2020/12/30(水曜)「餅つき」の想い出・・・ | カフェ点のブログ/福井片町/洋生焼き菓子・クッキー・チョコレート製造販売・カフェ/日曜・祝日定休 営業11:00~20:00

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福井銀行本店さんの後、徒歩1分の所(西側・片町)にあるカフェ点です。近辺にコインパーキング(有料)があります。
お勘定が税別で¥900以上のお客様にはコインお車1台に(¥100)1個差し上げます。出来事などを気ままに書かせていただきます

今日は福井も午後には

凄い風で閉めてあるシャッターが

ガタガタ音を立てて揺れていました

 

昨日の仕込みの仕上げが

一段落したので 

毎日回収に来るため外に出してある

「ダストボックス」を

片付けようと外に出たのですが

見当たらないのです

 

探してもないので半分諦めていたら

隣の奥さんが道路に転がっていた「ボックス」を

家の中へ預かっていてくれたのでした

 

さて!

今日で

仕事納めです!

 

 

 

 

 

 

あとは「餅つき」と

妻が大好きだった「昆布巻き」と

「煮しめ」を作る予定です

 

 

「餅つき」と言っても

今は機械がするので楽ですが

 

 

昔は「臼と杵」で全て人力ですから

大変でした

 

 

「餅つき」をする度 僕には

お想い出すことがあります

 

それは子供の頃

実家では

12月28日が「餅つきの日」と決まっていたのです

 

(毎月の28日は

我が家では特別な日で

父親が「28日様」と言っていたのです)

 

 

毎年その日は楽しみで

母親が夜中の1時頃に起き出して

「囲炉裏」に火を付け

餅米を蒸すお湯を沸かし始めます

 

そこで

僕も眠たい目を擦りながら

母の横に座ってその様子を見ていました

 

米が蒸し上がる頃には

父親も兄(長兄)も起きてきて

杵と臼での「餅つき」が始まるのです

 

昔は「白餅」「小米餅」「豆餅」「よもぎ餅」など

沢山の「餅」を夜中の2時頃から

午後の2時、3時頃までかかって

いろんな「餅」を沢山「なん臼」もついたのです

 

朝の8時頃になると

つきたての餅を

臼の横で母親が小さくちぎって

大根おろしを沢山入れたどんぶりを持つていくと

そのどんぶりの中へ

母親が入れてくれるのです

 

このおろし餅が

とっても美味しいんです!!

大好きでした^^

 

 

 

 

餅つきは重労働で

大変なんですよー

 

僕が中学生になった頃

母親が臼とり役だったので

僕に「餅を一度つかんとアカン」と言うのです

(臼取り=臼の横で手で餅を返したりまとめたりする役・これも手が熱いのです)

 

イヤイヤながら僕はついたのですが

途中で辛くなつて

「もういいやろ? 」と母親に言っても

「まだアカン!」と言われ

ヘロヘロになった頃 ようやく

「ん~・・・ こんでいいか・・」とやっと許可が下りるのです

 

大きな杵で杵だけでも重いのに

それを振り上げて

力一杯振り下ろさなければいけないんですから

 

手がだるくなって握力も無くなつてくるし

力が入らなくなってしまうのです

(餅は大好きですが つくのは嫌いでした^^)

 

父親が高齢になってからは

ほとんど兄が一人でついていました

兄は筋骨隆々で

軽々となん臼もついていました

 

長兄は僕より14才上で

その頃は実家の大黒柱で

学生カバンや学生服なども全部

兄が買ってきてくれました

 

中学の修学旅行の前夜も

学生服を買ってきてくれて

「もう眠ったんか?」と言いながらそっと部屋に入ってきて

僕の枕元にそっと置いてくれた

優しい兄でした

(僕は嬉しくて眠れずに目をつむっていただけですが・・・)

 

 

 

そんな優しい兄も

10数年前に他界しました

 

兄が亡くなったときは

両親よりも辛くて悲しかったのを覚えています

 

 

いろんな想い出が詰まった

暮れの「餅つき」です