みなさまへ★

 

おげんきでおすごしですか。

先日、7月6日は、飯能にある、精神や知的に障害をもつ方々が働くカフェ、

「にこにこハウス」開店5周年のお祝いへ行ってきました。

 

 

フルート・ソウマヒカリさん、ギター・奥野裕介さん、コーラス・よのきゅうりちゃん

うたとおはなし・だっこさん、の3.5人編成。

 

にこにこハウスは、こんな場所。

 

にこにこハウスfacebookページ

 

にこにこハウスのみなさんが、玄関の改修めざして、クラウドファンディングしたときのページ

(・v・)(ファンが多くて、ものすごい速さで達成!)

 

上記のクラウドファンディングページにもご紹介がありますが、
発達障害、双極性障害、場面性緘黙症など、さまざまな、外見からは見えにくい障害をかかえた
当事者の方々が、それぞれのできることを、まさに「わかち合い」働いていらっしゃいます。

 

これは2017年夏のライブの様子❤

 

 

どうでしょう、にこにこ名物、踊る厨房❤みんなのアイドルかんちゃんさん!

 

 

ごはんは、仕出しのお弁当(ライブのときも

この日限りのスペシャルお弁当をつくってくださることも!)や
ランチセット。どれも、田舎のおかん!(>v<)ってかんじの

やさしくてあったかい味で、、、ひとりぐらしのだっこさんには

骨身にしみわたります。(;v;)

 

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ちょーーーーおいしいの!そしてだいすきな店員さんたちに会いたいの。

 

 

メニュー表やライブのチラシはいつも手作り!

 

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もはやごはんが食べたいのではないの、いやたべたいけど、うまいから。

「だっこちゃん!きてくれましたか!ありがとーーーう!!!

あ!介助さんのA子さん!ありがとうございます、今日はだっこちゃんと

いっしょにきてくださって!

みんなで、まってましたー!!!

AランチとBランチ、、、、えーと、今日のおすすめは、、、両方!!!!!」

と、名前を憶えて下さって、固い握手で迎えて下さって、、、、

わたし実家あんまり帰らないんだけども

ここにはね、帰りたいのよ。

店員さんに会いたいの(>v<)

 

これは、にこにこハウスのみなさんが中心となり、飯能の市民のみなさんが主催なさっている

「止まり木コンサート」に出していただいたときの映像(・v・)

お花を、小磯伸一先生と、華道家の花寿さんにプロデュースいただき、

<お花車いす>で出ました。

 

わたしはうた、この日は5周年で、店員さんや、そのご家族のみなさん、

お客様代表者さん、飯能市長さんら、それぞれの立場からのトーク。

できる力をもちよって、あたたかな5周年記念お祝の会に、

いっしょに参加をさせていただきました。

 

もうね、もうね、「自分ビジネス」って、これよ?!と。痺れた。

リクツではない。

 

食堂部門の店員さんや、工房部門でクッションやハンドバックを制作していらっしゃる

スタッフさん(わたしの衣装も、つくっていただきました!!!この着てるやつです!)

 

「わたしは、場面性緘黙症で、

最初は、『はい』、『いいえ』と口に出すのもこわかった、

人と目を合わせることもおそろしくて、できなかった。」

と発表をなさったかた、

 

「最初は、配達で道を覚えることができなくて、

職員さんに同行をしてもらっていたけれど、

何度も何度も通ううちに、しっかりと覚えることができ、

今は、お弁当などの配達地区に、ひとりで行って、

迷わず帰ってくることができるようになりました。

今では、担当する配達のリーダーです。」

と発表なさったかた

 

「不慮のことで身内を亡くして

うつを患って、長く苦しんでいたけれども、

ここでお手伝いをするうちに、元気を少し取り戻しました」

と発表なさったかた、、、。

 

 

お客さまには、涙をこぼされていたかたもいらっしゃいましたが、

きっとそれは同情の涙ではなく。

 

特に、外見からは見えにくい障害を、カミングアウトすることに要する本物の勇気、、、

障害をこえて、深く、伝わるものがあったし、

障害者でも健常者でも、なんのひとつも、苦手なことがない人なんていなくて。

 

「人と話すのどちらかといえば苦手」

「自分の意見や、やりたいことを、はっきり口に出して言うのが苦手、罪悪感をもっちゃう」

なんて人、もうほんと、健常者でも障害者でも、五万といると思うのよ。

 

でも、それで、悶々と、ただ何もしないか、

ビビッてしまって

声が震えながらでも 言う

手が震えながらでも

「わたし、それ、やりたいです。」

って 言う

 

そっと そおっと 手を上げる。

 

辛い時

「たすけて。」

 

って 言えるか 言えないか。

 

一歩どころか、0.1歩でもいい、最初の最初を 踏み出せたら

だれにも言えずに苦しいままでひとりで死ぬだけの未来を待つ今を

少し 変えられるかもしれない。

 

「今」に 色が戻るかもしれない。

 

わたしも。

うつにはなったことがあるんだ。

 

苦しい時、

マジで世界に色が無くて灰色だった。

生きたいのに

生きたいのに

生きたいのに

苦しくて苦しくて苦しくてなんにもできなかったの。

社会に出てからのいじめが原因だったんだけど

心が追い詰められすぎて

死ぬか殺すかみたいな考えしか当時出てこなくてね。

 

あんな苦しみはなかったし

二度とは戻りたくない。

 

あのときの苦しさがずーっと続くようなことが

精神疾患の症状の中に含まれるとしたら

思い出しても苦しいもん

ほんと どれほどか 想像を絶する。

 

でも 当時を振り返って

 

わたし

「こんなに生きたいのに!!!!!」

ってもがき苦しみながら思ってたんだ。

 

だからね

永遠にも思われる苦しみを、打破できるかもしれない場所の選択肢のひとつとして

にこにこハウスがあることは、本当に凄いことだし

本当に本当に、身体や精神の障害の有無にかかわらず、

 

「人間の心」に必要な場所。

 

心ってね

別に「丈夫」にしなくっていいのよ。

「大事」にすればいいんだ。

 

それを思い出せる場所なんだ、にこにこハウスって。

 

・・・熱く語ってしまいましたが

それを実証するかの如く、当日会場には、150席のいすがまったく足りず

引きも切らず、お客様が最後まで来続けて、180くらいか、、、もしかして200人越えかな?

 

「障害者のやっているお店だからとお義理で一回だけ来るお客さん」

だけで持ってたら、絶対にこうはならない。

 

みんな、にこにこハウスのみなさんに、マジでほんとうに会いたかったんだよね。

お客様と、にこにこハウスのみなさんとが、

超ラブラブ両想いであることが、肌身にビシビシつたわってきて、、、、。

 

家に帰って、介助さんと

「きょうはなんてすてきだったんだろう!」

と語っていたら、介助さんもだっこもちょっとマジで涙目になったよ(;v;)

 

あと、ほんと、にこにこのみなさん、お一人ずつの、お話しコーナー、

無料じゃもったいなかったよ!

お金を払ってかえるべきだった、だっこは。

ほんとうに「学ばせていただいた」っていう、思いでいっぱい!

早くだれかTEDにでたほうがいい!!!

 

会場には、ゼロさいから100さいくらいまでのおきゃくさま。

赤ちゃん(カ〇トくん)、、、、このヘアスタイルは、、、モヒカン?(・v・)

かわいかった、、、、!

いつもいろんなライブを応援くださるMINAKOさんも!

あ!最後になっちゃったけど

にこにこハウスには

「仕事をひとりで完成させてはいけないルール」っていうのがあるんだって。

それぞれが、自分が得意で、できることだけをやるの。

お弁当だったら

・野菜を切る専門の人

・お鍋で時間を測ってゆでる人

・何gかを正確に測ってごはんを盛る人

・おべんとうの、ごはんのまんなかに、うめぼしを置く人!

 

・・・ ・・・ごはんのまんなかにうめぼしをおくのって、

けっこうむずかしいんだって!(・v・)

 

むりなく、心身をだいじにしながらも、

できる力をわけあって、仕事が成り立ってゆく実例、、、。

 

議員さんたちが今、『働きかた改革』を提唱していてたくさんニュースに出るけど

こういうことだなあ、、、、て思ったよ。

体や心を酷使する働きかたじゃなくても、こんなに大成功できるんだ、、、!!!って。

 

「働く」って

「働きたい」って思えること、

たましいがキラキラすることなんだよな、本来。

 

「仕事」とか

「自分自身」

っていうキーワードで、なにがしか、思い詰まってる人がいたら

ほんとに一回みんなにこにこハウスでごはんたべてこい!(>v<)って思う。

とくにわたしみたいな頭でっかちな人ね。頭で考えるタイプの人。

 

もうただただ、ありがたいなあ、こんなにありがたいお仕事があっていいのじゃろうか、、、

と思いながら歌わせていただいたミニライブでした。

 

七夕なので、「たなばたさま」をうたいました(・v・)

みんな来年、叶ったか報告しあうようにまた会いましょう(>▽<)