みなさまこんにちは。

さっきのブログでね

介護や福祉のことを書いていたら

書きたくなっちゃった。

 

きのう、偶然にワイドショーのミヤネ屋を見ていて

そうしたら、テレビの画面に

この上なく美しい車いすの女性が映りました。

 

「仮面女子」というアイドルグループの猪狩ともかさんというかたでした。

 

ともかさん、道を歩いているときに突発的な強風で路肩の立て看板が倒れて

下敷きになり、脊椎損傷になってしまったのだそうです。

 

仮面女子 のことをそのテレビまで知らなかったけれど

まだまだ痛いだろうに リハビリ中も笑顔で取り組む姿が鮮烈で美しく

目がくぎづけになり

 

気になって、ブログを読んでみました。

 

車いすにはなってしまったけど

作詞や司会のお仕事がしていきたい と 書いてありました。

 

でも ミヤネ屋のコメンテーターのみなさんもおっしゃっていたけど

これからパラリンピックもあったり

 

第一番のやりたいことを

 

「車いすになったからあきらめる」 っていう時代はきっと終わる。

 

事故や病気で車いすになったら 一生涯病院から外へ出られないような時代が過去にあって

 

それから 障害をもっていても、車いすでも、介助さんがいて一人暮らしができたり、

エレベーターやリフトバスがあって

外にもたくさん出られるよ と 親元以外でも

 自立した生活ができるようになったのが今で

 

きっと 猪狩さんの時代 もっと年下の10代のみなさんの時代で

 

社会福祉の特集だけではない 

 

一般の テレビの音楽番組や、音楽のFESTIVALに

 

<車いすのアイドル>が

 

立っていい時代

 

それこそが

 

今一番にカッコイイことだよね!!!

 

って 障害の有無を越えて 共感を産む時代が 来るよ。

 

来てるよ。

 

猪狩ともかさんが共に立つ

仮面女子のステージがもしあったら

車いすのわたしは 杖や車いすの友達と 応援に 見に行きたいなあと思いました。

 

猪狩さんの姿をテレビで見て 

 

ひとつとても思い出したことがあって

 

わたしが8年前

 

もうこれは昔話だけど

「車いすの歌姫」という本を書いたとき

 

そのときは「人の税金で生きてるやつらが何言ってるの?ムカつく。」という感じで

 

物凄く叩かれて 

出版社にへんな脅しの電話みたいなのがきたりして 困ったし

 

当時 バッシングに自分が負けてしまって 

 

「『車いすの』って 書いちゃいけない言葉だったのかな・・・ ・・・?」

 

って ものすごく悩んだときがあった。

 

でね いろんな意見の中のひとつに

 

「あなたが車いすの歌姫ではなく

ただの歌姫になる日を待っています」

 

というのがあったんだ。

 

今にして思えば

そのくらい、車いすのって特別言わなくっても、

日本中のだれでもが、名前を知っているくらい

認知される日を待っています

っていうポジティブな応援だったのか わからないんだけど

 

著者のわたしからすれば

本の題名そのものを

「いやそうじゃなくって。」

って上から目線で否定された気持ちになって

 

『存在を全否定されたような気持ち』になったんだよね。

 

でも

 

「障害を売りにして出てこようとしやがって」って

 

どこかの誰かが思ったとしても

 

これが私の体だから

 

違う身体にはなりえない。

 

自分を作る すべての要素がそのままわたし。

 

わたしにとって

 

障害のあるこの身体はネガティブな要素どころか 誇りだから

 

「車いすの」歌い人だからこそ

 

他のだれでもない あなただから 身に寄せて心に響くんです という人がいる限りは

 

自分の姿を 隠すまい と

 

「車いすの歌姫じゃなくてね・・・ ・・・」という

その言葉を見た時に

 

誓ったんだ。

 

それに 障害があってもなくても

 

「その人が、どんな人間か」という精神性は ぜったいに

 

どんな事故や病気にも奪えない。

 

「車いす 『で』 歌ったっていい。」

 

それが ごく限られた 障害福祉分野に詳しい人たちだけの

サブカルチャーとしてだけ 受け入れられるような声ではなくて

 

テレビをつけたとき チャンネルをまわしたとき

 

車いすのアイドルや音楽家の人が

 

ひとりならず

 

あの番組にも

 

この番組にも

 

幾人もいる時代になったね!!

 

そんなふうな景色を 本当に本当に見たいな。

 

人を見て

 

『応援します。』

 

って ブログに大きく書いたことって あんまりないけど

 

猪狩ともかさん きのうのミヤネ屋を見たところから

 

大好きになりました。

 

8年前「車いすの歌姫」の本を書いただっこさんは 

もう今はいいトシのおばさんですが

 

歌が好きです。

 

やりたいことがある限り

 

障害は それをやめる理由にはなりません。

 

ともかさんのライブ、車いすで、見に行きたいな。