ついっと 引いて


そうすればよみがえる


見たことはないけれど


そこにわたしいなかったけれど


でもしってる


生命のどこか奥に


しってる


ときどきは 夢の中に見られたりする


縄文のころもいて


江戸時代のころもいて


戦争のころも生き


絶えなかった


わたしたちの想念の糸



氷雪にも風雨にも


爆弾の雨あられにも


晒されて


願い込めたどなたかの夢は


わたしたちに


今ここに 胸の中に


遠い遠い記憶でも


継がれているものだから



空の糸


意識すればよみがえる



もう明るい世ができるのだから


もう殺し合いをしないのだから


これからは


これからは


生きたいように生きたり


やりたいことをやって 口に出していいのよ


思うことを思うように話しても


殺されないのよ



しってる



わたしたちはそこに生きていなかったけれど


記憶のどこかに


だれかの悲しみもよろこびも


継いできた命を次へ


明るい世であるように渡すこと



謝り切れなどしない おおきなことが起きたの


それでもわたしたちはしってる


絶えないこと


生きることの切望を



守っていけるよ 想い



空の糸を千切れないように持つんだ


空の糸を千切れないように持つんだ




★この作詩たちは、だっことサポーターたちの約8年間のライブステージや日常風景と詩をまとめた詩写真集制作出版のため、寄付をあつめておりますサイトだっこプロジェクト のご寄附のお願いとしてチャレンジ登録いたしましたファンドレイシングサイト<just Giving>の「チャレンジ」の一貫で書いております。
宜しければ、写真詩集出版に向けて、皆様のご支援を何卒よろしくお願い致します☆

出版についての詳細は「だっこプロジェクト」まで。http://www3.to/daccoproect