「空海散歩」第五巻は2020年4月15日に
発行されました。

兵庫県加西市 宝泉寺の副住職 加古啓真さんが
送って下さいました。

全部を一気に読むのは大変ですから、
パラリと開けた所を読んだら良いですよ。

とメール頂いたので、パラリ
と開けたのが本日の、こちら。

岡山県久米郡の華蔵寺ご住職
安杉國明様の法話です

三教(さんごう)の中 経 律 論 疏 伝記ないし
詩 賦 碑 銘 卜 医 五明 所摂の教えの以て
蒙(ぼう)を発(ひら)き 物を済(すく)うべきもの
多少(そこばく)遠方に流伝せしめよ(性霊第五)

【三教に含まれる経、律、論、疏、伝記、詩賦、碑銘、占い、医学、インド学など、
学問の助けとなる資料を日本に伝えたい】

●人を動かす
    人の心が動かないことには、物事が前に
進まないことがよくあります。何かを
成そうとするとき、スムーズに物事が
進むことは少なく、貴重な反対意見もあれば、あきらかな妨害もはいります。近年、
国内の政治を見ても、世界の国家間の
やり取りを見ても、争いが絶えず、
目の前のことで右往左往しています。
しかも、その解決方法を、少なからず戦力、
権力ないし財力などに頼らざるを
得ないのが現状です。価値観の違いや
人間の弱さから、仕方のないことなのかも
しれません。
  スムーズに物事が進まない。このことは、
彼の空海上人とて同じこと、世の習いで
あります。上人が中国より日本へもたらした
ものは修業だけではなく、題目にあるように、
これだけのものを運ぶだけでも、想像を 
絶するご苦労があったに違いありません。
しかし、なぜ空海上人が、宗教に収まらない、これ程の事業を成し得たのか。それは「目的・方法」を大切に考えていたからだと思います。まず目的は「世を救う」ということ、
そして方法は「善を積む」ということです。
  空海上人は縁起を説き自他を分別しない
仏法、そして個の能力を無限に生かすことの
出来る密教は、世を救うことが出来るという
強い信念を持ち、目的の実現方法を、人の心に伝えたのです。「世を救うためにあなたの力をお使いください」と。
  空海上人は、戦力、権力、財力などに
振り回されることなく、それらの力の持つ
プラスの可能性を引き出していかれました。
道理と人を知り、清濁併せ飲み、多くのものを善へと昇華したのでした。
  地球はグローバル化して、いまや世界が
一つの国のようなものです。リーダーは、広い視野と強い信念を持って、人の心に問いかけていかなくてはなりません。
日本、あるいは日本人に私は期待しています。その時、仏法密教を伝える寺院や僧侶が、
頼られる存在でありたいと思います。
   (阿杉國明)

これを執筆されたのは少なくとも三か月以上
前かと思います。
まだ、コロナが表面化していなかった
頃だと思います。
ですが、的確ですね。

ちょっと難しい所も多々ありますが。

今、リーダーシップが乞われているのに
政府は空回りしています。

日本、あるいは日本人に期待します。
この方が仰っている様に、ダメ親でも
子供は反面教師で
成長することもあります。

日本人に生まれて幸せだと思ってきましたが、今後、地震や富士山噴火等、どこにも
逃げ場が無いですね。災害の国ですものね。
 第二次大戦も4年も続きました。
それでも先祖は頑張って来たのですから、
ここで負ける訳にはいきませんね。

リーダーシップが取れる政治家がいないなら、国民が心を一つにして艱難を凌ぐしか道はありません。まだ、中国や北朝鮮の様に自由に
物を言えず虐殺される国でなくて良かったです。
親がダメなら子供は育つから、政治がダメなら国民が頑張ろうぜ!

子守唄みたいに聞いていただければ幸いです。

中野 成将(なかのしげまさ)
ハワイ在住ミュージシャン

タイムトゥーセイグッバイ

Time to say goodbye

https://youtu.be/CDkSWZmXHcg