昨日お店に来てくださった若い女性がボランティアで
大阪に一時避難された方々のお手伝いに1週間行って
きたそうです。
今回の地震などで、再就職先が決まっていた会社から
待機して欲しいと告げられ、時間が出来たので行く事に
したそうです。
交通費も自費。スタッフが寝る所は狭い場所で寝具もあまりない
状態の所だったようですが、充実感はあったようです。
ボランティアの若者とさまざまな事を話す中で、
北欧では電力発電ではなく、風力発電に頼っている国があるんだ
そうな。
海に風車みたいなのを並べて電気を作り、それだけで十分に
まかなっているそうです。
そんな素敵な装置を作るなんてすごいと思ったら、日本人が
関わっているそうなんです。
田中優という名前を覚えておいたので、ネットで検索してみました。
小林武史という方との緊急会談がのっていました。
秋田県のMECAROという小さな会社がスパイラルマグナス
という風車を考えて、九州大学がもう作っているそうです。
海の上に風車を並べておくと勝手に蓄電して電気を
送ってくれる仕組みです。
日本は国土は狭いが、海の面積を入れると12倍にもなるそうです。
省エネもスマートグリッドを世界一進めることが出来るのは実は日本
です。
犬吠崎に風力発電を作ったらどれだけ発電できるかを以前
東京電力に調べてもらったら、東電がまかなっている電力が
全部まかなえるとの結果が出たそうです。
犬吠崎だけでです。
東電は公表しないでくださいと言ったと書かれています。
理系に弱い私としては今まで電力についてあまり考えたこと
がありませんでした。
仮に強い人がいたにしても、今回のような大変な事態になるだろうとは
誰も危惧しなかった。
諸外国との関係や国益も関わって、私達国民の責任もありますが、
その後ろには巨大な東電があっての今回の出来事です。
今、東電の下請けの作業員の方々も放射能の恐怖と闘いながら
日々がんばってくれています。
そんな時に責任問題など言えませんが、社長は体調不良で
入院。
被災され、満足な暖かいふとんで休めない人が沢山いる中、
完備された病院でぬくぬく寝ていられないでしょ!。
例え寿命が減っても、点滴しながら、這ってでも説明なり、現地
で指揮するなり、いても立ってもいられないはずでしょ!。
歴代の社長は良かったな、自分だけ貧乏くじを引いちゃったな、
って思ってるんじゃないでしょうね!
こんな大変な事態になってしまった日本を救う凄い
機会を与えられた自分なんだ、と思って動いたとしたら、
どんなにか良い人生だったことでしょうに。
前述の彼女が言ってました。
「今まで、人が生まれてくるのは、この世で何をするためなんだろう?
と考えてきましたが、人は子供を作るためというのもあるけど、
もっと大事な、じぶんは後世の人のために何をすればいいんだろう、
何を残せるんだろう、と考えるようになりました。」と言ってました。
今、若者が頑張っています。仕事もままならなくても、自分の
出来る事は何か、と考え、動いています。
毎月ちゃんと年金が入る老人はそんな若者のために邪魔に
ならないように、助けていきたい。
福島原発も廃炉にするに、30年かかるそうですね。
次第に風化されないように、ずっとずっと、私達は色々勉強して、
声を上げ続け、未来の人々の安全を守っていかなければ
なりません。