今日は入り込めたので、急ぎ打ちます。
高野山の事を少し書きます。
4年前の今頃、一本のラジオ番組から
「この度、高野山大学に新しくスピリチュアルケア学科が新設されました」
と流れました。
「へー、高野山に大学があったんだ」
と思い、パンフレットを取り寄せました。
次の年は間に合いませんでしたが、
夏のオープンスクールを経て受験。
四月より3回生に編入しました。
10年続いたカンタータを閉めていくには
それなりの理由があったのですが、とにかく入学。
小さいけど良い大学でした。
寺院の子息が多く、密教学科はもちろん、文学部、
日本語学科、福祉学科等あり、個性的な学生が多かったです。
勉強の方も頭のいい子から、それなりまで、様々。
でも人間的には、優しい子が多かったようです。
また学年を経る毎に落ち着いて、しっかりした考えに成長していく様子が見られました。
初めに住まいとした所は、石楠花寮という女子寮に入ることができました。
ワンルームマンション形式でゆったりしており、ガス台も広く、お風呂も付いていました。
それで二万円ちょっとです。
隣室には、同年輩の方が入り、時々ご飯や、お茶に行き来しました。
その人は、のちに大学院の方に入りなおしましたが、はじめ、別科という短期間に僧侶になるコースに入学。
弘法大師空海について造詣が深く、密教、仏教についての知識に乏しい私とは大違い。
寮の掃除当番のときには、六時から朝勤行に臨み、共同の場所の掃除があり、行事のときには食事を若い学生
と準備したり、門限があったりで、楽しかったり、面倒くさかったり。
隣室の彼女のお陰で、密教、仏教に関しての話を部屋でしたり若い学生と同じ気持ちで熱く学びました。
スピリチュアルケア学科は、医療関係の学び、精神的な学び、病院実習などあり、今振り返ってみてもよく
付いていけたと感じます。
仏教の大学に入り、やはりキリスト教的な結びつきより、仏教と結びついたスピリチュアルケアが必要だと感じ
僧侶の資格を取りたいと思いました。
学科以外に取得しなければならない勉強が多く大変でしたが、隣室の彼女の影響力が大きく、いい意味での
ライバル心をこの年で持てたのは、良かったと思います。
、
必要な時、必要な人と、遭うようになっているのだと感じましたし、
その後高野山内で何回か引っ越し、縁あるお寺にも巡りあい、多くの人とご縁を結んできましたが、
振り返ってみると、一本のラジオ、女子寮の彼女、親王院の方々、と、その都度、必要な、遭うべき人に遭えました。
人は、必要な時、必要な人に逢えると感じました。
やはり導かれていくのでしょう。
次回、パソコンの調子がいい時また書きます。