みなさまこんにちは!

 

先日は、わたしとおなじような進行性の難病(筋ジストロフィー)を持ちながら、

歌手、主婦、OLとみっつの顔をもつスター❤

だいすきな小澤綾子ちゃんとyoutubeからトークショー。(全編動画はこちら❤↓)

『難病車椅子女子達・コロナ禍で命のトーク』(←綾ちゃんタイトルありがとう(;v;))

 

 

コロナ禍の移動自粛の中で、介助さんの人数をできる限り制限したり、

生活の不自由や、今後の対策とも、今リアルに対峙しているわたしたちですが、

 

「綾ちゃんとトークをしたい!!っていうか、

しなくちゃダメだ!」

と、奮い立ったのは、

こんなニュースを見たことがきっかけでした。

 

2020年4月7日 阪野亜希子著 FINDERSより
「ダウン症、自閉症だとコロナ治療で後回しに? 人工呼吸器不足で、米国アラバマ州が衝撃のガイドライン」

https://finders.me/articles.php?id=1838

 

先週にはこんなニュースも。
「若い人に高度医療を譲ります」 医師はなぜ「譲カード」を作ったのか【新型コロナ】

https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5ebd12f4c5b6078ff41ca3a5

 

わたしほんとさ、怖くてゾワっと震えちゃったよ。

 

だってさ わたしたち、ふつうのなんでもない日常でもね

「人でもかかる、医療費もかかる。

車いすや寝たきりになってまで、

人工呼吸器を使ってまで、まだ生きたいの?」

って 心無い人からは言われやすい。

 

フツー、、、、にね、言われやすいよ、未だにね。

 

コロナウイルスより以上に

「常時にはバリアフリーの仲間に入れてあげるけど

有事には、障害者や高齢者は、まあ死んじゃってもしょうがないよね。

障害者より健常者

高齢者より若い人を助けるのが、当然のことでしょ?」

「有事のときには、しょーがない」

という考えをもつ人が 増えてしまったらどうしよう?

 

もしも「そっちの未来」に行ってしまったら

「障害者は車いすに縛られているだけでかわいそう」

と言って、

 

健常者のほうが 存在価値が高い

障害者のほうが 存在価値が低い

 

って 勝手に決めて

 

19人もの障害者を殺した、やまゆり園事件の犯人の考えが、

勝ってしまうことになるんだよ?

 

障害者だから

ダウン症だから

知的障害があるから

基礎疾患があるから

65歳以上だから

 

「この人は、きっと どうせ たぶん もう

助からないかもしれない だから 治療は 最初からあきらめてくれ」

 

ちょっと

まってよ

そんな考え

コロナウイルス本体よりか 怖いじゃん?!

 

助かるかもしれないのに「最っ初からの人のあきらめ」に殺されるわけかい?!

って 思うんですよ。

 

「まだ生きてる人から人工呼吸器をはずして他のかたへつけるんですか?!

もし、万が一、日本でも、

そんなことになったら、、、、ジョーダンじゃない。

だったら、わたしも綾ちゃんもユキちゃんも、

知的障害もってるわたしの友達のだれちゃんも だれちゃんも

みんなすぐ殺されちゃうじゃんか?」

 

・・・ ・・・ほんとにそう思ったよ。

 

現実に医療崩壊が起きた国で

現場で患者さんを看取る、地獄みたいな中を、

それでも医療に携わる、

お医者さんや看護師さんがどれほどの思いで

どの人を生かして どの人に死んでもらわなきゃいけないか

判断を迫られているのか と 思うと

わたしは 思うことがあっても、書いちゃいけないのかな と

記事を見たのに躊躇があったんだよ

 

でもね

 

わたしたち障害者は

いざのときには死ななきゃいけない命なの?

 

違うよね?断じて違う。

 

疫病は100年にいっぺんは必ず流行ると言っているし

 

SARSが流行して、MARSが流行して

コロナウイルスが今流行って

 

SARSとMARSはそれでも身近な生活圏には来なかったし

世界的大流行に至らなかったけど

 

自分が生きてる間に3回も

かかったら治せる薬がまだないぞというウイルスが世界のどこかに
きているということは

二の矢、三の矢はいつかくる。

 

そのとき、

障害や病気のある人は、健康な人に比べたら、確かに遥かに命を落としやすいかもしれない。

(薬があったって落としやすいもんね、ホント、ふだんから。)

 

でも、「だからしょーがないよね。」って

ハナっから 命をあきらめられたくない。

 

日本はそんなことにはさせない国だって

信じたい。

死ぬにしても信じたいのよ。

障害や病気のある人、高齢の人が、わたしたちだって、生きていたいぞ!!!!と
今、声を大きく上げることは間違ってない。

「まあ、うちらは病気あるもん、だから死んじゃってもしょうがないよね。」って
最初から 
いい子ちゃんにして
押し黙って
自分の命を蔑ろにする必要はない。
 
なんびとであれ
生きてきた
生きている
生きていく
自分の命を、誇っていい。
 
どんな人だって差別なく
生きる権利を奪われないことを、望んでいい。
障害者も、あらゆる疾患当事者も、高齢者もね。
 
でも、これまでずっとね、日本は、
どうしたら重症の人を救えるか 亡くなるかたを出さないようにできるか
「重症のかたを先に」って ずっと、やってきた。
重篤な人、重篤になりやすい人を、先に助けてきたでしょ?
 
それが、
「え?!障害者?!
えっ?!65歳?!じゃああなた治療の優先順位が下だから、病院にこないで」
と、なってしまう未来を呼び込んじゃいけない。
 
だから、そうなってから声を上げるんじゃ遅すぎるから、
 
「私達の生きる権利を、障害や、病気や、年齢で、差別しないで」
 
そんな当事者の思いを、書ける人、語れる人は
外へ出してほしい。
 
その先陣切れるように、わたしたちもまず話してみたよ。
 
でも今、暮らしの現場でさ
ほんとに、障害健常まーったく関係なく
年も、老若男女も関係なく、少なくともわたしの見える限りの友人知人の人は
みんなほんっとうにコロナ対策、気を付けてるよ。
これ以上もうできないっていうくらい。
 
親子でも、友達同士やカレや彼女でも
ほんとに会いたいけど、大切な人だから今は会わない。
多くの人が、そこまでして、護り合ってるよ。
 
日本中の人達の、できることの効果が表れて
 
このコロナが収まってきたとき、
この国はまず先に弱きを助ける志をコロナ禍の中でも
投げて棄てない国だった、
私達にはそれができた、って、お互いが言い合える未来が見たい。
 
出会うほぼすべての人が
(医療も介護も、仕事仲間も、友達も、会う人会う人みんな)
わたしたちを生かし続け、助け続けてくれたから
わたしたちには今がある。
 
人間に、だれにもある、根源的な、
「人はお互いを、生かしたい」という愛を
どうしたら伝播させていくことができるのか。
 
わたしたちはわたしたちの気持ちを話そう、と、語りました。
 
災害や疫病の流行、有事のときにも
『障害や病気があるから死んじゃってもしょーがないよね。』とは
命をあきらめないし、あきらめられたくもない。
「生存の権利」の順位付けなんて、ホントに、あってはならないんだよ。
 
でもわたしたちは本当に人数がマイノリティーだから社会全体の中にあっては声が小さい。
ともに隣に立ってくれる同志にたくさんいてほしい。
 
小澤綾子ちゃんのyoutube、ぜひご覧いただければうれしいです。
 
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