14年くらい前になるのだろうか、我が家に留学生がやってきた。
インドネシア、ジャカルタ市からの女子高校生だった。
その頃我が家は渋谷区神宮前にあり
留学生は近くの青山学院高校へ一年間通った。
帰国してからも幾度かあっていた。
そのAntyからの電話。
11月に子ども生まれるよ。必ず来てね。
今、家建てている、部屋たくさんあります。
パパとママの部屋もあるよ。
おーっ、それは嬉しいね。
それとパパ、プールもあるよ、パパプールすきでしょ。
おーはいはい、Antyよく知ってるね。
ということで、来年あたりはジャカルタあたりで、ゴロゴロしてるかも・・・。
あの頃私はよくアジアを旅していた。
バングラデッシュ、ミャンマー【ビルマと言いたいのだが】、
中国に建設中だった三峡ダムには数度行った。
子どもたちの目が、いずれの国の子も皆、光り輝いていた。
この国はどうしたというのだろう?
どこかで、間違ってしまったのだろうか?
今この国は、発展途上国になってしまった。
はっきり言いきると、発展する気があるのかどうかさえ定かでない。
でもね、どんな環境にあっても人間には可能性があるんだよ。
人間はね、イメージできるんだよ。
夢を描けるんだよ。想像できるんだよ。これって凄いことなんだよ。
そう、だから俺らはいつも発展途上国のあの子らの目の輝きを持つんだ。