昨夜開演近くに椅子がどんどんと下から揺れて、吊り下がったマイクのワイヤーも揺れました。
館内放送もなかったので大して大きな地震ではなかったようですが館内は一瞬ざわざわしました。
四階が会場でしたが、ここで大きな地震があったとしても立派な建物なので千人近い観客も大丈夫だと感じました。
薄井彰子さんは院を卒業後ロータリーの奨学生としてイタリアに留学。
毎年イタリアのフェスティバルに招待されています。
昨年イタリアで一緒に演奏されたギタリストのエドアルド.カテマリオさんが参加されました。
イタリアの男性は舞台の袖に下がる時なども絵になります。
ギターはあまりよく分かりませんが、兎に角美しい響きでした。
右手のメロディーを弾く時など、砂浜をかにさんが、さわさわさわさわ歩いているような動きでしたし、目をつむって聞いていると、マルチェロマストロヤンニとソフィアローレンが出た昔の映画の港町を感じます。
もっと軽快なリズムの曲もあったら良かったと思いましたが。
薄井彰子さんは清んだ美しい声で何時もながら魅了されます。

そして、おしゃべりがとても楽しいのです。
曲の間のお話の間の取り方って大切ですよね。
口笛の世界チャンピヨンの性格の良さそうな女の子とのトリオもあって、素敵な二時間でした。
しげまさが音大を受験する際にご指導頂きましたし、その後も早くからイタリア歌曲がしげまさにあっているからとコンクールに向けてのレッスンもすすめてくださっていました。
しげまさは10年近くポップス、ロックに没頭してきましたが1年前にニューヨークにわたってからは沢山の不思議なご縁でクラシックやオペラに携わっています。
先の事は分かりませんがただただ大好きな音楽の道を真っ直ぐにすすむ事が出来る今の生活がこの上なく世界一幸福者と本人が感じているようです。
出発は薄井彰子先生のお陰です。