先日は元訳聖書のことを書きましたが、今日は16世紀のヨーロッパの聖書について。。。。

 

この頃、聖書はラテン語で書かれていました。

そして、他の言葉に翻訳することは禁止されていました。

その理由として、聖書は神の言葉で高貴なものだから、誰でも読めるものはダメとか、、、、

難しいラテン語を読める人はなかなかいない・・・聖職者だけ読めた方が有利。。。とか(それってどうなの💦?)

誤訳が多く出回ってみんなが混乱することがないようにとか、、、(それだったら、せめて原語のへブル、ギリシャ語にもどせばって感じですけどっ)まぁいろいろ。

 

それで贖宥状(免罪符)の問題が発生しても、みんなは聖職者の言うことを鵜呑みにするしかなかった。

マルティン・ルターは贖宥状では人は救われない、聖書信仰に立つべきと言うけど、聖書はラテン語で書かれている。

だから聖書信仰に立つのは無理。(読めないもんっ)

そこでルターは聖書をドイツ語に翻訳!

ルターの文章はとても優れていて現在のドイツ標準語の基準となっているとか。

 

他にもティンダルと言う人が聖書を英語に翻訳。

でも、翻訳活動は異端者のすることだと批判され、処刑される(1536年)。

だけど、イギリス王の命によって1611年に発行された欽定訳聖書(KJV)の8割はティンダルが翻訳したもので、彼はKJVの父と言われる。(処刑されてから言われてもねぇ・・・)

なんだかなぁ・・・

 

すべての人に聖書を読んでもらいたいと伝道者は頑張るけど、それを邪魔するのが教会っていうのが・・・せつない(/_;)

ルターも翻訳する前から、すでに異端者扱いされ、「全ての権利を失う刑」を言い渡される(生きる権利もないってこと)。

彼の場合、ドイツの有力な諸侯、、、ザクセン候に保護されたので死なずにすんだ。

神の言葉を伝えるのって大変。。。

しかし、私も絶対に伝えたいと思うことは伝えていきたいなっ

 

下の絵は「コビティン(マルティン)・ルターの戦い」のお話の一部。

未信者のためにつくったものです。

けっこう喜んでいただけて嬉しかったです

画像が・・・本当は縦じゃないのに。。。