みなさまへ☆

 

おげんきでおすごしですか。

 

行ってきました、北見ーーーーー!!!

 

15日 朝霧 裕トーク&ライブ

そして 16日 フリーアーとパーティー。

 

 

知的障害をもつ娘さん(たまちゃん)のお母さん小川由規子さんが初企画したこのイベント。

こんなクラウドファンディングからはじまりました↓↓↓

【障害のあるひともないひともいっしょにあそべる

フリーアートパーティー!を開催します】

https://camp-fire.jp/projects/view/183008

 

15日こそ、会場費用等のために、1000円だけはチケット制にしたものの

ゆきこさん(あだなはぽんちゃんよ!)のお考えで、

16日のワークショップやライブは、すべて無料。

ふたあけて、ほんとうに、現場を見て、その意味もわかった。

とくに16日、絵を描いたり、スライムをつくったり、

演劇ごっこや将棋であそんだり、、、、たくさんのワークショップは、

「はしからはしまで、ぜんぶやりたい!!」という子もいっぱいで、

人の絶えない大盛況。

同世代のお母さんを見てて、子育てって、お金かかるんだよね。

「経済的な状況で、来てくれる子たちに、ガマンさせたくない」

「家計の状況にかかわらず、いろんなひとにきてほしい、

くることを遠慮してほしくない。」

そんなぽんちゃんの一念が、応援者の共感も呼び、

地域のお父さんお母さんたち、なによりこどもたちに

楽しみたいきもちを

制限しないで

思う存分

楽しめる時間をプレゼントできた。

でもね、上から目線の

「やってあげた」じゃないんだな。

 

だって、きてくれるおこさまたち

おとうさんおかあさんたちがいなかったらさ

そもそもがイベントとして成立しない。

 

その場にいる全員で、この空間を、いっしょにつくった。

 

それを、足を運んでくださった方々も

各セクションのみなさんもおひとりずつが

深く実感できる、稀と言っていいくらい

すてきなイベントだった、みんなの大ファンになりました。

 

「私の夢は、障害をもつ娘を残して安心して死んでゆくこと」

 

クラウドファンディングの、ぽんちゃんのこの文章を見た時に

 

「あ。これわたし出るやつ。」

って なんだか本当に本当に思った、電気が走ったみたいにね。

そして、さいたまや東京からクラファンのページを見てくれた仲間も口々に

「これ、やらなきゃだめなやつだし、他のだれかに、遠慮して譲ったりしちゃだめだよ!

これはだっこがいかなきゃいけないやつ!」

と、背を支え、クラファンを応援してくれた。

 

「介助さんが万が一どうしても見つからなかったらわたし行くから。」

という一行だけのメールをすぐにくれた女友達もいた。

なんてかっこいいやつらばっかりなんだ、
どの人もどの人も。ありがとう。

 

行けた!!!(>v<)

 

朝。ぶっちぎりでANAの搭乗口へ行ってしまい
空港内でバスに乗りなおしJALへ❤❤❤

 

機内用車いすをお借りします❤

にしてもかわいすぎじゃろこのいすは(>▽<)マジでほしい。

 

電動車いすはぷちぷちでよくくるんで梱包し貨物のほうへ積んでいただきまして

ロホクッションは、機内の椅子へ乗せるために

だっこしていきます。

だっこさんは、背骨が極端に曲がっているために、

左のおしりと足腰だけにほぼ全体重がかかっています。

このクッションは、足のしびれや褥瘡から守るために、自分を守るために、とてもだいじ。

(木のベンチとか、硬い椅子は、おしりの骨が当たるから痛くて座れませぬのです)

さて機内。1時間20分の旅。

アテンダントのお兄さんもお姉さんもみんな優しくて

どの人にもどの人にも

「好きです(・◇・)」って言いそうになった。

ほんと、憧れの職業!!!

さあ、我らもうたいます。

飛行機からは、地元北見市の介護タクシーGRIN

運転手さんの杉川さまにお世話になりまして!

弾丸旅ではございましたが、最高のドライブ!(>▽<)

杉川さん、もうほんと、
トークステージで来年は送迎にプラスして、出演を、

したほうがいい、このかたは、最高だから(・v・)

ちょっととってもスゴイかたのようですよ、

乗ることがあったら、いろいろな、

パラリンピックの舞台裏の話など、聞いてみてくださいね!

 

ちなみにこのピースサイン時 外0度。

初雪が舞ったよd(・v・)b

介護タクシーGRIN、だっこは車いすでの乗車ですが

このように、ストレッチャーものれます(・v・)

車内にAEDや酸素吸入器もございました、くわしくはホームページへ!

介護タクシーGRIN公式ホームページ

(※車の御写真FBからお借りしました!)

 

そしてうた!!!

急遽、2日間司会をしてくださっていた陽子さんのご発案で
フリーパーアートティー!よりあとにきまった15日夜のライブ。

フリーアートパーティーは、おまつり、にぎやか、ワープショップいっぱいだから

だっこ&奥野殿も、おはなしというよりは、BGM的、のんびりのびのび、うた・うた・うた・うた

というイメージ、「でもそれだけではもったいない!!だっこさんの生き方を聞いてほしい!」

と、ぽんちゃん、陽子さんら、中心メンバーで熱く企画してくださいまして。

 

ただでさえ北見市内の人間でもないのに

さいたま市からきて、だれもしらないような人のライブをわざわざ

2日間に分けちゃって

ただでさえちらほらしたお客様がさらに少しになっちゃったら

主催のみなさんに申し訳なーい!!!(;▽;)

と、呼んでいただく立場としたらほんとうにガクブルでしたが、

 

蓋を開けたら

 

「えっ?!すごい!」

と言いながら入っていったくらい

50席くらいでしたでしょうか、満席御礼。

 

 

ぽんちゃんが、

「娘がこれから先生きてゆく世の中を、障害のあるひともないひとも
どちらもが、あたりまえにいる世の中にしたい」

と思うように、

わたしもまた、車いすがまだ珍しく、奇異の目でも見られるような時代に生まれ、

「失礼なことを言って傷つけたら悪いから話しかけないようにしよう」

と、こちらは歩み寄りたくても、人と出会う機会そのもの(社会とのかかわり)から、
遠巻きにされてしまったり

スロープバスがなかったので、路線バスの乗車拒否なんて当たり前、

そんな昔の時代の中に子供時代~20代がすべてあって

「どうしたら、心も含めた、バリアフリーな社会がここにできるのか」

「養護学校からひとたび社会へ放り出されたら、いったい何をどうやって、

どこで生きていけばいいのか」

 

わたし自身が生きたい世界を

今ここにないから

わたしが創る。

 

階段があるから あきらめる

では どっっっこにも行けない。

図書館か区役所か病院しか行けない。

 

「スロープがあるから行きたい」んじゃない、

「行きたいから、行きたい」

まずそこからだと

願いを持って

動いてきたこと

 

「あなたは介助が必要なんだからあんまりわがまま言わないでね」

という人がいてもあきらめなかったこと

 

口をつぐまないことに

 

他人のやりたいことや夢を止めさせ潰してしまおうとする人(ドリームキラー)に

負けないことに

 

命をかけてきたこと

 

養護学校(今で言う特別支援学校)はわたしにはとっても楽しかったけど

でも 障害のない仲間とも

友達になりたいとずっと願っていたこと

 

でもそれにはどうしたらいいのか

 

と 不安だったこと

 

家を出てからも

 

ひとりずつ ひとりずつ 一歩ずつ 一歩ずつ

介助をしてくれる人や

音楽活動についても

自分で声をかけて

(介助さんなら、昔は、駅でチラシをまいて。

今はFBなどで。

音楽仲間は、掲示板や、現在はSNSなどで声をかけて)

仲間を集めてきたこと。

 

 

これまでの歩みや

 

わたしのように、ことばでしゃべれる人や

歌やアート活動をやっている人だけが

生きられる社会ではなくて

 

障害のあるなしを問わず、

自己表現が苦手な人や

 

外見には一切見えなくても病気や自分だけのこだわりがある人

 

寝たきりだったり、重度重複の障害をもつ仲間

 

どこのどんな人であっても

 

障害や身体的な差異で

生活の快・不快が人に決めつけられたり

選択の機会を得られなかったりしない

仲間外れや

蔑ろにされるような扱いを受けない

 

だれもがその存在を尊びあえる社会を作りたい

 

この思いについて 語りつつ歌いました。

 

トークコーナーでは、

主催・ぽんちゃんの、娘さま(たまちゃん)へのLOVEも大爆発。

 

司会と主催のあふれかえる思い❤

勝手に二人でしゃべったりあそびはじめるたまちゃんとわたし❤

 

・・・ ・・・それを、こう、なんとか、しようと、

ひろって、ひろって、ひろう、ギタリスト奥野殿。

 

奥野殿もトークキレッキレの

珍妙な大舞台となりました❤

出た側の純粋な気持ちといたしましては

最高に楽しかったです。

みなさまは、いかがでしたでしょうか。

 

この旅はなんと2日間快晴。

2日目も、抜けるような青空の下

おとなもこどもも

芸術が大爆発。

 

不思議だよね。

同じ画材、でもひとつとして同じ絵はない。

どの絵がマルで、どの絵がバツとかはない。

どのうたがマルで、どのうたがバツとかはない。

 

うたも アートも

本来は 人を幸せにするもの。

 

人の心を むずかしくするものじゃなくって

幸せにするもの。

 

ただただ楽しくて「いい」。

大人だって楽しんで「いい」。

 

やりかたが なくってもいい。

『正しいやりかた』?

でもそれってだれが決めたの?

 

木を描きましょう

幹は茶

葉っぱは緑?

ねえ でも それ以外は バツなの?

 

違うよね。

 

自らのたましいにマルをあげよう。

特大のはなまる。

飽きるまでいいこいいこしてだきしめてあげよう。

 

いっしょに踊ってあげよう。

眠いなら寝てあげよう。

 

『正しい歌』にわたしは興味がないな。

 

ただ『好きな歌』があるだけだ。

 

そんな気持ちで

歌いました。

 

 

この日も、なんと100名を超えるこどもさま

そして おとなさま!

200名超える来場者だったそうです。

ほんとにスゴイ。

でも 居合わせた人が一番感じたのって

人数集めたイェーイ、ってことでは、まったくなかったと思う。

 

ほんとうに、丁寧に、丁寧に

「こんなに気持ちがいい主催さんってすごいよ!」

と、事前から介助さんたちの前でわたしも何度も口に出して言っていたんだけど

心をかけて 場づくりをしていることが 最初から最後まで

伝わってきた。

 

障害をもつ子たちもたくさんくるかもしれないことへの配慮。

 

わたしとのやりとりも、あくまで、主催者と出演者に徹してくださり

わたしたちお友達よねー❤❤❤とへんななれ合いで話が進むんじゃなく

「交通手段はこう、経費はこう、謝礼はこう

他に配慮できることはございますか」と

常に懇切丁寧な連絡をくださって

 

もうほんと

わたしが学ばせていただいた上に

こんなによくしていただいて

申し訳ないようだよ

もう、感謝しかない。

 

感謝とね あと

「ああ、朝霧裕やってきてよかった。」

という、結実の思い。

 

これからも、

さいたま市を越え

県境を越え東京へ、、、

それから

長野県を越え

京都を越え

那覇を越え

新潟を越え

北海道を越え

 

障害のあるひととないひと

大人とこども

あとね まだ超えきれてないのは国籍かな

海外ではコンサートしたことがないから

(旅行したことはあるけど)

 

境を越えてゆきたい。

 

ぽんちゃんが打ち上げの席で

「また来年もやります!!」

って言っちゃったそうでございますから

 

わたしもぜひ

この仲間には

また会いたい。

 

彩の国ゆめコンもずっとこのことばを言ってきたんだけど

「これがあるから、年に一回 ここで会えるね。」

という、フリーアート―パーティーが

みんなの暦、

みんなの待ち合わせ場所になったらいいね。

 

 

主催実行委員長のぽんちゃん、司会&15日ライブの企画立案者陽子さん

ちからさん、たまちゃんとえみちゃん、舞姫やつはちゃん

実行委員会のみなさんとボランティアのみなさん

お越しくださったみなさん、本当にありがとうございました!

 

 

フリーアートパーティーの様子は、北海道新聞にも掲載されたそうです。

この記事の、むつきちゃん!!

わたしが最後、帰るとき、直前に走り寄ってきてくださって。

「だっこちゃんの歌を今日、はじめてきいたけど、

今日は気に入った!

また来年も来てね。

約束だよ。

今日からもう友達だからね。」

 

と 言ってくださいまして(;v;)

 

わたし、ほんとうにうれしくて。

こころふるえて、泣くかと思いました。ありがとう。

 

初北海道。

初北見。

大好きになりました。

 

また会いに行きます!

 

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