‐2014年12月3日 朝霧裕facebookブログより転載

<第8回 彩の国ゆめコンサート>への想い‐


みなさまおげんきですか。(^▽^)

きのうはおーの(ゆめコン主催実行委員長)と、ゆめコン8年分をしゃべりまして

ああこの話し合いができるために2回目や3回目で終わらないで今があるんだな と、思いました。

気持ちが一度ゼロになり、双方本当に悩んだり答えが出ずにもどかしかったことが、

「幾ら話しても話したりないね」と『改めて』と語ってみたらいくらでも溢れて来て それでもまだ足りないのかもしれませんが一度全部出して ぜんぶ浄化された気持ちです。


晴れやか。

肝心要の8回目。

「バリアフリーな地域社会づくり」とただことばで一口に言っても今、ハードがアクセスしやすくなってきた中でのそれはどういったことなのか。


受付電話にはどのような声が来るのか。

第1回目ではなかった ネットのみを使ってイベントや人の存在を知るということのメリットとデメリット。

反響から垣間見える一般社会の縮図。

どんな形であれ「人前に立つ」ということは光も見るし影も見るということです。

その面白さと 本当の 気苦労込みの大変さ。


でも わざわざ 全国メジャーな活動でも1000人とか1万人とか入るホールでもなんでもない このごく小さな 俯瞰で見ればコンサート開催規模としては弱小コンサートに どうして 足を運んでくれる人がいるのか私達のここへ、電話をくださる人がいるのか。

それは、「障害者は死ね」とか「表に出てくんな」とかそういったご意見もひっくるめてもう全部込みで、私達に着目してくれる人が例え10人でも20人でも なんらかの『熱』、なんらかの『期待』を持って目に留めて下さっている人がいる。

その、「お客様が求めているもの」と、私たちの心の中の「リンクする一点」のようなものを見出せるなら、やってきた意味とやっていく意味があるんだろうと主催チームと一緒に、信じられる、と思うことができました、ゆうべ。


「え?!ゆうべ?」と、自分でも思いますが

「このコンサートが、障害のある人もない人も、この場ならば、だれもどちらも否定されない、だれも、どちらも排除されない、 来て下さるかたの『心』の、バリアフリーのきっかけに足るものにする」 ということは、1回や2回じゃできないし、

「コンサートを年に1回やったからバリアフリーな社会がここにできたんだ」ということには なりえないし、時間がかかるんだ。


「時間がかかるんだね(でも本当は一足飛びしたいから時にもどかしいね)」

「でも 時間が かかってもいい 自分達の時間を これにかけてもいい」 という、ある種の覚悟がないと できないことだったんだよね ということを 継続のあと 振り向いて はじめてゆうべ 実感として 知りました。


私達、それはだれかというと私とおーのは、このコンサートの企画主催について

「障害者の仲良しゴッコ」と言われてもいい。

「年金で生活をしているやつらがうざい、出てくんな」と言われてもいい。


だってそんな言葉は、もっと酷い言葉が、いくらでも、いくらでも小さい時からあったのだし、 でもその一方で

「今、そうである街の中を、わたしたちは、いっしょに変えようじゃないか」という、

健常/障害という身体の差異を越えたところの友達もいた。

私の生活を支えてくれる介助スタッフたちもいた。


自分から、意識して、人に出会うように動いて、

『共生社会とは何か』

どうしたら 金子みすずさんの有名な詩のように『みんな違ってみんないい』によりなってゆくか、、、 、、、 逐一悩みながら考えながら生きていて、

こんなでっかいふろしき とても 広げても 広げすぎると 落としどころが自分でも解らなくなってしまうから

せめて 自分たちに日常の中で出会ってくれる 

手の届く 

生身で会える 

触れ合える 

幾人かでも別にいいから


生の身体 

生の声 

生の車いす 

生の杖 

生の弦の音


わたしたちの できるかたちで 、障害のある人とない人、どちらもが街に生きる時わたしたちの日常が 

「こういう風だったらいいな」ということを

ただここにいて 

公に 人の目に触れるところに出て行って「居ること」で伝えようと思ったんだ。


ただ知り合うこと、知らない同士が知り合って解らなければ聞くこと 。

そこに想いを持つ同士が いつか 気構えず 肩肘をはらずに

「年1回のお祭り騒ぎとしてのゆめコンサート、はい終わりさよなら」ではなくて

「あのコンサートの時会ったよね!」と たとえばオフ会とかしたり なんらかのやりとりができたりして

「うちらもなにかやってみちゃう?!(^▽^)」と 繋がれて 

また次の 小さな花を 自分の住む街のいろいろな場所で咲かせてくださること、

その<循環、それ自体>を、わたしたちは作りだしたくて、

彩の国 ゆめコンサートを 止めないで 続けてきたんだ。


、、、 、、、ただの連なるおしゃべりとして忘れてしまいたくないから、文字にして、全部書いて置くことに決めて、書いてみました。 、、、 、、、

その「熱く語る」を、深夜の0時ー2時ごろに繰り出してしまって、今日はとっても眠いです。

みんな みんなに 会えるのを 私も、主催も、心待ちにしています。

あったかーい、真冬の一日になりますように☆