みなさまへ

 

お元気ですか。

 

わたくしは、25日に退院したよ!

夜間に人工呼吸器を使うことになりましたが

おかげさまで、元気爆発でございます。

 

今はほんと、呼吸器使用や寝たきりになったらなにもできなくなるという時代では

ないからね。

 

わたしの障害の状況が進行しても

医療機器や福祉機器や

介助さんや友人たちの力を借りながら

どこまで精神の楽しさを拡張できるのか

生きるエンタメ・だっこさんとして

これからも、自分を楽しむよ。

 

 

ところで退院したら

北見行きが決まっていました!!!

北海道初遠征になります。

 

小川由規子さん(ぽんちゃん)主催

北海道北見市にて開催

 

「障害のある人も、ない人も、大人もこどももいっしょに遊べるフリーアートパーティー!」

 

クラウドファンディング、ご支援くださいましたおひとりずつに

心から、感謝申し上げます。

 

 

障害によって、長くじっと椅子に座っているのがむずかしい人もいると思いますが

(障害がなくても同じ姿勢は疲れてしまうこともあるよね)

テンションノってきたら踊っても

ころころ寝そべりながら聴いても

追いかけっこしながら聴いても

自由でいいよ

 

そんなコンサートの聴きかたとアートの

自由でのびのびなイベントです。

 

由規子さんには、知的障害をもつお嬢さんがいて

その娘さんと、障害をもつ仲間たちが

障害のある人・ない人、両方どちらもに出会いながら

生きていける場を増やしたい

そんな思いにあふれた

 

思いあふれてるけど

押し付けのない

 

すてきなイベントにです。

 

このイベントへの出演のきっかけは

全国移動型フェスティバルとして

全国(全世界になるのかも)で

<ちいさいまつり>という

国籍、世代、障害の有無、社会的な立場など、あらゆる「違い」を

「排除する」のではなく「楽しんで」

血縁にかかわらない

ゆるやかなつながりの中で

必要時には助け合い

心をふくむ、バリアフリーでボーダレスな価値観があたりまえになる社会をつくろう!と、

場作りに取り組み

 

スピリチュアルな視点も取り入れたメッセンジャーとして

また、社会企業家として活動をなさっている優花さん

<ちいさいまつり>への出演オファーでした。

 

 

優花さんもまた、ご自身の妹さんが、重度重複障害をもっていること

子供時代に、ご家族が生活保護を受給しており

社会制度に大変に救われて

生活保護や制度のことを、

生活保護を受けるのは世間に恥ずかしいとか、

隠さないで、もっと書いていい、という

わたしと共通する思いをもっていらしたこと

 

「血縁の家族だけが素晴らしいのではなく、地域社会で困ったときには助け合えることを文化にしたい」

という強い思いをもっていらっしゃったこと

 

そんな思いに共鳴し

 

この2月には、<ちいさいまつり>出演のため、

人生初の、沖縄県にコンサートに行きました。

 

 

歌のステージは

わたしが発起人を務めていたチャリティーコンサート

<彩の国 ゆめコンサート>他で共演をさせていただいてきた

ライアー奏者で歌手の木村弓さん、そしてピアノの中川俊郎さんともコラボレーション共演。

 

トークは、30分の予定が、思いがあふれて、あふれだす1時間越えの

ステージに(・v・)!!

 

「スピリチュアルって、言葉そのものが苦手な人には

毛嫌いされがちだけど、

たとえば、ご先祖さまであるとか、

だっこさんだったら

すでに亡くなっている祖父母とか、

同じ障害で先に亡くなったすべての友達や、恩師であるとか

先に空の国に行った方々も

全員がゆく道を見守り、応援してくれていると思う。

 

だっこさんは、特定の宗教を持っているわではないのだけれど

ぜったいに、目に見えなくても、

姿が見えて会えなくても

<応援団・空チーム>も見ていてくれる、という気持ちで歌っています」

 

と 自分でもびっくりするくらい 素で語るステージとなりました。

 

 

そしてこのステージに、どうしても来たかった!!!!!と

北海道北見市からご友人ときていらっしゃったのが由規子さんでした。

帰りの空港、飛行機に乗るぎりぎり前に

偶然にばったり。

「わたしの娘にも障害があって、

だっこさんと優花さんのステージは絶対に見たかったんです!

今度は、わたしたちが、だっこさんを北海道に呼びたい!」

と声をかけてくださったのでした。

 

 

・・・ ・・・でもさ

「じゃあ今年またね!」

って まさか2月のこの瞬間↑↑(まさに、この時のこの瞬間よ!)の

時点では、思っていないじゃん?

 

来年あたり、できたらいいな、くらいで。

 

由規子さん、もう、春には、準備をはじめられまして。

「わたしやります!お金はクラウドファンディングで集めます!」

と、、、、。

すごい、覚悟だよね。

、、、っていうよりも

すごい度胸だよね。

 

やってのける人って

 

「やる。」って

「決める。」んだよね。

 

決めるだけ。

 

すごいな、と思う。

 

あと、「やる人」のまわりにはやっぱり「やる人」が集まるの。

 

クラウドファンディングにお金を出してくださった方も

「出す」

と「決め」て、

出してる。

 

自分が、ただ目の前をいろんなことがとおり過ぎるのを見てるだけじゃなく、

 

作り手の中に意志で決めて入ってるから

 

自分が何かを作るときには必ず今度は応援される。

 

<作っていくこと>をしているだれかのその時間の一端に

参加できることが、わたしも本当にうれしいし、楽しい。

 

「私は歌が好きだな。」と思う。

 

今日へと繋がる、

ちいさいまつりの優花さんとお話するきっかけは

 

前述の<彩の国 ゆめコンサート>、肝入りの最終回クラウドファンディング

 

 

彩の国ゆめコンの、わたしたちのチームが

その当時、時間と、心と、自分たちの出せる範囲のお金も全部かけた

ゆめコンの最後の1回のクラファンに

 

まだ直接にお会いしたことはなかった優花さんが即決で支援してくださり、

 

その後、

「実は、わたしにも障害のある妹がいて、、、、」と、障害のある仲間をふくむ、

地域づくりに想いがあることを知り

ご縁がつながったのでした。

 

 

その優花さんの、そもそも、お名前をネット上で知るきっかけは、

今は実業家として

そしてもちろん今も日本のトップブロガーとして、

壱岐島を拠点に更なる活躍をなさっている

八木さやさん、以前の活動の名前を、子宮委員長はるちゃんの

ファンつながりとして

優花さんのことも

FBで写真や記事を見ていたことが

メールだけで終わらなかった大きなきっかけ。

 

これは、2017年に

その後に続く

たくさんの出会いの源となった

当時、子宮委員長はるちゃん

今は、本名でご活動されている八木さやさん

歌手のツダユキコさんとのコラボ共演の1枚。

 

この日、この瞬間は

もう二度とない、わたしの宝物となった1枚の写真です。

 

八木さやさんも、

子宮委員長はるちゃんを名乗っていらした当時から

すべての女性がしあわせになるよう、

特に、当時、性を扱う職業に勤める女性たちの現状や

自らの体験を、日夜発信し

そこに、それまでは語る場を持たなかった女性たちの声が集まった。

今も、全身全霊、全時間を使って、
「隠された声の社会化」をし続けている日本代表の女性です。

 

「社会がこうなったらいいな」

と思うことに対して

「だれかが何かをやってくれたらいいな」

と待っているだけじゃない。

 

「わたしも、やる。」

 

それまでの、自分の前には前例がない取り組みをしている人に関しては

「わたしが、やる。」

 

「社会」とはテレビの向こうの世界ではなくて

 

わたしたち自身のことだ。

 

それを知っている人のまわりには

それを知っている人がやはり集まってきます。

 

そして必要時には力を分かち合い

 

だれもがきっと

 

何かを作れる。

 

ブログからでもyoutubeからでも

言いたいことがあれば

今はいくらでも表現できる。

 

すごい時代に生まれたから

 

わたしも

 

わたしに

 

景色を見せてあげたい。

 

人工呼吸器をつけようが

寝たきりになろうが

 

今はストレッチャーだって飛行機にじゅうぶんに乗れる時代

 

「障害者だからあきらめる」を

ひとつでもふたつでも減らしたい。

だっておかしい、

「車いすだからあんた仲間外れね?」

っていう価値観しかこの世にはないんだったら。

 

昔の、どこもかしこも階段しかない、

バリアフルな世界を生きていたときから

わたしが思ってきたことはずっとこれだけで

 

ものごころついたころ

3さいくらいからずっとそうで

今も何も変わらない。

 

だけど 街の中はすごくバリアフリーに変わって

人の心も

障害のある人もない人も、身体の差異にかかわらず

いっしょになんかやろうぜ っていう人も

昔に比べれば

夢のように増えて

 

今も素敵なんだから(すてきな人はたくさんいるのだから)

未来はもっと自由でやわらかで素敵だ

信じながら生きていたい。

 

わたしの体とたましいに

「ああわたし、こういう景色を見たかったんだ」

という、景色を見せてあげたい。

 

それが生きるっていうことだと思うから。

 

今は、人工呼吸器や胃ろうやオストメイトやペースメイカーいろいろなすばらしい医療技術が日本にはあって

昔なら死んでしまうはずの病気や障害でも

生きながらえることができる。

 

だからその生きた先の希望として

全国(全世界)の

どこにだれがいるのか

 

どんな分野でどんな活躍をしているのか

だれとコンタクトを取るといいのか

 

障害や病気をもつ人も

どこかでなにか

生きるからこそ困りごとにぶち当たることも

人生の折々であるかも。

 

そのときに

「ああ、ここにこんな人がいるのか!」

と だれかがなにかの励みやヒントにしてくれるような人物の一人として

わたしも姿を見せていたい。

 

その先で

 

景色を見せてあげたい。

 

わたしの体にも
わたしの魂にも
 

今日の今ここを読んでくれている方々にも。

 

この頃ファンクラブの中では

「沖縄に行けた。

北海道も行ける。

だからきっと海外にも行ける。」

と繰り返し書いています。

 

・・・ ・・・わたしこんな人生になるなんてほんとに思わなかった。

 

ちょうど10年前に

一人暮らしの家の中で虐待があって

生活が辛くて

自殺ばかり考えていたくらい辛い時があったんだけど

10年後、

ちゃんと 魂が何よりも望んだとおりの歌う場所に帰ってこれた。

 

生きていてよかったし
自殺しなくてよかったし

 

こないだの肺炎でも
「呼吸器をつけても生きたいと思っています。」

と 言える自分であれてよかった、

 

みんなのおかげだよ。

 

まだ、旅は続きます。

 

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