- みなさまへ☆
2015年、おげんきでおすごしですか。- 発売から半年、エッセイ「バリアフリーのその先へ!-車いすの3.11ー」(岩波書店)が
- 今になって、amazonベストセラーランキングで、繰り返し1-20位内に入れて頂き快進中です。
- ゆめコンの開催や、塙保己一賞(奨励賞)の受賞等で、短期間に多くの新聞に取り上げて頂いたことも
- 影響をしているかもしれませんが、何よりは、SNSやツイッターから知り合えた方々のクチコミやシェア応援の拡がりだと思っています。
- 今は出版社から本を出版したとしても、バブルの時代のように先行宣伝で大きなお金をかけて
- 広報ができない時代にあり、SNS等から多くのかたが目に留めて下さったことで、
- まだお会いしたことのない方々にも読み頂けることに感謝の思いです。
- バリアフリーのその先へ!――車いすの3・11 (シリーズ ここで生きる)/岩波書店
- ¥2,052
- Amazon.co.jp
編集者さんの中には「amazonベストセラーランキングで3ケタ内だってすごい」とおっしゃるかたもいます。
わたしのエッセイは、前作までは300位とか、400位とか、「100位以内」には発売月しか入ることができませんでした。「インターネットで本を買う」ということそのものが一般化して、前作と今とは時代も違うのかもしれませんが、どなたかへ、ちゃんと届いているんだなあと実感ができるのは最高の喜びです。
この本は、貧困や、いじめや、DVや、虐待、要介護により、介助する側もされる側も、生活の中でたくさんのことをあきらめて、ガマンをし続けて、心を殺して暮らしている人、
そこから、ぜったいに負けるもんか、ぜったいにこのまま死ぬもんかと思いながら、
生きるほうへ、意志を定めている人に絶対に届いて欲しいと思っています。
私自身が、過去、そこにいて、このままここで死んでたまるかと思いながら、
闇から光へ、どうしても今一度絶対に出たいと思い、書いたものです。
貧困層の当事者であれ、介護が必要な障害当事者や高齢者であれ、だからと言って、
「人の世話になって生きるくらいなら、自分は死んだほうがいいんじゃないか」と、
生きることに、申し訳なさや引け目を感じ、だれかの言葉に怯え、
人も自分も、怨みながら死んでいくほど独りで苦しむ必要は無い。
だって、生きることの苦しみが、生きることの喜びに変わるために、
「国」という成り立ちがあり、さまざまな社会制度があり、
それをつくっていくのはわたしたちの声そのものだから。
いつだれが何に困っても、命を尊び合える社会へ向けて、
願いを込めて、この本は書きました。
この本が誰かの生きる力に少しでも繋がりますように。
「バリアフリーのその先へ!」、まだまだ「先へ!」ゆけますように、
多くへ届きますように、お読み頂ければ嬉しいです。