「あのさ、隆史、私に話があるって言ってたでしょ。実は私も隆史に話があるの」
真理恵から話、なんか嫌な予感がする。きっとオレが周りの人に振り回されているってことに対して、何か言いたいことがあるんじゃないかな。覚悟をして聞かねば。
「隆史、今日カフェ・シェリーに行ったんでしょ。私のこと、何か言ってなかった?」
「えっ!?」
マスターやのりこさんからは何も聞いてない。オレは首を横に降った。
「実はね、私この前久しぶりにカフェ・シェリーに行ったんだ。ちょっと思うことがあって。それでシェリー・ブレンドに答えを聞きたくてね」
「ど、どんなことなんだい?」
話をしている間、オレの左手と真理恵の右手はつながったまま。それをさらに大きく振って、真理恵は話を続ける。まるで何かをごまかすかのようにも感じた。
「私、隆史に甘えすぎてたのかなーって思って」
「オレに甘えすぎていた?」
どういうことだ?これは予想もしなかった言葉だ。
「隆史って周りの人からすごく頼られてるじゃない。お金にもならないのに、人のために動き回って。でも、それが回り回って商売にも結びついてるし。いつもすごいなーって思ってるの。でもね…」
そこで動きが止まった。
〜おしらせ〜
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