今夜は散歩の係りのお兄さんが遅いので、外犬のさんちゃんが
寂しいと言って鳴いていました。
冷たい雨も降って、私の心も寒いので、サンちゃんを家の中に入れて一緒に寝ました。
40年近く昔、山岳会に入っていた頃、夜行列車での山行の際、大勢の山男、山女で溢れ、
床に寝て、新聞紙に包まって皆で寝ました。
電気も消してくれます。途中駅員さんが何度か見回りに来てくれましたが、
変な輩も出没せずに明け方、日の昇る前に駅に到着。
暗い中を登って途中で日が昇る様子が見られ、感動ものの景色でした。
その事を思い出しながら、新聞紙に包まってみました。
さんちゃんにも掛けて上げました。
さんちゃんは、ピトッと、お腹にくっついてきます。
あごがあたるところが一番温かく感じます。
遠赤外線を放出しています。
癒されます。
心が寂しい時には動物と寝るのが一番ですね。
今、韓国岳という山で迷子になっている小学5年生、どんなにか心細い事だろうか。
狸か狐の子でも来て暖めてくれたら良いのにと考えながらいたら、散歩係りのお兄さんが
帰ってきました。
さんちゃんは最高に嬉しそうな泣き声で歓迎。
お兄さんはホームレスかとビックリしたみたいでした。
そう、ホームレスの人も犬を飼っていたら心強いでしょうね。
小学生の頃、親に叱られて、暗くなっても家に戻らない私を
大騒ぎになって皆が探していたら、犬小屋で寝ていたと言う事もありました。
犬は頼りになるし、気持ちを分かってくれて、慰めてくれます。
今、さんちゃんは散歩も行って、食事も済んで、外の小屋に戻りました。
さんちゃんも、私を慰めて、ひと仕事すんで満足して眠りに就くことでしょう。