~車いすの歌姫~だっこのブログ


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2012年3月11日。

震災復興募金よびかけライブウラワザストリートに参加させていただきました。


「これから先、原発をどうしてゆくかを政治家にお任せではなく民意で決める」その投票の機会を設けることを

政府に要請するための署名、原発国民投票も沢山の方にご署名をいただきました。


365日。

おひとりずつにとって、どんな一年でしたか。

わたしは自分の中の生死観と向き合った年でした。

原発事故の直後、恐怖から、一度実家に帰ったまま短期間ですが精神的に動けなくなり、


「今までがこうだったんからこれからもおんなじでいいや」

という発想を 一回は 執着せずに 捨てよう というところからはじまり


どこに住みたいのか

だれと生きたいのか

何をしたいのか

何はしたくないのか

要るもの

要らないもの


内的な

整理をした後に

残ったもの


究極、天災で命を落とすとしたら


実家の家族のことをどう考えるか

介助ヘルパーたちの存在をどう考えるか

親友に 何を今日話しておくべきなのか


考えて考えて

まだこれから

変わることはあるかもしれないけれど

落としどころをある程度決めて

さいたま市に帰ってきました。


「帰ってきた」というほど帰っていたわけでもないのですが、

原発事故後、障害をもつ方々の中、自分が「あの人のような生き方がしたい」と

目指した先達たちの中にも、

海外移住する方々もたくさんいて、いろいろな、揺れ動く変化の中を、

結局のところ、

何があっても心と心の関係性がかわらなかった、ごく幾人かのともだちと

日常を日常のようにすごしました。


けれども、「TVを見ているだけで満足」という気持ちにはどうしてもなれず、

とにかく日本を子の世代につなぐことをあきらめない、という意味で、

脱原発の声をあげた方々とデモや署名活動にもできるときには参加するなど、

震災以前には知りえなかった体験も数多くして、新たな出会いも多い年になりました。


家に眠れれば感謝。

家族や友が、ただ生きていれば感謝。

今、命あることに感謝。

歌えることに、感謝。


人さまに対して「がんばれ」、「がんばろう」じゃなく。

わたし、がんばる。

ひとりずつが、それでいい。


日常を、目に触れて、手に触れて、呼吸できる世界中のすべてを

知れる世界は小さいけれど

ただ愛してゆけますように。


感謝。


ライブ主催「ウラワザストリート」のブログはこちら。募金報告も。

http://ameblo.jp/urawaza-radio/