さて、日記の続きです☆(^▽^)

3月25日は、女優さんの東ちづるさん率いる社団法人 Get In Touch!の主催するイベント

「Warm Blue Day」に初参加してきました。


障害の種別や有無を越え、だれもが、社会の中に活躍できる、<まぜこぜの社会>を作りたい、

そんな願いを、アートや音楽で発信する啓もうイベントです。


おとなもこどもも 障害のある人もない人も、女装男子も男装の麗人も入り乱れて

なんかもう ほんと 人って 究極的には 決めつけで あんた障害者、あんた健常者、って

されてしまうことの 不自由さこそほんとになくしたいよな、と、

そのこにいることの 場の空気 そのもので、

体感しながら、、、総勢50人くらいで、

車に絵を描いてきました!!(・▽・)

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実はわたしも、わたしと同じように進行性の筋疾患である筋ジストロフィーを持ちながら、歌の活動をしている小澤綾子さんといっしょに、「Get In Touch!」の活動のテーマソングを歌わせていただき、

PVが、youtubeにUPされているんです。(↓映像はこちら(^▽^))

https://www.youtube.com/embed/HC26nAYMiVo

会場には、

障害当時者の方々が、お笑いバトルで活躍したり、恋愛や結婚生活の様子、介助さんとの一人暮らしの様子をテレビで語ったり。それを、お涙頂戴の暗いノリじゃなくって、楽しくやろうぜ、と、独自のカラーを確立しているテレビ番組、NHK<バリバラ>でおなじみの

コメディアンで詩人のTASKEさん。その奥様の桃さん。お二人ともが、障害をお持ちだけれども、ほんっとに愛しあっている感じがもー周囲の人までほんとに幸せにしちゃう、愛の神様!って感じのオーラ!!!

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この企画の総隊長でいらっしゃる東ちづるさんとたくさんの個性豊かなアーティストの方々。

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正直に言うと、わたしね、昔ね、

みんながおんなじ色のTシャツをきることとか、

芸能人の方が企画する障害を持つ人へのイベントとか、

、、、みんなが同じTシャツきるテレビ番組とかも、、、

すごくキライって思ってた時があった。

もうけっこう生理的に嫌いっていうレベルで

「あたし福祉の番組は見ないし!」って口に出して言いまくってた人生の時期もあった。

でもそれって、

芸能人のかたが→キライだったんじゃなくて。

チームウエアが→キライだったんじゃなくて。

テレビ番組が全部→キライだったんじゃなくて。


<かわいそうな障害者の人に愛の手を!>

<募金という「お恵みを」>

なんか 

「障害者の方々ががんばっている姿を見て感動しました!」って誰かが泣いてると

上から下に、見下げられるようなさ

気がして

ただ その時期 たぶんわたしは

「わたし かわいそうなの?」

「いや 別に 幸せだけど? って言っちゃいけなの?」

「わたしたちが『障害者でも幸せって言えるなんてすごくて感動しました』って言われるのは、

あなたが私を不幸であろうと思ってるからだよってあなた知ってる?」


って 当時 20代のとんがったわたしは


マジで世界中に言いたかったんだろうと思う。


だがしかし。

そんな なんか あれもキライ これもキライ キライ キライ

♪盗んだバイクで走り出す~~♪

みたいな

にこりともしない人と だれが友達になりたいと思いますか?!(;▽;)


「じゃあそこに、キライと怒りのワールドに、

いつまでも、ひとりぼっちでいればいいじゃんっ。」

って、思うよわたし。

「世の中の障害福祉への怒り」をエナジイにして生きていた、20代のわたしに対して。(そりゃ入院もするよと。)

でね、

誰ともつるまないぜー!と 思いすぎちゃって本当に障害当事者の友達がいなくなった時期とか、、、

だから、その後に家で虐待があったとき、はじめて、「障害当事者の横のつながり」を自分から失いすぎて命懸けで困ってみたりとか、、、

ほんとに、いろんな時期があったんだけど。


ほんとどこもひとつもかっこつかないんだけど


5年前の震災で もういっかい 命懸けで人に助けられまくる体験をして。


「障害のある人、ない人、障害の種別、年齢、性別、そんなのであらゆる差別を受けることなく、

だれもが命を脅かされず、自分の住む町に、これからも、生きていきたい!!」


この声を 障害当事者であるわたしが 出す側にまわらなきゃだめだって腹からわかったの。

ここでこそ。

今度は。納得ができたの。これ大げさに言ってるんじゃなくて、東日本大震災という特殊な状況の中で、

「死」と「死にたくない!!!という想い」を本当にリアルに意識して、なにか、意識の扉があいたんだと思う。


そしたらね、「わたしが、声を出していくんだ。」って思ったら、

今まで世界を あれもキライ これもキライ と見ていた自分が 急に ほんと

ノミのよーに小さく思えて、消えちゃった。


それにどんな発信者の人だって、

一人で全てを網羅することはできない。


そうしたら、このイベントは、「世界自閉症啓発デー」をきっかけとして、自閉症や、たとえば高次脳機能障害や、足が歩けるか歩けないかで言ったら、体は、車いすの人よりは動けるけど、

社会の中で活躍する場、障害当事者本人の想いや、家族の想い、

「もっとこんな支援があったら生活が豊かになる」と思うこと、願い、アイデア、、、それがまだまだ、まだまだ圧倒的に足りない、知的に障害を持つ人やコミニュケーションに障害を持つ人に、

だれよりもどこよりも光を当てるイベントになればいい。


そして、ほんとに、世の中にこれひとつ、では、

きっと、全然、足りないんだ。

考えると、身震いしてしまうほど、圧倒的に、足りないんだ。

絵を描いているとき、ダウン症や、知的に障害を持つ方、重度重複の障害をもつ方々も

たくさん参加をなさっていたけど、

「ふだん、電車のってて、たとえば、そこらへんの駅ビルとかで、

こういうふうに、人数見るか?」って言ったら、、、

全然 いない。


きっとまだ、だれでもが街に、障害のない人と同じように、出られている状況とは、まったく違う、、、。

これは、「Warm Blue Day」のその場にいて、はじめて、体感でわかったことだったんだ。

そして、イベント会場のその「場」というものは、わたしにとって、

すごく、すっごくね、

いやすかった。

あまりにもいろんな人がいて<ふつう>という概念が消えちゃってた。

一人ずつファッションも個性も(青いものをどこかに身につけるというイベントカラーはあったんだけどね)、

あまりに多様で、「障害者」「健常者」っていう、カテゴライズそのものが、消えちゃってた。

ああ、これでいいんだー、、、

わたし、こういう場に生きていたいんだ、って。

ほんともう、言葉や、理屈で説明ができない。

魂が言ってた。

「多様」って、これのことだよ?!って。

わたしが、目で見たかったパラダイスはこれが「一日のお祭り」や「1週間のキャンペーン」じゃない、日常に溶け込んだ社会が目の前にあることで。


わたしや、車いすのパステル画家辻友紀子ちゃんや、みんなして、わたしの住む町に作ってきた

彩の国 ゆめコンサートも、ゆきちゃんの絵画展も、小澤綾子ちゃんの活動も、

わたしたちを支えてくださる奥野裕介殿やそれぞれの活動も、、、

みんなが、それぞれのやりかたで ぜんぶを とにかく 楽しく続けて 全部。

全部が 花咲けばいいんだ。


なんだ一番

「バリアフリーとは?!」

「障害福祉とは?!」

「障害当事者の人権とは?!」

とね、そりゃ、想いはあるよ?!でも、その表し方のやり方を、ああじゃなきゃ、こうじゃなきゃ、って、

怒りを原動力にして、いつも歪んだ目でばかり見て、

自分が見て受け取れて拡げられる世界を 狭めていたのは、自分じゃん?!

と、、、、過去10年分くらいを振り返るとともに、


ほんとまだ、たったこちら5年の話だけれど、

わたし、頭でっかちから変れてきてよかったなあ、、、と、本当に思いました。

無いと思えば壁は無い。

生きる仲間を これからも 楽しく広げる。


さて、4月2日の今日は、世界自閉症啓発デー。

Get In Touch!でも、まだまだたくさん、イベントを行うそうです!

明日は、青いお衣裳で東京タワーへ!(^▽^)

イベントの各種詳細は、主催様HP http://getintouch.or.jp/warmblue2016/

またはfacebookまで。

https://www.facebook.com/events/1013556928733198/

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