戸隠の中社の大鳥居の右後方にひっそりと建つ神社を発見。

立て札には
天台宗の大先達、宣澄阿闍梨(あじゃり)を祀る神社で応仁二年(1468年)
戸隠では、天台宗と真言宗の激しい法論があり其の時、宣澄は不慮の死を遂げました。

宣澄を慕う人々によって建立された神社です。

宣澄の霊を慰め、御霊の加護を願う「宣澄祭り」は修験道に深く関連した踊りとされ長野市無形重要文化財にも指定されております。

          例祭 八月十六日

と記されてありました。

神仏融合の時代には戸隠に於いて仏教はかなり盛んだったことが伺われます。

まさか、その後仏教が衰退するなどとは思いも寄らない、当時、天台と真言の激しい法論があったという歴史に思いを馳せさせられる宣澄神社でした。

右の石段を上ると宣澄神社