※三好祐司殿、FBの写真お借りいたします。

舞台の様子。

ギター 奥野裕介

パーカッション 杉本亮平

うた だっこ

皆様☆

土曜日は、塙保己一賞記念コンサート、どうもありがとうございました!!d(^▽^)b

そして、受賞者の皆様、本当におめでとうございます!!!


ゲストの木村弓さんがお風邪を召してしまったことが、とても残念ではございましたが、

心を込めてのライアー演奏、そして中川俊郎さんのpianoコーナー、

21日にご来場のかたにしか見られない、

チームだっこもいつもに増しての全力投球、あたたかさと気合いの入り混じった(?)

だっこたちらしいステージにはなったのではないかと思っております。

わたくしが、記念式典の記念公演!と、思ったら、自主公演より緊張してしまいまして(・▽・)!

舞台第一部のトークを もっと笑える話しにすればよかった と 個人的反省が残ります。


しかしながら、今回はじめてお聴きくださった方も沢山いらっしゃり、心より感謝の想いです。


「ホワイトクリスマスのうたがよかったなー」 とか

「奥野殿とのかけあいがもっと見たかったなー」とか

いろいろな感想をいただきました。

また、たくさんのかたに「名前で呼んで」のCDはないの?と言われました。

奥野殿のギターと、だっこのうたでCD化した「名前で呼んで」のうたは、実は、ライブの最後の曲として

8年間歌っていますがCD化をしておりません。

「生ライブに来た人しか聞けない歌」が1曲くらいあってもいいんじゃないか、という遊びごころもあって、どのCDにも入れていないのですが、

「覚えていっしょにうたいたい」と言ってくださる方多く、次にCDをまた手作りで作る時は入れたいなあと思っています。


わたしたち全員の再演は1年後。第8回 彩の国 ゆめコンサート。

21日お越しいただきましたみなさまには、キュートなチラシを受け取っていただきました。

チラシ、モノクロでしたので、カラー版をデザイナーさんに再度作っていただいてから、

またブログなどに紹介させていただきます。


今回、ゲスト共演者の作曲家・中川俊郎さんに

「ここはほんとにいいチームだね。いいチーム。楽しい。とてもいい現場」

と、リハーサルから幾度もお声をかけていただいて、だっこは、仲間といっしょに、歌い続けてきた道が報われた思いがしました。また、この仲間がいるからこそ、というところも、そばにいるかたへと伝わっているという実感を、有り難く、誇らしく思いました。


心身に何らかのハンディを持つ者が、何がしかの手段で社会に出てゆこうと試みることは、本来それが人間の権利である、と、ただ一言言葉で言うのは簡単でも、障害を持って生きる当人にとって簡単なことではありません。でも時には苦難のある道を、音楽というフィールドから、より楽しいほう、より明るいほう、より自分の世界が広がってゆくほうへ導いてくれた、幾人もの仲間のあることが私の人生のたからです。


塙保己一賞のような賞与制度があることが、誰かの生きる上での節目、良い目標になったり、障害があっても、ひとりの人として、充実した人生を歩むことも、社会に貢献することも、多くのことが叶うのだと広く知ってもらえる契機になるのは、私にとってもひとつの励みです。

、、、 、、、と、ここまで書いて、ほんとうのことを申しますと、だっこが凄く塙保己一先生に詳しかったかというと、全盲の国学者であるということと、舞台上のおしゃべりでもお話ししましたが、小学生のとき郷土かるたで習いました!ということを知っていたくらいで、プロフィールの詳細を、今回の記念コンサートにお呼び頂ける機会まで詳しくは知らなかったのです。が、かのヘレン・ケラーが目標とした偉人が同郷である埼玉県にいたなんて!!

「身体のハンディに関わらず、こんな偉業を成し得た人物がいたんだ!」と知ることは、

障害の差異を越えて多くの人の励みになるものです。


だっこが「世界のだっこ」になれるかは解りませんが、でも歌と執筆という道があって、そこから、まわりの方々へ何かを残したい、夢や希望を残したい、という、思いはあります。

これからも、音楽を介して繋がってゆく、人の縁を大切に、一回のコンサート、ひとつの詩を、大切に歌ってゆきますので、どうぞ宜しくお願いします。


主催の皆様、手話通訳、会話と歌詞の文字訳の皆様、ご来場頂きました皆様、

本当にありがとうございました。


今年も残り本当に僅か!

どうか皆様も、寒い毎日、お体にお気を付けてお過ごしください。


朝霧 裕