「みなさまこんにちは!!

はい。今日は、キリ!っとしただっこの写真を公開です(・v・)


この写真は東京藝術大学博士課程に在籍の書家・桐生眞輔氏の文身というアート作品の1枚です。

昨日は撮影日で、東京藝大取手キャンパスへ行ってまいりました。6時間に及び撮影。良き写真を撮影いただきました。この「文身」によるアートプロジェクトは、書を入れ墨として扱うアートで、桐生氏が開拓してきたものです。


個々人の、祈りや誓い、不可逆性を背景にした心の一歩を一文字の「書」として表し、入れ墨として、その書を身体に入れた個人を写真撮影、最終的に写真作品とする、というアート作品です。


私の左胸には、ごんべんにすめらぎで「コウ(言皇)」、意味としては「声(こえ)」となる文字が入っています。これは、29歳の誕生日に桐生氏にいただいた一文字で、私のやっていること、歌、執筆、講演などの語り、は、すべてが「思いを言葉や声にして、語り伝える」ということに他ならないという想いから、自分の余計な損得勘定や名誉欲からではなく、伝えたい想いに対しての「ただ声だけになれますように」という強い祈りをこめて入れました。


過去の苦しく辛い時期、そして東日本大震災を体験後に考え、感じたすべてのこと、諸々一切を越えて、「私は、生きるほうへ行く」と決めた、決別と再生の意志をそのまま接写したような、私にとって意味の大きなものです。※クリックすると大きな写真になります。


朝霧 裕オフィシャルブログ

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3枚目は介助で同行したまぁやさんが、撮影風景を撮影♪

幾度も着替えたり車いすに座ったり床に寝たりトイレに駆け込んだり、、、と介助サポートを受けながら、このように表現活動ができる環境下に居られる、「表現活動の継続」を前提にした、生活を支える介助ヘルパーのサポートがあることの重要性についても改めて思いました。私は、この命の限り、「障害者だから」「介助が必要だから」という理由で夢を「ミニマム」に設定しなくても良いのだ、自ら諦めることはないのだ、「身体障害」が第一番ではなく、「その人が、人として何をやりたい人なのか、どんな精神性をもった人間なのか」を第一番に尊重してくれる介助ヘルパーと、あとは、良き友人との巡り合いがあれば、人は、身体障害や年齢にかかわらず、どんな身体でも、何歳からでも、きっと色々な夢が具現化できる、ということを、伝え続けます。

それを実証する為に私は私の身体を授かったんだと思う。


これからも、介護福祉従事者や障害当事者の仲間はもちろんのこと、それを越えて、日本の、世界の、だれにでも、「人・ひとり、生きることには価値がある」と、身体、こころ、どちらもをフルに使って伝えたい。

この写真たち、最終的にどうなるかは、まだ取り組む二人自身にも未知数なプロジェクトなので、

発表の機を、みなさまどうか、楽しみに待っていてくださりませ。



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この撮影風景を撮ってくださったまぁや姫も、創作舞台「虹」他で共演をした創作舞踊を踊るかたなのですが、

音楽、踊り、人物写真やアート、すべてすべてが、心と体を目いっぱい使うものだから、つながっていて、おもしろいなあ、と思います。それらには、個々、なにがしかの、「願い」や「祈り」があります。


見る人、心で触れてくださる人の生きるエナジイになるものを、大切に、発信してゆきたい。


桐生博士、まぁや姫、ありがとうございました!!


いつもありがとう☆