みなさまへ☆


行ってきました宝塚(>▽<)!!!


告知では、たくさんのシェア応援、本当にありがとうございました!


初の宝塚、90分間の講演「すべての命に花マルをーだれもが輝ける社会に向けてー」

(主催 NPO法人 ぽっかぽかランナーズ 場所 宝塚総合福祉センター大ホール)への出演のため、

さいたま市から片道4時間 列車の旅!


距離的に、体力の不安もありましたが、主催様のご配慮で、新幹線やリフト付きの介護タクシーなど磐石のサポートあり、大好きな介助さんの同行あり、

事前から、「だっこさんが来るの待ってます!」とファンレターをくださったかたあり、、、、


楽しい旅になりました☆


東京駅から、、、、




よのきゅうりちゃんもつれて、、、


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名古屋駅 しとしと雨の京都駅、、、、


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「世界の車窓からごっこ」をしながらビュンビュン通り過ぎまして、、、、


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降り立った瞬間の写真を撮りそこなってしまいましたが、宝塚は着いた日と本番、

夜だけ小雨がぱらついたけども、動くときには快晴にめぐまれました。



 

なんとホテルは、車いすのかたや団体のお客様がたくさん重なったとのことで、

ホテルのご都合で

お値段そのまま

ロ、、ロ、、、ロ、、、、ロイヤルスートにお部屋が変更に、、、(・▽・)!!


「やりたいことをやっていれば、思いもかけないすてきなことが

宇宙から引き寄せられてくる」、、、とは意ってもね

自分に起こると、

ドキドキで、もう、きゃーーーー!!!!って感じ。


一夜、姫にしていただきました(・v・)


翌日講演では、主催者の林さんと、息子さんの「キヨくん」にもお会いでき、お写真をぱちり。

キヨくんは、生まれつき、ドラベ症候群という、重度のてんかん発作の難病をもつ当事者の

男の子です。とってもイケメンだし、かわいかった!!!!(>▽<)


昨年の7月26日に起きた、相模原市の障害福祉施設<津久井やまゆり園>での

障害当事者や施設職員のかたがたの殺傷事件のあと、

「重度の障害をもつキヨくんが、地域に生き生きと生活できる未来をつくりたい」と、

「障害をもつ当事者に、ぜひ講演をしてほしい!」

と、熱い思いをもって呼んでくださいました。


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会場は、障害をもつかたの介助や、高齢介護などに携わる熱心なかたが多数参加してくださいました。


その中でも、

「だっこさんの本を、デビュー作から全部読んで、この日がくるのを待っていました!!」と

質問をあげてくださったあさみさん。

「わたしの街では、泊りでの外泊介助ができる制度がない」

という訴えは、大変驚き、これからもどんどん、当事者としての声を発信してほしいと強く思いました。



介助の制度は<障害者総合支援法>というひとつだし、

2014年からは、

障害のある人もない人も、

すべての人に同等の人権があることを明記した法律

<障害者権利条約>にも、日本は批准しています。


けれど、住んでいる市町村、同じ市(たとえばさいたま市)の

区ごとでも、窓口対応で大きな差があったり、


本来、長時間の介助を使えるはずの人が、極めて少ない時間数しか使えない、と、

誤った判断をされてしまうこともあります。


「わたしは障害者だから自由に外出ができない」

「わたしは障害者だから、県外への旅行はできない」

「わたしは障害者だから、海外旅行はできない」


なんて、おかしいどころの話じゃない。

ホント、あってはならないよね?


でも、その「できない」は

多くの場合

「からだの障害が進行したからどうしても体力的にできない」のではないんだ。


「介助の時間が少ないからできない」→じゃあ、それはどこに交渉すればいい?


「現場の介助さんが不足しているからできない」→じゃあ、介護事業所ですべての介助を補えなかったら、ほかに、あなたにはどんな友達がいる?

もしとっさにはいなかったら、ブログ、facebook、ツイッター、クラウドファンティングシステム、

どこに何を書いて、今から、集める?


ちなみに

「お金ないからできない」は、ぜったいそんなことない。

「生活保護の人って貯金したらだめなんでしょ?」っていうのも違う。(100万円とかあったらだめかもだけど。ここを読んでいるかたで困っている人は、よく何度でも、ケースワーカーさんにも相談してみてくだされ。)


お金は、クラウドファンティングで集めちゃうでもいいよね。


「別にお金はあるから自分は交通費とかぜんぜん要らない」っていう

旅仲間もできるかもしれないよね。

(楽しいからいっしょにいくだけ、っていう。)


介助の問題は「まずは制度が充実すること」なんだけど


それだけではどうしても補いきれない場合 にも


それは


あきらめる理由にはなりえない。


声を出せば、ぜったいに味方はいるからさ、


わたしも、これからも、仕事も遊びも やりたいことを「自分からサジ投げてあきらめないこと」を

生きて叶えて見せていくから


ここの声をつなぐ力になりたいです。


そのために、わたしのことを広めてくれたり、今、いっしょに知恵をわけあって、いろんなことを実際にやっていく仲間がいることがうれしい。


それからね わたしは 「好きだから」、話したりブログを書いたりしてるんだけど


一見 矛盾をするようだけど、


「障害者だからもっとがんばろう!」

「誰かのためにがんばらねばならない!」

「自分が障害者の代表にならなくちゃ!」


って 好きで楽しけりゃなんだっていいけどさ(^▽^)


<使命感>で<他がために>やろうとすると


ぜったいにからだ壊すから


っていうか 過去のわたしは思いっきりそれで命とられるかどうかってところまでコケてますから


心と身体を壊さないように、楽しい範囲でやってこうね。


(↑「わたしはそうする」って話しです。)


障害の有無にかかわらず、生きて出会って他者に何一つ影響しない人間なんてひとりもいない。


その中で


「あんなすてきな人になりたい」とか


「ああはなりたくないな」とか


たまに人を見て


ぎゅっと自分を見て


「わたしはどうありたいか」


を 心に描いて およそだれでも 「その人の日常を」生きているものだと思うんだ。


ならば


わたしたちのひとりずつが、日常の中で、


「ほんとはこうしたい」と思っていることや


「今これができなくて、でもやりたいから、社会制度や友達に助けてほしい!!」と


思っていることや


等身大の日々を書いたり、話して発信しているだけで それはもう ひとつずつすべてが、


表現なんだ。


もし、ブログが書けなくても、講演とかしてなくても


重度重複の障害をもっていたり、公に発信者とか言ってなくても


発信者じゃない人なんていない。


生きてるだけでだれもが どれほどの影響をまわりの人に与えてるか。


その力って 


「わたしなんかそんなそんな、、、、」って思っている人でもね 


だれだって絶大だよ?


障害をもつ人に関していえば、今、日本全国に、障害をもつ人は、

511,1600人いるんだって。(厚生労働省 障害者白書調べ)

ごひゃくじゅういちまんせんろっぴゃくにん(・▽・)


身体・知的・精神、そのどれかの、障害者手帳をもっている人ね。

いや、ホント、日本全国、一同に会いたいと思うわよ、フェスかなんかで(・v・)


でね その ごひゃくじゅういちまんせんろっぴゃくにん



その倍の数 介助や医療や、ともに働く場づくりや

「障害当事者を支える仕事をしている人」がいたとして。


障害当事者がいることで、


どんだけの人間の雇用を生んでんだ(・▽・)!!!


っていう これは すごい 壮大な数 なんかもう


国づくりに わたしたち なんだったら生きてるだけで表彰モンの


大貢献なんじゃない?!って話しで。


相模原の犯人のかたにおかれましては


障害者は生きていても価値が無いとかのたまいましたようですけれども


ほんとそれこそ


「健常者をふくむだれもが、いつでも助け合えるのが当たり前の


バリアフリーな世の中に今と未来がもっともっとなっていくように


わたし あなたに


わたしのことを 助けさせてあげてるんだよ?!」


と 障害が重ければ思い人ほど


もうちょっと 威張っててもいいくらいだと思うよ☆☆☆


あの事件があってからさえも 今もなお


「人の手を借りてまで生きていくなんて申し訳ない」なんて思っている人が


まだ今も 世の中にいるんだとしたら


それ逆だから。


「いかに自立するか」って「いかに支えあいの手の数を増やすか」ってこと。


だって いかに 「生きるための自由度を広げるか」っていうことじゃない?


<誰もが輝ける社会に向けて>って


なんか 我ながら気取ったタイトルつけちゃったけど演題に(-▽ー)


ぜんぜん なんか 輝いてないひとなんか いないっていうか


輝きを 輝けと人から強要される筋合いはないっていうか


だってそもそも人は


生まれてきたら まるっとぷるっとひとつのいのちで


そこ(ひとつのいのち)に欠損だの欠陥だのなんかないんだよ。


だからね


今日の今 自分のために 出せる声は出しつつも


自分で自分に


いつだって 特大花マルをあげてください。(・v・)


これ、障害は関係ないこと。


みんな花マル。


バツがつく人なんか、いないよ?


障害のある人も無い人も、だれもが、たった一回きりの人生、より自由に生きられるように


その一助になれるよう わたしもはりきります。


お越しくださったみなさま 主催のみなさま ボランティアスタッフのみなさま


どうもありがとうございました!!!


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