家を出ました。

 

心の社会的(っていうか物理的)距離❤

 

ソーシャルディスタンス❤❤❤

 

自由解放運動 FOR 自分❤❤❤

 

それでね

 

わたしが 22歳でぽーんと家を出まして

 

離れて

 

自由に暮らしたら

 

いつのまにやら 母も 本来の 自由ですごい楽天家でおおらかな 

自由で素敵なひとりの女性に戻ってた。

 

いつもいつでも

私のトイレ介助や夜の寝返りでくったくたで

わたしの介助があるからと ロクにいつでも眠れなくて

自分のお化粧やファッションはあとまわし

生活に追われて くたびれ感全開

正直 30代40代では実年齢より老けて見えてたであろう母が

 

今ないしょさいになって(-v-)❤

 

年齢を言うと

 

わたしの介助さんや友達に

「えっ?!うそっ!若い!!」って言ってもらって

さらにきゃぴきゃぴ喜んでいるいい顔の人になった。

 

いや私から見ても

実年齢より遥かに若く見えるし

わたしよりなんかすごく純粋だし乙女だし面白い人なんじゃない?

と 思っています。

 

だってわたしは今41歳なんだけど

母がわたしと同じ年のときには わたしと弟を絶賛子育て中だったわけで

 

たとえば

今のわたしに同じことができるだろうか?

 

と 想像すると

 

たとえどんなに歩けたって絶対に無理、ムリムリムリムリ、と

もろ手をあげて白旗上げるような子育て(っていうかわたしの介助)を

やりぬいていたわけ。

 

絶対にわたしにはできないことをやった人だよ。

 

今にして

 

育てていただきましたることは

 

最高に尊敬してる。

 

あと、わたしが家にいた頃は

すべて

「子供のために、子供のために、、、、、」と

自分は全部あとまわしで 介助制度がまだなかったから

介助はすべて親がやるしか 選べなくて

辛かったろうなあと思うけど

(そりゃ当時は共依存にもなるわね)

 

今、母には同世代の友達のかたがたくさんいて

 

お友達のみなさんと絵を習ったりとか 旅に行ったりとか

 

わたしの介助に全てを注いで

でもわたしが出て行った結果

母が、家に、ぽつーんとひとりぼっちになった

 

という展開になったらちょっといやだなあ と ちょっとだけ心配だったけど

 

母は母ですごく幸せそうにしていることが とてもうれしい。

 

今回、コロナのことで介助がまわらなくなったこともあって

家に帰って

飛び出した22歳のときとは

当たり前だけど

わたしも 両親(特に母)との関係性についても感じ方が変わっていたし

 

両親も Happyな方向に 人生が開けて行っていたし

 

「それぞれが自由に生きた結果として今という未来が見られて

よかったな。」

って心から思った。

 

・・・ ・・・でもやはり

実家は実家で今にして好きだけど

アパートに帰ってきたら帰ってきたで

介助さんたち複数人の、両親よりははるかに若いパワーに支えられ

成長しあって 作ってゆく今の生活が好きです。

 

ひとり ひとり

介助チーム全員のことがマジで大好きで

産休あけで復帰してくださった介助さんもいたり

学生さんもいたり

「きゃーだっこさーん!ひさしぶりー!」

「あしたは久々の勤務だと思ったらうれしくって眠れなかった―!」

「わたしも久々にみんなにお風呂に入れてもらえると思ったら

うれしくってドキドキしちゃって眠れなかった―❤なんだか恋みたい❤」

と 言いながら

料理をしたり

掃除をしたり

笑い話をしたり

コロナ流行の中でも

だからなのかなおさらに際立って

たわいもないことが楽しい。

この生活が好きです。

 

・・・ ・・・それに、今は時代が、昔とは全然違うから

障害のある子が親御さんの元にいても、介助制度を利用できるから

「子供の介助はすべて母親が見て当たり前」という状況とは

きっとぜんぜん違うよね?

どうかな?

今の若い世代のかた、どうですか?

 

身心の自由の元に

障害のある子も その親も 暮らせる事例が大いに増えますように(・v・)

 

これからも実践者のひとりとしてぶっちぎります❤❤❤

 

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