皆様へ❤
お元気ですか。(さいたま市、超強風ですね!!)

 


だっこラジオ7日目。




きのうはね、生活のことをがっちり話しました。
介護の手は
年々年を取ることが確実な
母親しかないし、
お金はないし
仕事は無いし
介助ヘルパーさんはいないし
身近に相談できる人もいないし

という状況だった、過去のわたしのような境遇の人に
届くといいなと思ったから。

ートーク抜粋ー
『わたしはいま、生活に、障害基礎年金という年金を受給して、
歩けるひととまったくおんなじに働くのは体力的にむずかしいので、
生活保護を受給していて、その上で、講演やコンサートや、
原稿料などで収入があったときには区の福祉課に申告して生活をしています。

生活のことを書くと、個人メールに、
『わたしも生活保護を受けたいけれどもどうしていいかわからない』とか
『介助がなくて困っている、相談できる仲間も身近にいない。助けて!』

というメッセージが届くことがたびたびあります。

『親や夫が自分の障害基礎年金を取り上げて
お酒や賭け事に勝手に使ってしまう』
など、毒親、毒家族の相談がきたこともあります。
(これ、相談、一件二件の数じゃない。)

わたしには、自分の人生について、
自分はこうしたよという体験はあるけれども、

それが他の人にもそのまま当てはまるかはわからない。

法律家ではないし、支援の専門家でないから、
受け止めきれないほど切迫した相談もある。

個々人の家まで飛んで行って
わたしが助けますというところまでは
私にはできない。

『世の中には、あなたのようにうまくできる人ばかりでなく
あなたよりもっと辛く苦しい人がいることも知ってください!!』
というメールをいただくこともある。

でも わたしも

今日の今この配信で

みんなにうたを届ける「今日の今この瞬間」までには

18年かかった。

特に生活保護の受給については、
(健常者でも困った時はだれでもが使える制度でありながら)
まだ世の中の一部には
強い差別や偏見があるし、
人前に立つことは、怖いけれど、

私が人前に立つことで、
私を見つけてくださった個々人が
まだ別の、支援のプロへ繋がればいいということが
常々わたしの願いです。』



… …そういうわけで、人柱実践中です。

だから、わたしをふと見つけてくれた人からいろんな声が届くけど
とにもかくにも、Facebook、Twitter、youtube、今はこれだけ何でもある
「今いるその場所から今情報を集め
今いるその場所から今声を発信することができる時代」だから
わたしを足場にして立って
つながるべき人や、同じような体験を持ちながら生き抜いている当事者団体などと
繋がってほしいと思う。(繋がってくれと思う。)

わたしのyoutubeやブログを見て
「だっこさんは、すごい事業家ですよ。
貧困や障害支援の一大事業を、たったひとりでやってるように思う。」
と言ってくださった人がいてね。

でもわたし、歌うことしかやってない。
厳密に言えば、「どの人もげんきでいてくださいますように」と
「祈ることしかやってない。」という感覚なんだ。

相談支援のプロではないんだからさ。

だけど

「こんな人がいるんだったら自分も動いてみよう」
と、
お金が無くて死にそうで困っていたら市町村の区役所へ行く

良い対応を万が一受けられなかったら

「反貧困ネットワーク」であるとか
貧困支援の当事者団体に連絡をする

介助がなくて困っていたら、

全国の障害当事者の自立生活支援センターへ相談に行く
地域包括支援センターや、
社協や、区の障害や高齢介助の支援課に相談に行く

「こういうことで困ってるから、知恵と力をわたしに分けてー!!」
と、SNSやブログで呼びかける。

とんでもなく不当な差別に当たると思われることがあったら

場合によっては、障害福祉や貧困支援、
記事を幾度も書いていらっしゃるようなジャーナリストや、
新聞やテレビ局やマスコミにも取材にきていただけないか相談をする。

できることはすべて尽くして
支援者・協力者の手を分ける。

障害のある人ない人赤ちゃんから高齢者まで
だれも、ひとりも、取りこぼすことなく
わたしたちには生存の権利があることを忘れない。

障害や病気や貧困に突然見舞われたときに、
これがたぶん
「自分がひとりだけで思い詰まらない」ためのコツです。

今日もみんなが、無事で元気でいてくださいますように。

生活保護制度について、わかりやすい文章で制度を知れる、おすすめの本はこちらです(法律の内容が出版年の2013年度版となっています)↓



わたしの過去の、虐待やうつ病などさまざまな経験と再起
東日本大震災の体験を書いたエッセイはこちらです↓