本日の「第六回妙恵庵の集い」には

少ない参加者でしたが

例えお一人でも百人でも変わらずに

法話をさせて貰えて少しずつですが

進歩出来ればこんな嬉しい事は

ありません。


参加者の女性に『阿字観』とは、

の冊子を読み上げて頂きました。


急にも関わらず前回の方もそうでしたが

今回の方も仏教用語が有るにも

関わらず、サラサラと読み上げて

下さいました。



法話は私は

『阿字の子が阿字のふるさと

立ち出でて  また立ち帰る

阿字のふるさと』についてを阿字観瞑想

にかけて話させて頂きました。


お手伝い下さっている浄土真宗の

高橋様からは大変に心に響くお話を

頂きました


あなたが私を忘れても


   との題名でしたので認知症の方が

奥さんの事を忘れるお話かな?と

思いましたが


①新潟のご住職のお話

      ご子息が京都の学校に行っており

      ある日、奥様が今の天気とは違う

       様子を呟いていた

       実は奥様は子息の暮らす京都の

      天気を気にかけ、呟いていた

      そうなんです。


       高橋さんも娘さんがウズベキスタンに

       海外青年協力隊として行っていた

       事で 現地の治安、地図、様子を

       書物で必死に調べていた事が

        有ったそうです。


どちらのお話も子を思う親。

でも、子供の方は  さほど親の事は

思ってはいません。



②森田しんねんさんと言う

     ご住職のお話で


     右手の平を自分の方に向けて、

     小指と親指を立て、他の三本の

      指は折ります。


そうすると親(指)は子(小指)の方を

向きますが子は親の方は見ていません。


また、③浄土真宗本願寺の和尚さんが

認知症となりながらも日々のお務めを

空でされていました。

しかしある時からお経の言葉が

出てこなくなりました。


奥様が大丈夫ですか?とお聞きに

なったら和尚は


私が阿弥陀さまを忘れても

      阿弥陀さまは私を忘れない


             と仰いました


この様にあなたが私を忘れても

私はあなたを忘れない


私たちは常に誰かを思っている

でも自身でも気がついていない


反対に気がついていないだけで

誰かが私を思ってくれている


その安心の中で生きていけたら

良いですね


という大変に心に響くお話でした


本日は高橋さん差し入れの

大変に美味しいさつま芋🍠のお菓子と


私の友人から頂いた長野の

これまた美味しい干し柿等と

山下コーヒーの炭火焙煎珈琲☕️


精進料理でお話が弾みました