みなさまへ☆

 

おげんきでおすごしですか。
だっこオリジナル曲ベストアルバム電子版「ドレミファソラシド」

お買い上げくださいましたみなさま、本当にありがとうございます。

 

わたし、自分の作品ができて(できてというか、ひとつにまとまってというか)

はじめて泣いた。自分で。うれしくって。
正直ここまでの気持ちって、今までなったことがなかった。

「これはまだ積み重ねの途中だ」っていう気持ちのほうが強かったから、

なりようがなかった、っていうか。

 

これはね、出し切ったよ。

どうぞわたしの自信をもってお勧めする大好きな曲たちですから買ってください、って

言えるものになったよ。

 

要するに、「私は私が大好きなのよ」、と、言えるようにやっとなったよ。

「好かれるようにがんばってます」じゃなくてね。

 

 

出してみて、いろんなことをうわっと思い出した。

 

良い時も大変だった時もいろんな時期のことをうわっと。

 

でも、過ぎて見ると過去は今ここにないから
自分の血肉になることはあっても
できごと自体は 過ぎてしまえば夢と同じ
ほんと、人は「今ここ」しか生きられなくて
その渦中、本気で生きてたすべての人

どんな仕事の人でもさ

ほんとにスゴイ、って思うんだよね。

生きてきたなあ、生きているなあ、って、自分のことも、人のことも全部のことを。

 

音源の表紙の写真は、2020年2月8日、狸坂文福亭の「声と音だけ機材なしアンプラグドライブ」の写真。
写真家のMaki Nonakaさんが撮ってくださったものです。

 

遡って

 

 

これは2005年のわたし(!)表紙の写真の、15年前。

 


これは2009年のわたし。音源の表紙写真の11年前。

当時、介助さんとの関係に困難があり、
とても生活が大変で、うつ病で精神科に通っていた頃の私。
精神安定剤を服用しながらライブをしてた。

しかも芸能事務所のタレントさんでもなければ、

だれに頼まれたわけでもないのに、まだ車いすの歌う人なんていなかったから

「わたしがやらなきゃだれがやる」みたいな使命感もあった。

それに

マイクを離してしまったら

もう闇の中から抜けられない、ここでこのまま死んでたまるか、と、必死だった。

 

 

これは2012年。東日本大震災の翌年。

2011年、車いすでの震災の体験は、人生の節目だった。

「もう生きても死んでも好きなことやる!!!!!」って決めて
創作舞台と歌のコラボレーションライブを企画・演出したときの写真。

・・・ ・・・これ、舞台、自分としてはものすごくがんばった回だったのだけど
でもこれでも、ベストアルバムを出すにはまだ
自分が「出したい!」って思う波がこなかった。


これは2018年、彩の国 ゆめコンサートの最終回。

このときも、クラウドファンディングの返礼でCDを作って、

お客様への全員プレゼントにしたのだけれど
せっかく最終回なんだから!と新曲もたくさんつくっていれて

Jacket印刷とかの締め切りもあって

かかる全員がものすごく忙しくてね(笑)

感動というより、スポーツみたい。やりきった!!!!という気持ち。

 

自分なりに、たくさんたくさん積み重ねても

今回のベストアルバムの表紙のわたしに、
一番最初の金髪のわたしが出会うまでには

かかる年数15年!

 

15年前のわたしが

 

歩いて

歩いて

歩いて

歩いて

 

一番、いっちばん、会いたかった未来のわたに

 

やっっっっっと、会えた。

 

「ああ、このわたしを、見たかったんだ。」

 

と、初めて、心から、思ったよ。

 

わたしね、自分の理由があって

たったひとりの友達にしか話してなかったんだけど

実は、今、アーティストで実業家の(たくさん本も出されていて、作家でもある)

八木さやさんの提唱する「自分ビジネス」という講座を受講中。

以前、子宮委員長はるちゃんの名前で活動されていて、当時、

トークライブのスペシャルゲストへ来ていただいて、共演をさせていただいたり、

存在が『自由の女神』のような人で(ような人、ではなくて、自由の女神そのもので)

大好きな人の講座だからね、ずっと受けたくて、

スタートがものすごく遅くなってしまったけれど、参加してるの。

 

それで、講座だから、内容を詳しくは書けないけど、

 

八木さやさんの、すごく印象深いことばの中に、

ものを書いたり、何かを表現するときには

「一番遠くにいるわたしに向けて、表現をする」

という言葉があるの。

 

15年前の、金髪20代のわたしにとって、

このベストアルバムの表紙で笑っている朝霧 裕さんは

「ずっとずっとずーーーーっと先の未来の、

たどり着きたい、一番遠くにいるわたし」だったし


同じように「今日の今のわたし」にも

 

わたしを、今の、まだ、いろいろなことに、制限・制約のある生活から、

もっと自由にさせてあげたい、という目標があって

 

会いたい、未来のわたし

「今日の今のわたしから見て、一番高く、一番遠くにいるわたし」が確かにいる。

 

わたしは自分のまわりが、今、私から見て、ほんとにすてき、

ほんっとにスゴイ!と思う人ばっかりだから

 

自分がなんにもできてないような気がして

いじけたりねじくれたり落ち込んだりほんとしょっちゅうするんだけどね

 

でも

「それでも、自分がやりたいことだけは、やる。投げない。」

という意志を貫いた時には

 

「ほんとうにほんとうに喉から手が出るほど会いたかった自分に会える」

という結果は出せるんだなあ と

自分でそれがわかった。

そんな作品ができました。

 

どんな時期があったとしても

「人に言われてやらされたこと」じゃなくって

「自分でやりたくてやったこと」を

続けていると

その 「自分でやりたくてやりたいことをやっているわたし」に対して

 

だれが 否定したり 上に立って支配しようとしたり 捻じ曲げようとしないで

「わたしもその船に乗りたいからいっしょにやろー」

と 気持ちよく 対等に そばにいてくれたのかも やり切ったときに鮮やかに浮かんでくるよ。

 

うん。

 

書きたいことがいっぱい。

 

わたしを信じてくれてありがとうわたし!

 

わたしを信じてくれてありがとう、これまで歌を聴いてきてくれたひと!

 

ベストアルバムできました。

世界中へ届きますように!

 

(写真をクリックすると販売サイトへ飛びます↓)

 

 

Best Selection "ドレミファソラシド"

  1. Hello
  2. Ring Of Wind
  3. あいのこくはく
  4. 陽の下の花
  5. 桜の国のこどもたちへ
  6. 本当のうた
  7. ひかりあつめ
  8. らぶゆ
  9. STAR TOUR
  10. Seed
  11. 名前で呼んで

全曲プロデュース 奥野裕介
写真撮影 Maki Nonaka

衣装 Kuu Ironowa

 

・・・ ・・・出し切ったら新曲を書きたい気持ちでいっぱいです。(書きます。)


外出自粛の毎日ですが、今日もみんなが、無事に元気にいてくださいますように。